2015年5月9日土曜日

自動車

業界再編?


[東京 9日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T: 株価ニュースレポート)とマツダ(7261.T: 株価ニュースレポート)は、環境技術における提携分野を拡大する方向で検討している。複数の関係筋が9日、ロイターに明らかにした。マツダはこれまでトヨタからハイブリッド車(HV)技術の提供を受けてきたが、新たに燃料電池車(FCV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの技術にも提携を広げる。トヨタにはエンジン車の低燃費技術を供与する。
両社がそれぞれ強みとする最先端の環境技術を相互に活用することで、開発費用の負担を軽減。開発スピードの迅速化を図る。世界各国で環境規制が厳しくなる中、激化する開発競争で優位に立ちたい考えだ。
複数の関係筋によると、トヨタはマツダに対し、次世代エコカーの本命とされる水素を燃料として走るFCVや、家庭の電源から充電できるPHVの関連技術などを提供。
マツダはトヨタに「スカイアクティブ」と呼ぶ高出力で低燃費が実現できるディーゼルエンジンやガソリンエンジン技術などの供与を検討している。

マツダは水面下で独自にFCVの研究開発を進めていたが、企業規模の小さいマツダ単独で対応するのは難しいと判断。世界で初めてFCVの量販車を送り出したトヨタと組むことで開発負担を減らし、次世代車での競争で勝ち残りを目指す。   続く...

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