2020年6月7日日曜日

スペイン風邪とコロナ

現代社会だから、新型コロナはかなり抑制されている?
ワクチンができれば、さらに抑制される?
今年、米国で大流行したインフルエンザは何ですか?
スペイン風邪は多くの人が感染して免疫力を獲得したから終息した?
新型コロナはどうやって終息するの?
インフルエンザもコロナもウイルスだが性質が違う。
コロナはいまだに拡大中です。防疫体制を緩和したら急拡大するのでは?

全米で猛威をふるうインフルエンザが新型コロナウイルスより感染力が強く感染者数も多い理由
2020.02.25

米でインフルエンザが猛威、死者1万人超
世界中の関心は「新型コロナウイルス」に集まっているが、米国ではインフルエンザが猛威を振るっていることも忘れてはならない。

米疾病対策センター(CDC)の発表によると、2019/20年のインフルエンザシーズン中、1月25日までに少なくとも1900万人がインフルエンザに罹り、このうち18万人が入院し、死亡者数は1万人を超えた。

さらに、2月8日現在では、感染者数は2600万人となり、25万人が入院し、死亡者数は1万4,000人に上る(CDC発行の「Weekly U.S. Influenza Surveillance Report」より)。


Q:大正時代の「スペインかぜ」では流行の第2波、第3波があったと聞きます。今回も似たようなことは考えられるのでしょうか?

まず、「スペインかぜ」は「インフルエンザ」です。今から100年あまり前の1918年から世界的に流行しました。当時の「新型インフルエンザ」でした。



WHOによりますと、当時の世界人口のおよそ4分の1にあたる5億人が感染し、4000万人が死亡したと推定されています。



世界的な流行は1918年の春ごろから起きて、その年の秋に第2波。翌年の初めから第3波が起きるなど世界中で大きな流行を繰り返しました。



日本国内でも流行が3度あり、およそ39万人が死亡したとされています。第1波での死者が最も多かったんですが、致死率が最も高かったのは第2波でした。

今回はどうなるのか、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授に聞きました。



濱田教授は「新型コロナウイルスがスペインかぜと同じような流行の仕方をするのか断言できないが、今後も流行を繰り返す可能性は高い」と指摘しています。



現在の感染が落ち着いても、ことし(2020年)の秋以降に大きな流行が起きるおそれがあるということです。
また、その前でも緊急事態宣言が解除された場合に多くの人が移動したり、各国からの渡航制限が解除されて感染が収まらない海外からウイルスが持ち込まれたりすることで、流行が起きるおそれがあるとしています。


世界の感染者689万7225人 死者39万9789人 新型コロナ
2020年6月7日 15時30分

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間の7日午後3時時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で689万7225人で、亡くなった人は39万9789人となっています。

このうち感染者が最も多いのは
▽アメリカで192万61人、
次いで
▽ブラジルが67万2846人、
▽ロシアが45万8102人、
▽イギリスが28万6294人、
▽インドが24万7040人
▽スペインが24万1310人となっています。

一方、
亡くなった人が最も多いのも
▽アメリカで10万9802人、
次いで
▽イギリスが4万548人、
▽ブラジルが3万5930人、
▽イタリアが3万3846人、
▽フランスが2万9145人、
▽スペインが2万7135人となっています。

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