2015年5月4日月曜日

二項対立の解消

ファストか、スローか?

適当なポイントを見つける。


・二項対立の解消

・科学から空想へ、空想から科学へ

 二項対立の多元論化を行い、トレードオフの調整、最適値の発見をしていくシステム論的方法を取ることが重要だ。このような二項対立の解決は白黒を決めるというよりも最適なトレードオフを見つけることである。二項対立をを多元論化して、そのグラデーションの中から最適値を見つけることが衝突を避ける手段になる。最適値自体も時と場合により変わる。よって、そのカギは柔軟さだ。いわゆる、フレキシビリティー、フィージビリティだ。硬直の逆のコンセプトだ。両方のバランスをいかにして取るかがカギだ。全体を見る人は両方を理解できなければならない。両者を二律背反として捉えるのではなく、バリアをはずし相補的なものだと捉えるべきだ。世界は正義と悪のような単純な二元論で成立してはいない。


・二項対立の例

正義 - 悪
勝 - 負
秩序 - 混沌
規律 - 自由
単一性 - 多様性
線形 - 非線形
硬直性 - 柔軟性
静的 - 動的
保守 - 革新
科学的 - オカルト的
西洋医学 - 東洋医学
扶助 - 自助
20世紀型 - 21世紀型


リダクショニズム - ホーリズム
マネードリブンシステム - イベントドリブンシステム
ハイアラーキー - ウェブ
ホールセールポリティクス - リーテイルポリティクス
ブロードキャスティング - コミュニケーション
パーティ - グラスルーツ
ディペンダント - インディペンダント
グループ - インディビジュアル
クローズシステム - オープンシステム
ルールダム - フリーダム
ルーチン - クリエイティブ
オーダー - カオス
スタティック - ダイナミック

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