2011年4月25日月曜日

限界産業

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限界産業になった出版業界 


年間売上 2兆円 


百貨店 6兆円 


トヨタ 20兆円



http://news.goo.ne.jp/article/facta/sports/20091007-01-00-facta.html


年間売上高2兆円割れ! 「限界産業」になった出版業界

ファクタ2009年10月7日(水)07:00
出版科学研究所によると、09年上半期の出版業界の売上高は9887億円で、前年同期より4%減少した。上半期としては初めての1兆円割れだ。
内訳を見ると、書籍が4581億円で同2.7%減。雑誌が5305億円で同5.2%減と、雑誌の落ち込みが目立つ。このうち月刊誌(4105億円)が4.6%の減少だったのに対し、週刊誌(1201億円)は7.1%減と衰退が顕著。休刊は119誌と過去最多を記録した。一方、書籍は新刊点数こそ4万79点と同4.3%増だが、売上高は3期連続のマイナス。返本率は39%にまで上昇した。出版業界では「年間売上高が2兆円を割り込むと業界全体が採算分岐点を下回り、『限界産業』になる」と囁かれてきた。上半期1兆円割れで、まさにその懸念が現実になってきた。年間2兆円割れは88年以来で、市場規模が21年前の水準にまで縮小することになる。
特に若年層の活字離れが痛い。今年8月の日経産業地域研究所の調査(全国の20代から60代の男女1千人を対象)によると、1カ月間の書籍・雑誌購入費は全世代では2386円。意外なことに06年9月の前回調査(2299円)より3.8%増えている。これは40代が3205円と33.5%増え、60代も2325円と20%増、50代が5.7%増の2120円と、中高年層が購入額を増やした結果。逆に30代は2205円で16.1%減、20代は2087円で14.9%減と2ケタの減少になった。
1年間に読んだ書籍・雑誌の数では、06年は「10冊以上50冊未満」が最も多く、全体の49.8%とほぼ半数を占めたが、今回の調査では「1冊以上10冊未満」が47.8%で一番多く、「10冊以上50冊未満」は32.3%に減少した。「50冊以上」は、30代では12.5%と前回より5.1ポイント減少、20代に至っては7.0%と1割にも満たず、前回より12.3ポイントも落ちた。この2年間に若者が雑誌や書籍から急速に離れた様子を如実に物語っている。
(月刊『FACTA』2009年10月号、9月20日発行)

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