2015年5月20日水曜日

市場の胴元


自由市場?

市場の胴元はだれ?


[ニューヨーク 19日 ロイター] - 19日のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。予想外に強かった4月の米住宅指標でドルが上伸したほか、欧州中銀(ECB)がユーロ圏国債利回りを押し下げインフレ率を高めるため一段の措置を講じる方針を示唆したことで、ユーロに対してドルが買われた。
4月の米住宅着工件数が7年5か月ぶりの高水準となったことで、ユーロ/ドルEUR=EBSは約2週間ぶり安値で1.74%安の1.11185ドルに下落。終盤は1.42%安の1.1154ドルで取引されている。
ECBのクーレ専務理事は欧州の取引時間帯に、7月と8月は市場の流動性が低下するため、5月と6月に国債買い入れを増やすと発言。ユーロ/ドルの売り材料となった。
クーレ理事はまた、最近のユーロ圏国債市場の下落は通常の修正の範囲内だが、そのペースの速さが懸念材料だとも述べた。
一方、ECBのノワイエ理事(フランス中銀総裁)は、ECBはインフレターゲットを達成するためさらなる措置を講じる用意があると発言した。
これらの発言についてアルタナ・ハード・カレンシー・ファンド(ロンドン)のポートフォリオ・マネジャー、イアン・ガナー氏は「国債利回り低下とユーロ安をもたらしたECBの量的緩和策(QE)の巻き戻しが起こることに対して、ECBが好ましく思っていないという初めてのサインだ」との見方を示した。
ドル/円は0.62%高の120.72円に上昇。4月13日以来の高値を付けた。

シティ(ニューヨーク)でアメリカズ・G10・FX・ストラテジー部門責任者を務めるリチャード・コキノス氏は、強い内容となった米住宅指標について「米経済成長見通しにとってはいいニュースだ」としたうえで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを行うには、消費が強まっているという証拠がもっと必要だと指摘した。   続く...

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