2016年7月31日日曜日

産業のシステム化

世界公社

http://sekaikousha.blogspot.jp/


トータル的なシステム開発です。

ディー・エヌ・エーの田中慎也さんは「1社だけでできることも限られる。広く協力して日本発で世界に先駆けたことをやっていきたい」

NHKニュース
人工知能やIoTの先進事業を選定 重点的に支援へ #nhk_news http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160731/k10010615911000.html …


青柳洋介@バードマン出版: 産業のシステム化 http://ayosuke.blogspot.com/2016/07/blog-post_45.html?spref=tw …


ディー・エヌ・エーが中心となって、何システムを開発するの?


アマゾンは配給所のトータルシステムを開発し続けている。

アマゾンに対抗するのは至難の技です。


ソフトバンクは、設計所、製造所のトータルシステムを開発しようとしている。

ソフトバンク(出資) -> モバイル(元締め) -> 装置の設計会社(ホンダなど) -> 装置の製造工場 -> 部品の設計会社(ARMなど) -> 部品の製造工場


スマートロボット(装置)、AI(基本ソフト)、IoTデバイス(部品)

スマートロボット=モバイル(元締め、キーパーソン)

電機と自動車の合体です。

スマートロボット(自動走行車)にスマートフォン(人工知能)を搭載する。


イノベーション

 イノベーションのコンセプトは農業、林業、漁業、工業、サイエンス、アート、市民生活などを、有機的にアマルガメイトすることとする。

 ガイアには機械も含まれる。地球生命体には無機物も含まれる。空気や水がなかったら、生命は死滅する。よって、大気循環、水の循環なども生きているものとして捉える。機械もその一部だ。ガイア、地球生命体思想とはこのような考え方だ。
 機械を考える上でのニューコンセプトはErgoMechaTronics(人間機械電子工学)だ。機械とのインターフェースは人間的である。構造部分は機械である。コントローラは電子である。そして、これを一歩進めたコンセプトはLifeMechaTronics(生命機械電子工学)だ。生命に優しい電子機器を創る。ユニバーサルデザインは汎用的なデザイン、広く通用するデザインであるが、少し意味が明確でない。よって、LifeSystemDesign(生命システムデザイン)により、生命に優しいシステムを設計する。

機械もガイアに含まれる

 雇用・労働モデルは上:中:下=1:8:1の正規分布、つまり、ガウス分布が望ましいのではないかと考えている。そのようなモデルを構築して、適正競争下で報酬をガウス分布に従うように経済モデルを創る。税制、雇用(定年なども考慮する)、賃金、報酬などのモデルを再構築する。


・経済原理不等式

人流(脳力)>情報流(知力)>物流(体力)>金流(血液)

人流は個人とパートナーシップの脳力によって決まる。情報流はブロードキャスト、コミュニケーション、マスメディア、インディーズメディアなどが作る。物流はシステムデザインとロジスティクスがカナメである。金流はインフラである。マネタリーシステムは安定化が重要だ。

 急激なグローバリズムの結果、個の権利、義務、責任を明確にすることが求められている。合意を形成するにしても、関係者個々が責任ある議論をして、問題解決案が策定できる。今までは、なんとなく、みんなでやってきた。そして、問題が発生すると、責任転嫁、あるいは、連帯責任で、責任の所在を誤魔化してきた。個々の役割を明確化して、個々がそれに対応する権利、義務、責任を果たし、関係者で協力することこそ、真の意味でのチームワークである。
 なんとなく、みんなでやりましょう。頑張りましょう。役割や責任はあいまいにしたままで。このような方法論はムリ、ムダ、ムラを発生させる。なおかつ、権限委譲を行わなければ、些細な問題から大きな問題まで、トップの判断になってしまう。権限委譲された側が責任を持って判断すればよい。トップはそれを承認するのみで問題ない。グローバルで、健全化すべきシステムのアイテムを共有する。 そして、トレードオフ問題として捉える。
 現代の開拓団はシステマティックに行う。システム化に際しての根本はベースシステムは国際標準でありアプリケーションシステムは当事国標準である。革命、闘争よりも、システムの健全化というコンセプトで、新資本主義システムを構築する。グローバルで、健全化すべきシステムのアイテムを共有する。そして、トレードオフ問題として捉える。

例) 治安維持システムの健全化

フリーダムとルールダム、カオスとオーダーのような二項対立概念を、適切なポイントへと移行する為のシステムのトレードオフ問題である。以下は、健全化すべきインフラシステムのアイテムだ。

・基礎インフラ(緊急支援)

・治安維持システム
・給水、給食、医療システム
・選挙システム

・インフラ展開(当事国の制度改革の支援)

・電力需給システム
・物流交通システム
・通信放送システム
・水道光熱供給システム
・食料供給システム
・医療システム
・法治システム
・教育システム
・金融システム
・市場システム
・農業システム
・気象システム
・経営労働システム
・環境保護システム
・資源管理システム
・・・
・・・

 以下はトレードオフのキーワードである。

維持(サステナビリティ)、公正(フェア)、公開(オープン)、正直(オネスト)、安定(スタビリティ)、安全(セイフティ)、機会均等(チャンス・イコーリティ)、標準(スタンダード)、危機管理(リスクマネジメント)、柔らか(ソフト)、柔軟性(フィージビリティ)、融合(アマルガメーション)、共生(シンビオシス)、グローバル、ローカル、信用、信頼、協力、パートナーシップ、互恵、品質管理、公私、再生(リサイクル)、、、

・バイオ燃料(食料とのトレードオフ)
基本は、生き物が優先、余剰を機械が食べる。

・水素燃料(量的な問題がある)
洋上発電のエネルギーを水素燃料に変換する方法などがあるようだ。

・旧燃料(遅かれ早かれ枯渇する)
化石燃料、原子力など

第三次産業革命と水素エンジンジェット

 経営の核はコーポレートガバナンスと倫理であり、経営の基本は人と環境と開発であり、そして、その精神とはグローバル・コーポレート・シチズンシップである。株主から、ステークホルダー(利害関係者)へ、そして、グローバル・コーポレート・シチズンシップへ。つまり、世界中の人々、ひとりひとりがグローバルで関連している。そして、ひとりひとりが率先して、協力関係を築き、その精神を実践していく。


ガイアビオトープ

 ビオトープは野生動植物が共存共栄できる安定した場所だ。通常は、国際宇宙ステーションなど限定的な生態系のことを指す。だが、ガイア自体もビオトープだ。現時点で、ガイアの安定状態を超えるような環境負荷がかかっている。つまり、ビオトープの汚染の度合いが大きくなって、ビオトープのフィルタリング機能が不全を起こしかけている。地球誕生以来、ひとつの種(人類)がビオトープの状態をこれほど短い期間で激変させたことはなかったはずだ。人類は自身のことをホモサピエンス、つまり、知性人、叡知人と命名したが、ヤハウェ、ゴッド、アッラー、ブラフマン、コスモスなどから見れば、果たして、ホモサピエンスか? 自滅しつつある裸のサルではないか?
 人類が食物連鎖の頂点にいるというような狭量な見方をしている以上、人類は裸のサルに過ぎない。われわれは、ガイア、つまり、地球生命体の中のひとつの種に過ぎない。階層構造的な食物連鎖というとらえ方に誤りがある。正しくは食物循環だ。われわれはガイアビオトープの一員に過ぎない。つまり、ソーラーシステムの下、植物が光合成をして、栄養素などを生産している。そして、動物がそれを食べている。その動物も死ねば、また食物循環の輪の中に戻るという意味だ。仏教では、この仕組みを輪廻転生と呼んでいる。
 脳は、爬虫類脳は野生(食欲、性欲、縄張り争いなど)に関わる。哺乳類脳は母性、父性(子育てなど)に関わる。人類脳(知性、感性など)は大脳皮質の特質だ。人類の特徴は大脳皮質が極端に発達していることだ。いずれにしろ、ガイアのサバイバルのためには大脳皮質の進化が必要だ。ハードウェア的な意味ではなくて、ソフトウェア的な進化が必要だ。よって、クリエイティブな教育が重要である。ガイアの激変に対応できるような柔軟で創造的な脳が必要だ。そのことを、ソフトウェアDNA、智慧などと呼んでいる。そして、人類を特徴付ける最大の点は二足歩行と言葉だ。人類ほど安定して二足歩行ができる動物はいない。人類ほど多様な言葉を使用する動物もいない。肉体的な構造である二足歩行、発達した脳の特徴である言葉がサバイバルのためのカギである。

すべてをできるかぎり単純にしなさい。しかし単純にしすぎないように 
- アルバート・アインシュタイン

金しか作らないビジネスは不毛な類のビジネスだ
- ヘンリー・フォード

正しいことをすれば、時代は必ず正しい方向へ進む
- マーチン・ルーサー・キング・ジュニア

 エコシステムはエコノミーシステム(経済系)とエコロジーシステム(生態系)で構成される。自然界は天気のシステムに連動した生態系に依存している。ここがカギである。つまり、人がガイアに意図的に介入することにより、ガイアを持続可能な系として維持していく。これこそが、エコノミーシステムである。人の知恵が種の絶滅などを防ぐように、ガイアを全生命のための共生システムとして維持することだ。これは、ある意味において、神の領域への挑戦である。この共生システムを準ディバインシステムと呼んでいる。
 エコノミーシステムとエコロジーシステムをバランスよく維持していくことで、神の世界に人類の意図を組み込んだほうが全生命のサバイバルの可能性が高まる。神への挑戦だ。エコシステムを構築するにあたって、重要なシステムはソーラーシステムだ。 なお、国際宇宙ステーションはガイアを観測、診断するシステムとして活用すべきである。月や火星への移住などを考えるよりも、宇宙の観測、ソーラーシステムの観測に留めるべきである。

注)
 光合成をしているのは枝葉末端だ。食物連鎖とは光合成してできた栄養素を動物が食べることだ。機械文明が起こって、人類は化石燃料、地熱、ウランなども使ってきた。今や、太陽光、風力、水力などがソーラーシステムでエネルギーを生産している。エネルギー生産は化石燃料ベースからソーラーシステムベースのリアルタイムシステムへと変わりつつある。そして、食物連鎖というよりも食物循環である。人類が食物連鎖の頂点にいるというのは誤りであり、人類も死ねばガイアに還元される。
 早めの手当てこそ、医療の原則である。温暖化問題というより、ガイアの健康化という観点が大事だ。その中に、軍縮、温暖化ガス排出削減、環境保護などがある。つまり、ガイアのエコシステムを改善することが目標である。サステナビリティを実現するにはディベロップメント(開発)、メインテナンス(維持・保守・点検など)、リディベロップメント(再開発)の循環が必要だ。

・世界の首脳へ

1.航空網の再開発
2.鉄道網の再開発
3.道路網の再開発

 グローバル交通・物流網、グローバル情報網の開発は共通利益である。最適化、効率化はグローバルレベルで検討すべきだ。アドホック開発から、グローバル開発へ。つまり、温暖化問題と連動しているはずだ。

世界の首脳へ
「現金・預金」の特徴は安全性が高いことだ。

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