2013年11月17日日曜日

アタラクシア

今の世の中、アタラクシアの傾向が強い。

 エピクロス派の論者はエピクロス、ルクレティウスなどだ。エピクロス派の倫理思想は快楽主義である。快楽は善であるが、快楽ならばすべて求めてよいというわけではない。 なぜならある種の快楽は苦痛をもたらすからである。 したがって最大の快楽とは、苦痛のない状態である。騒然とした政治社会に背を向け、親しい者だけの小さな集団の中で心安ら かに生きること(アタラクシア)を人生の幸福であると考えた。エピクロスは、デモクリトスの原子論的を採用し、この世に存在するものは 物体と空虚のみであると断じた徹底した唯物論者であった。 したがって死も恐れる必要はないと説いた。


しかし、アタラクシアを維持するには、政治を無視できない。


カースト制度、アパルトヘイトなどの隔離社会を解放することと、ソーラーベースのリサイクル型社会を構築することの両方が必要だ。

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