2015年7月3日金曜日

ユーロの景気

[ロンドン 3日 ロイター] - マークイットが発表した6月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)改定値は、製造業とサービス部門を合わせた総合指数が54.2と、2011年5月以来の高水準だった。ギリシャのユーロ離脱懸念が浮上しているものの、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和が寄与した。
速報値は54.1、前月は53.6だった。
サービス部門PMI改定値は54.4。速報値は54.4、前月は53.8だった。
マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「月後半にギリシャ危機がエスカレートしたが、改定値は速報値を若干上回った。これまでのところ、実体経済への影響が軽微であることを示している」と指摘した。
ただ、企業の値下げは続いている。産出価格指数は49.4で、前月と速報値の49.5を下回った。
サービス部門の雇用指数は52.2と、2011年半ば以降で2番目の高水準となった。

マークイットは第2・四半期の経済成長率が0.4%になるとの見通しを示した。先月のロイター調査でも同様の予想が示されている。

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