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2015年10月13日火曜日

ロハス@紅楼夢

LOHASロハスローハス)とは、英語の「lifestyles ohealth and sustainability」(健康持続可能性の、またこれを重視する生活様式)の略。健康環境問題に関心の高い人々のライフスタイルを営利活動に結びつけるために生み出されたマーケティング用語である。
1998年アメリカ合衆国造語され、日本では2004年頃からライフスタイルを表現する言葉として注目されたが、現在は定義が曖昧なバズワードの一つとして扱われている。定義の曖昧さを逆手に取りエコロジカルなイメージ商品ビジネスに関連付けるために用いられることも少なくない。

1998年アメリカ合衆国社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、15年にもわたる調査により、カルチュアル・クリエイティブズ英語版と呼ばれる環境や健康への意識が高い人々の存在を確認したことを元に、レイと起業家のジルカ・リサビ(後にGAIAMを創立。GAIAMとは「ガイア」と「アイ・アム」の合成造語との事)が協力して開発したマーケティングコンセプトが“LOHAS”である。アメリカでは毎年LOHAS市場を拡大するためのLOHAS会議が開催されている。2002年日本経済新聞がLOHASを紹介する記事を掲載した。

アメリカにおける LOHAS[編集]

アメリカの調査機関NMIが、LOHAS層を「環境と健康に関心、社会に対する問題意識、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々」と定義し、2002年よりその割合を調査している。この調査にはカルチュアル・クリエイティブズを提唱したレイもアドバイザーとして協力している。2005年の調査によるとアメリカの成人人口の23%がLOHAS層だという(他、LOHAS層に近いが行動に至らない NOMADICS:39%、価値観を特に持たないCENTRISTS:27%、日々の生活に追われる INDIFFERENTS:12%)。
  • アメリカでは「LOHAS」という言葉はビジネス用語として普及しており、一般消費者にはほとんど知られていない。一般消費者向けの「LOHAS」という言葉は、日本で最も普及しており、次いでアジア各国(韓国、台湾など)から発信されていると言える。

日本におけるロハス[編集]

日本経済新聞が2002年9月、大和田順子によるLOHASを紹介する記事を掲載。その後、月刊誌『ソトコト』が2004年4月号でロハス特集を組むなど、マスメディアが注目したことでロハスが広まっていった。 2005年より、イースクエアがNMIと同様の調査を日本でも行っている。2005年の調査によると、日本の成人の29%がLOHAS層だという(他、NOMADICS:27%、CENTRISTS:28%、INDIFFERENTS:16%)。
  • 日本では、「健康と環境を志向するライフスタイル」と意訳され、スローライフエコに続いて広まった。一般的には、健康や癒し・環境やエコに関連した商品やサービスを総称してロハスと呼び、ロハス的な事・物に興味を持つ人をロハスピープルと呼ぶ。2011年からは太陽光発電分野においてロハスグループが注目され、さらにLOHAS層が増加した。
  • 他人に対し、同じライフスタイルを無理に啓蒙しようとしたり、或いは無理をしてまで自己のライフスタイルとして教条的に貫徹させようとしている人に対し、批判的立場から皮肉を込めて「ほっこりすと」という蔑称も造語され、浸透しつつある。

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