2015年9月22日火曜日

オートマトンなど@紅楼夢

オートマトン(automaton)とは、入力に対して内部の状況に応じた処理を行った結果を出力する仮想的な自動機械の概念です。 オートマトンのうち、状態の個数と入力の個数が有限個の場合を有限オートマトンといいます。 処理に伴い、内部の状態が変化する(遷移といいます)ので、同じ入力でも異なる処理、異なる出力になります。


自律エージェント(Autonomous Agent)とは、何らかの環境におかれたシステムであり、その環境を感知し、自身の内的方針に従って行動する存在。 内的方針とは一種の衝動である(あるいはプログラムされた目的/目標)。 エージェントは環境に変化を与えるよう行動し、それによって後に感知される環境に影響を与える。


自己複製(英: Self-replication)は、何らかの事物がそれ自身の複製を作る過程である。細胞は適当な条件が整うと、細胞分裂による複製を行う。細胞分裂において、DNAが複製され、生殖に際してはそれが子に転送される。ウイルスも複製されるが、細胞に感染して細胞の持つ生殖機構に指令を出すことでのみ複製可能である。コンピュータウイルスは、コンピュータに備わっているハードウェアやソフトウェアを使って複製を作る。ミームは人間の精神や文化を一種の生殖機構として利用して複製を作る。


ミーム(meme)とは、人々の間で心から心へとコピーされる情報のことであり、社会・文化を形成する様々な情報として分析される[1]。例えば、習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報である[2]。
あらゆる情報はマスメディアや会話、本、人々の振る舞い、儀式等によって心から心へとコピーされていくが、そのプロセスを分析するため、それらの情報をミームとして定義し、分析することにこの概念の意義がある(ミームとは何かという定義は論者によって幅がある)。ミームを研究する学問はミーム学(Memetics)と呼ばれる。
ミームは遺伝子との類推から生まれた概念である。それは、情報が「進化」する仕組みを、遺伝子が進化する仕組みとの類推で考察できるということである。つまり遺伝子が生物を形成する情報であるように、ミームは文化を形成する情報である。遺伝子は子孫へコピーされる生物学的情報であるが、ミームは人から人へコピーされる文化的情報である。遺伝子が「進化」するように、ミームも「進化」しており、それによって文化が形成されていく。

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