一神教も、多神教も本質は変わらない。
イスラム教徒は木霊のことも、アッラーと呼ぶ。
キリスト教とは木霊のことも、ゴッドと呼ぶ。
だから、
インシャ・アッラー
オー・マイ・ゴッド
なのです!
同時に、
イスラム教徒は宇宙のことも、アッラーと呼ぶ。
キリスト教とは宇宙ことも、ゴッドと呼ぶ。
だから、アッラーやゴッドは、全知全能の神なのです!
僕は人智が及ばないものをフェノミナ(現象)と命名した。
宇宙もフェノミナ、ニュートリノもフェノミナ、、、
物理学です!
結局は、人智が及ばなくなることはほぼ確実です。だから、僕はそういう研究はしない。
還元論の限界です!
還元論と全体論
物理学で実証済である。素粒子物理学は還元していくと、神の領域になり人智を超えてしまう。医学や遺伝子学なども似たような状況だと思われる。それよりも、現実的な処方や対策を取った方がベターだ。
・不確定性原理は20世紀の大発見のひとつ
【不確定性原理】ふかくていせいげんり
量子力学の確率的性格は本源的・原理的なものであるという主張。1927年ハイゼンベルグが提唱し、位置座標と運動量のように、ひとつの系のふたつの物理量の測定に当たって、両方ともに正確な値を得ることは原理的に不可能な場合があることを具体的に示した。
コペンハーゲン解釈は物理学にとって重要なトピックスである。量子の怪しい世界にいざなう。量子ポテンシャルはパウリなどの説だ。ユングとパウリの書簡なども興味深い。パウリが実験室に訪れると、実験器具が爆発したという噂がある。機械論的宇宙(マクロ、ニュートン/デカルト)から生命論的宇宙(ミクロ、現代物理学/生物学)への架け橋はコペンハーゲン解釈など、量子論の本質が関わる。量子力学の確率統計論は筋肉のゆらぎなどの説明にも使われているようだ。同時に、アインシュタインの相対性原理も不確定性原理と並び称される大原理である。だが、結局は厳密な値を決定することができない。厳密な意味での直線などはあり得ない(数学上の仮定でしかあり得ない)。数学的な数値はすべて近似値でしかない。物理量を厳密に数値で表現することは不可能だ。宇宙は諸行無常の現象でしかないダイナミックなシステムだ。そこで、空を見上げるのではなくて宇宙の果てから自身を見つめてみる。つまり、全体論的に、逆から見たら、どうなるか? 宇宙はすべての時間と空間およびそこに含まれる物質とエネルギーである。自分を宇宙の中心として考えるのではなく、逆から見てみる。
宇宙 -> 銀河系 -> 太陽系 -> 地球 ->生物 -> 動物界 -> 脊椎動物門 ->哺乳綱 -> サル目 -> ヒト科 -> ヒト属 ->ホモ・サピエンス(種)
参照) 『宇宙 起源をめぐる140億年の旅』 ニール・ドグラース・タイソン
個人的には、ビッグバンやインフレーション理論には疑いを持っている。だが、宇宙の広大さはなんとなく分かる。本書によれば、われわれが観測できる宇宙の領域に1000億ものの銀河が誕生し、それぞれの銀河には中心核で熱核融合を起こす数千億もの恒星が含まれている。恒星は太陽のように自身が燃えている星である。宇宙のサイズがどれほどあるのかは不明であるが、銀河系から百億光年の彼方にあるPKS-1127-145というクウェーサーも観測されている。光の速度はおよそ秒速三十万キロメーターだ。つまり、1秒間で地球を7周半する速度で、百億年を要する彼方にあるということ。
われらがビオトープはどこにあるか。宇宙の中のありふれた場所(おとめ座超銀河団の辺境)に存在するありふれた銀河(天の川銀河)の中のありふれた領域(オリオン腕)に、一つの恒星が誕生した。これが太陽である。太陽の周りのガスから、地球が誕生したのが四十六億年くらい前のこと。太陽の大きさに比べれば、地球は本当に小さい。ところが、その太陽でさえ、全宇宙から見ればゴミのようなものでしかない。ましてや、人は見えない、無にすぎないと言っても過言ではない。
太陽系が含まれる銀河系のサイズは幅が十万光年、厚さが五万光年くらいだ。光速で飛んだとしても、十万年もかかる。辺境のこの銀河を飛び出すだけでも、気が遠くなるような年月が必要なのだ。文明が誕生して、わずか7000年くらいだ。宇宙のサイズを考えると、われわれは井の中の蛙ほどにも至らない。
宇宙の誕生、太陽の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生、四大文明の誕生、ギリシャ・ローマ時代、大航海時代、産業革命、世界大戦、そして、現在。逆に、現在から宇宙の誕生まで遡ると、どこまで遡るかで意味が異なってくる。
自身、父母、祖父母、、、縄文人、、、アフリカ人、、、原哺乳類、、、微生物、、、地球誕生、、、スターダスト、、、宇宙の起源、光、ゆらぎ、無?
ビッグバン理論と進化論などに従って概観すると、おおまかな歴史は以下のようである。サイエンスによると、宇宙の誕生は137億年位前、地球の誕生は46億年位前、生命の誕生は40億年位前、人類の誕生は700万年位前、四大文明の誕生は7000年位前である。ギリシャ、ローマ時代を経て、大航海時代が500年位前。地動説が唱えられ、万有引力が発見されて、機械論的宇宙の基礎となった。産業革命が250年位前に起きて、進化論が唱えられた。相対論、量子論が20世紀を牽引して、世界大戦を経て、現在はグローバル時代になった。宗教によると、エジプト文明、メソポタミア文明が発祥し、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が興った。黄河・長江文明が発祥し、老荘思想、孔孟思想、諸子百家が興った。インダス・ガンジス文明が発祥し、ヒンドゥ教、仏教が興った。アフリカ、北・中・南米、日本などでは、自然信仰である。語族によると、インド・ヨーロッパ語族、ウラル語族、アフロ・アジア語族、シナ・チベット語族、オーストロ・アジア語族、アルタイ語族、ニジェール・コルドファン語族などに分かれる。
天地創造、天地開闢は地球の誕生の頃までか。それにしても、文明が誕生して、たったの7000年である。宇宙の原理は、サイエンス的には地動説、万有引力、進化論、相対論、量子論などがあり、哲学的には、ブラフマン、諸行無常、因果応報などがある。エネルギーと物質から生命が誕生し、機械論的宇宙と生命論的宇宙が融合して、システム論的宇宙へと進化していく。
・二項対立の解消
・科学から空想へ、空想から科学へ
二項対立の多元論化を行い、トレードオフの調整、最適値の発見をしていくシステム論的方法を取ることが重要だ。このような二項対立の解決は白黒を決めるというよりも最適なトレードオフを見つけることである。二項対立をを多元論化して、そのグラデーションの中から最適値を見つけることが衝突を避ける手段になる。最適値自体も時と場合により変わる。よって、そのカギは柔軟さだ。いわゆる、フレキシビリティー、フィージビリティだ。硬直の逆のコンセプトだ。両方のバランスをいかにして取るかがカギだ。全体を見る人は両方を理解できなければならない。両者を二律背反として捉えるのではなく、バリアをはずし相補的なものだと捉えるべきだ。世界は正義と悪のような単純な二元論で成立してはいない。
アメリカンドリーム、ロシアンドリームは20世紀型に間違いない。できる限り21世紀型の選択をしないと、ガイアに未来はない。伝統を守るのではなく、伝統を大切にするが正しい選択だ。なぜなら、時間は逆行しない、歴史も逆行しない、歴史は繰り返さない,、諸行無常である。ようするに、たえず変化している。昔を懐かしむことはできても、昔に戻ることはできない。昔は二度と再現しない。しかし、昔を参考にすることはできる。そして、子供に未来を与えなくてはならない。伝統芸能であっても変化していく。同じものは再現できない。同じ人間が再現できないように。クローン人間でさえ、同じ人間ではない。ハードウェア的にDNAが同じであっても、同じ人間ではありえない。
ディオニュソス的とは、ニーチェの説いた芸術運動の型で、夢幻と陶酔の世界に属し、激情と歓喜に満ちているもの。音楽・舞踏・抒情詩はこの型に支配される。アポロン的とは、ニーチェの説いた芸術類型で、調和的統一、端正な秩序を持つ主知的傾向。ホメロスの抒情詩やギリシャの彫刻はこの型に属する。
アポロン【Apollon】
ギリシャ神話の神。ゼウスとレトとの子。アルテミスとの双生の兄に当たる。美しく男性的な神。音楽・医術・弓術・予言、また、光明の神とし、太陽と同一視する。デルフォイの神殿で与える神託は古代ギリシャ人の生活を規定したほど有力。ローマ神話のアポロはギリシャから移入。
ディオニュソス【Dionysos】
ギリシャ神話の酒神。神話上はゼウスとセメレとの子とされるが、本来はトラキアまたはマケドニアの宗教的狂乱の儀式を伴う神で、それがギリシャに輸入されたものと考えられる。バッカス。
・二項対立の例
正義 - 悪
勝 - 負
秩序 - 混沌
規律 - 自由
単一性 - 多様性
線形 - 非線形
硬直性 - 柔軟性
静的 - 動的
保守 - 革新
科学的 - オカルト的
西洋医学 - 東洋医学
扶助 - 自助
20世紀型 - 21世紀型
リダクショニズム - ホーリズム
マネードリブンシステム - イベントドリブンシステム
ハイアラーキー - ウェブ
ホールセールポリティクス - リーテイルポリティクス
ブロードキャスティング - コミュニケーション
パーティ - グラスルーツ
ディペンダント - インディペンダント
グループ - インディビジュアル
クローズシステム - オープンシステム
ルールダム - フリーダム
ルーチン - クリエイティブ
オーダー - カオス
スタティック - ダイナミック
物理学
物理学はギリシャ哲学に端を発する。自然の摂理の探求から始まった。
・無知の知 - ソクラテス
・無悟の悟 - 一休
・無心の心 - 道士、老師、仙人
コペルニクスの地動説は天地動説をもって、その観点は必ずしも正しくないという見解をだした。
融合方程式
時は前にしか進まない。エネルギーの不可逆遷移過程である。時空の存在理由は不明である。創造主が創ったとしか言いようがない。生命の誕生は神秘である。物質に複雑化する性質があるのだろう。四つの力と関係している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。まだ発見されていない第五の力があるかもしれない。
・胡蝶の夢とマトリューシカの夢
荘子の胡蝶の夢は相対的二重世界を表している。
「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」
マトリューシカの夢は夢幻であり無限的多重世界を表している。
「マトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた・・・」
存在とはエネルギーが形象化された現象である。時間とはエネルギーの遷移である。そして、宇宙はエネルギーの連鎖で形成されている。なおかつ、その連鎖は不可逆過程である。空間はエネルギーの相対的関係から発生する。宇宙はフェノミナであり、物質もフェノミナであり、生命もフェノミナである。
太陽から、電磁波(光)によってエネルギーが伝播してくる。太陽自体は核融合反応をしており、その過程でエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。月は太陽の電磁波を反射している鏡のようなものである。火は化学反応で発生するが、その過程でもエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。
エネルギーが場を形成しフェノミナとして物質化し、フェノミナは場を通してダイナミックに干渉しあっている。宇宙はエネルギーがダイナミックに変化するフェノミナである。宇宙は生きている限り、真の意味でスタティックではない。
生命はエネルギーのひとつのフェノミナである。時空は重力場と電磁場を形成している。物質はフェノミナである。物質は4つの力を有している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。存在は時空の中で動的に流れているフェノミナを静的に捉えたものにすぎない。つまり、観測できたフェノミナを存在と呼ぶ。
引力は物質が持つ摩訶不思議な力、引きあうのみである。一方、電磁力は引力と斥力を持つ摩訶不思議な力。性質が同じものは反発しあう。性質が違うものは引きつけあう。
化学反応では質量不変の法則が成立する。火が発生するとき、光が見えるということは、光が電磁場を通じて伝播している。化学反応で発生した光エネルギー対して質量は減らない。これに対しては、化学反応により電子などのエネルギー順位の差が熱エネルギー、光エネルギーに変わったと説明される。物質に元来内包していたエネルギーが波となって放出されただけだ。よって、質量は不変である。
宇宙は無限世界である。
・老子の世界 - 虚無
【虚無】きょむ
[史記(太史公自序)]老子の説。有無相対を超越した境地。天地万物は一と称する認識を超越した本体より発生するが、それには形状がなく、見ようとしても見えず、聞こうとしても聞こえない。そこで虚無という。
【虚空】こくう
何もない空間。そら。仏典では、一切の事物を包容してその存在を妨げないことが特性とされる。
ライプニッツの予定調和を否定する。フェノミナが時空の中を動的に流れていくので調和して止まることはありえない。常に変化が続く。予定調和でなく、諸行無常、万物流転である。予定調和があるとすれば、それは宇宙の熱死である。複雑系の研究から生まれた部分の総和は全体を超えるという説も否定する。全体は部分の総和である。部分の総和が全体となるのはパーフェクトな場合のみである。ただ、人智ではすべての部分を見ることができないし、全体を正確に捉えることも不可能だ。一個の人体でも部分である。環境などと繋がっている。だから、部分の総和は全体を超えると思っていても良い。部分と全体は相補的に捉えれば良い。だが、部分に重きを置きすぎなので、ホリスティックな観点が重要だ。
全体がパワーアップするには、部分がいかにうまく繋がるかにかかっている。その個々の部分もさらに細かいフェノミナから構成されている。個々のフェノミナとしての部分自体のパワーアップも必要だ。ようするに、リレーショナルフェノミナの質量問題だ。宇宙全体もフェノミナ、ある物質もフェノミナ、ある生命体もフェノミナである。パーフェクトなものがあるとしたら宇宙全体だけだ。人間が考えるパーフェクトなものは、ほとんどが仮想的なものだ。カウントすること自体も仮想的なのである。完全な直線などは、もともと存在しない仮想的なものだ。地球の公転周期もゆらいでいる。原子時計でさえゆらいでいる。厳密な意味での正確な時間などは、人間には作り出すことができないのだ。
時空を含め、宇宙はフェノミナの複合体なのだ。揺れている、振動している。エネルギーとは波だ。物質とは波がフェノミナとして顕在化しただけのものだ。生命も同様のものだ。タバコの煙の粒子一個(厳密な意味では捉えることは不可能)は時空を持つ物質だ。個々のフェノミナ自体が時空を持ち、それらが織りなして宇宙全体がひとつのフェノミナとなっている。
存在とはフェノミナをスタティックに捉えたものである。ところが、宇宙にはスタティックなものなどない。フェノミナはダイナミックである。生とはあるフェノミナが発生すること、死とはそのフェノミナが解体して個々の小さなフェノミナに分散すること。よって、死もスタティックではない。個々の小さなフェノミナに分散するがフェノミナ自体はダイナミックだ。生命体の形態をしたフェノミナは他のフェノミナに影響を及ぼす。たとえ、生命体の死が訪れても、生命体としてのフェノミナが他のフェノミナへ及ぼした影響は消滅しない。フェノミナは脈々と連なっている。
シンクロニシティが発生すれば、場合によっては大きな力になり得る。
アバランシェ
雪崩
地震
活火山
雷
磁気嵐
タイフーン
ハリケーン
サイクロン
渦
竜巻
連鎖反応
大爆発
核爆発
人体自然発火現象
テレポート
生命が織り成す偉大さはフェノミナが関連して創り出される。フェノミナが絡んだものをリレーショナルフェノミナと呼ぶ。リレーショナルフェノミナが同期するとシンクロニシティが発生する。このような現象のうち特にノーマルでない現象を超常現象と呼ぶ。超常現象(パーソナルフェノミナ)が存在することは明らかだ。
ESP(Extra-Sensory Perception)
幽霊 ただし、具体的には何か不明だが、フェノミナのひとつ
霊魂 ただし、具体的には何か不明だが、シンクロニシティを発生させる波動
UFO(Unidentified Flying Object)
波動(Wave)
エネルギー(Energy)
物質(Matter)
パウリの排他律とユングのシンクロニシティがセットだと考えられる。幽霊は微細なフェノミナがシンクロニシティにより凝結して大きなフェノミナとなったものだ。霊魂はシンクロニシティを発生させる波動のひとつ。つまり、霊魂により幽霊が現れる。幽霊製造装置の原理を考えた。大まかに言うと、光速ワープの渦を作る。当然のことながら、局所的に時空のゆがみが発生する。トリガーは霊魂だ。それにより各々のフェノミナがシンクロニシティ状態になる。各々のフェノミナが渦を巻き、光速ワープする。時空もゆがむ。そして、幽霊ができる。
ニーナ・シモンの魂がマルチメディアに乗ってSantoGoldへ飛び火した。脳から脳へ飛び火する。魂から魂へ飛び火する。
イスラム教徒は木霊のことも、アッラーと呼ぶ。
キリスト教とは木霊のことも、ゴッドと呼ぶ。
だから、
インシャ・アッラー
オー・マイ・ゴッド
なのです!
同時に、
イスラム教徒は宇宙のことも、アッラーと呼ぶ。
キリスト教とは宇宙ことも、ゴッドと呼ぶ。
だから、アッラーやゴッドは、全知全能の神なのです!
僕は人智が及ばないものをフェノミナ(現象)と命名した。
宇宙もフェノミナ、ニュートリノもフェノミナ、、、
物理学です!
結局は、人智が及ばなくなることはほぼ確実です。だから、僕はそういう研究はしない。
還元論の限界です!
還元論と全体論
物理学で実証済である。素粒子物理学は還元していくと、神の領域になり人智を超えてしまう。医学や遺伝子学なども似たような状況だと思われる。それよりも、現実的な処方や対策を取った方がベターだ。
・不確定性原理は20世紀の大発見のひとつ
【不確定性原理】ふかくていせいげんり
量子力学の確率的性格は本源的・原理的なものであるという主張。1927年ハイゼンベルグが提唱し、位置座標と運動量のように、ひとつの系のふたつの物理量の測定に当たって、両方ともに正確な値を得ることは原理的に不可能な場合があることを具体的に示した。
コペンハーゲン解釈は物理学にとって重要なトピックスである。量子の怪しい世界にいざなう。量子ポテンシャルはパウリなどの説だ。ユングとパウリの書簡なども興味深い。パウリが実験室に訪れると、実験器具が爆発したという噂がある。機械論的宇宙(マクロ、ニュートン/デカルト)から生命論的宇宙(ミクロ、現代物理学/生物学)への架け橋はコペンハーゲン解釈など、量子論の本質が関わる。量子力学の確率統計論は筋肉のゆらぎなどの説明にも使われているようだ。同時に、アインシュタインの相対性原理も不確定性原理と並び称される大原理である。だが、結局は厳密な値を決定することができない。厳密な意味での直線などはあり得ない(数学上の仮定でしかあり得ない)。数学的な数値はすべて近似値でしかない。物理量を厳密に数値で表現することは不可能だ。宇宙は諸行無常の現象でしかないダイナミックなシステムだ。そこで、空を見上げるのではなくて宇宙の果てから自身を見つめてみる。つまり、全体論的に、逆から見たら、どうなるか? 宇宙はすべての時間と空間およびそこに含まれる物質とエネルギーである。自分を宇宙の中心として考えるのではなく、逆から見てみる。
宇宙 -> 銀河系 -> 太陽系 -> 地球 ->生物 -> 動物界 -> 脊椎動物門 ->哺乳綱 -> サル目 -> ヒト科 -> ヒト属 ->ホモ・サピエンス(種)
参照) 『宇宙 起源をめぐる140億年の旅』 ニール・ドグラース・タイソン
個人的には、ビッグバンやインフレーション理論には疑いを持っている。だが、宇宙の広大さはなんとなく分かる。本書によれば、われわれが観測できる宇宙の領域に1000億ものの銀河が誕生し、それぞれの銀河には中心核で熱核融合を起こす数千億もの恒星が含まれている。恒星は太陽のように自身が燃えている星である。宇宙のサイズがどれほどあるのかは不明であるが、銀河系から百億光年の彼方にあるPKS-1127-145というクウェーサーも観測されている。光の速度はおよそ秒速三十万キロメーターだ。つまり、1秒間で地球を7周半する速度で、百億年を要する彼方にあるということ。
われらがビオトープはどこにあるか。宇宙の中のありふれた場所(おとめ座超銀河団の辺境)に存在するありふれた銀河(天の川銀河)の中のありふれた領域(オリオン腕)に、一つの恒星が誕生した。これが太陽である。太陽の周りのガスから、地球が誕生したのが四十六億年くらい前のこと。太陽の大きさに比べれば、地球は本当に小さい。ところが、その太陽でさえ、全宇宙から見ればゴミのようなものでしかない。ましてや、人は見えない、無にすぎないと言っても過言ではない。
太陽系が含まれる銀河系のサイズは幅が十万光年、厚さが五万光年くらいだ。光速で飛んだとしても、十万年もかかる。辺境のこの銀河を飛び出すだけでも、気が遠くなるような年月が必要なのだ。文明が誕生して、わずか7000年くらいだ。宇宙のサイズを考えると、われわれは井の中の蛙ほどにも至らない。
宇宙の誕生、太陽の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生、四大文明の誕生、ギリシャ・ローマ時代、大航海時代、産業革命、世界大戦、そして、現在。逆に、現在から宇宙の誕生まで遡ると、どこまで遡るかで意味が異なってくる。
自身、父母、祖父母、、、縄文人、、、アフリカ人、、、原哺乳類、、、微生物、、、地球誕生、、、スターダスト、、、宇宙の起源、光、ゆらぎ、無?
ビッグバン理論と進化論などに従って概観すると、おおまかな歴史は以下のようである。サイエンスによると、宇宙の誕生は137億年位前、地球の誕生は46億年位前、生命の誕生は40億年位前、人類の誕生は700万年位前、四大文明の誕生は7000年位前である。ギリシャ、ローマ時代を経て、大航海時代が500年位前。地動説が唱えられ、万有引力が発見されて、機械論的宇宙の基礎となった。産業革命が250年位前に起きて、進化論が唱えられた。相対論、量子論が20世紀を牽引して、世界大戦を経て、現在はグローバル時代になった。宗教によると、エジプト文明、メソポタミア文明が発祥し、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が興った。黄河・長江文明が発祥し、老荘思想、孔孟思想、諸子百家が興った。インダス・ガンジス文明が発祥し、ヒンドゥ教、仏教が興った。アフリカ、北・中・南米、日本などでは、自然信仰である。語族によると、インド・ヨーロッパ語族、ウラル語族、アフロ・アジア語族、シナ・チベット語族、オーストロ・アジア語族、アルタイ語族、ニジェール・コルドファン語族などに分かれる。
天地創造、天地開闢は地球の誕生の頃までか。それにしても、文明が誕生して、たったの7000年である。宇宙の原理は、サイエンス的には地動説、万有引力、進化論、相対論、量子論などがあり、哲学的には、ブラフマン、諸行無常、因果応報などがある。エネルギーと物質から生命が誕生し、機械論的宇宙と生命論的宇宙が融合して、システム論的宇宙へと進化していく。
・二項対立の解消
・科学から空想へ、空想から科学へ
二項対立の多元論化を行い、トレードオフの調整、最適値の発見をしていくシステム論的方法を取ることが重要だ。このような二項対立の解決は白黒を決めるというよりも最適なトレードオフを見つけることである。二項対立をを多元論化して、そのグラデーションの中から最適値を見つけることが衝突を避ける手段になる。最適値自体も時と場合により変わる。よって、そのカギは柔軟さだ。いわゆる、フレキシビリティー、フィージビリティだ。硬直の逆のコンセプトだ。両方のバランスをいかにして取るかがカギだ。全体を見る人は両方を理解できなければならない。両者を二律背反として捉えるのではなく、バリアをはずし相補的なものだと捉えるべきだ。世界は正義と悪のような単純な二元論で成立してはいない。
アメリカンドリーム、ロシアンドリームは20世紀型に間違いない。できる限り21世紀型の選択をしないと、ガイアに未来はない。伝統を守るのではなく、伝統を大切にするが正しい選択だ。なぜなら、時間は逆行しない、歴史も逆行しない、歴史は繰り返さない,、諸行無常である。ようするに、たえず変化している。昔を懐かしむことはできても、昔に戻ることはできない。昔は二度と再現しない。しかし、昔を参考にすることはできる。そして、子供に未来を与えなくてはならない。伝統芸能であっても変化していく。同じものは再現できない。同じ人間が再現できないように。クローン人間でさえ、同じ人間ではない。ハードウェア的にDNAが同じであっても、同じ人間ではありえない。
ディオニュソス的とは、ニーチェの説いた芸術運動の型で、夢幻と陶酔の世界に属し、激情と歓喜に満ちているもの。音楽・舞踏・抒情詩はこの型に支配される。アポロン的とは、ニーチェの説いた芸術類型で、調和的統一、端正な秩序を持つ主知的傾向。ホメロスの抒情詩やギリシャの彫刻はこの型に属する。
アポロン【Apollon】
ギリシャ神話の神。ゼウスとレトとの子。アルテミスとの双生の兄に当たる。美しく男性的な神。音楽・医術・弓術・予言、また、光明の神とし、太陽と同一視する。デルフォイの神殿で与える神託は古代ギリシャ人の生活を規定したほど有力。ローマ神話のアポロはギリシャから移入。
ディオニュソス【Dionysos】
ギリシャ神話の酒神。神話上はゼウスとセメレとの子とされるが、本来はトラキアまたはマケドニアの宗教的狂乱の儀式を伴う神で、それがギリシャに輸入されたものと考えられる。バッカス。
・二項対立の例
正義 - 悪
勝 - 負
秩序 - 混沌
規律 - 自由
単一性 - 多様性
線形 - 非線形
硬直性 - 柔軟性
静的 - 動的
保守 - 革新
科学的 - オカルト的
西洋医学 - 東洋医学
扶助 - 自助
20世紀型 - 21世紀型
リダクショニズム - ホーリズム
マネードリブンシステム - イベントドリブンシステム
ハイアラーキー - ウェブ
ホールセールポリティクス - リーテイルポリティクス
ブロードキャスティング - コミュニケーション
パーティ - グラスルーツ
ディペンダント - インディペンダント
グループ - インディビジュアル
クローズシステム - オープンシステム
ルールダム - フリーダム
ルーチン - クリエイティブ
オーダー - カオス
スタティック - ダイナミック
物理学
物理学はギリシャ哲学に端を発する。自然の摂理の探求から始まった。
・無知の知 - ソクラテス
・無悟の悟 - 一休
・無心の心 - 道士、老師、仙人
コペルニクスの地動説は天地動説をもって、その観点は必ずしも正しくないという見解をだした。
融合方程式
時は前にしか進まない。エネルギーの不可逆遷移過程である。時空の存在理由は不明である。創造主が創ったとしか言いようがない。生命の誕生は神秘である。物質に複雑化する性質があるのだろう。四つの力と関係している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。まだ発見されていない第五の力があるかもしれない。
・胡蝶の夢とマトリューシカの夢
荘子の胡蝶の夢は相対的二重世界を表している。
「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」
マトリューシカの夢は夢幻であり無限的多重世界を表している。
「マトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた・・・」
存在とはエネルギーが形象化された現象である。時間とはエネルギーの遷移である。そして、宇宙はエネルギーの連鎖で形成されている。なおかつ、その連鎖は不可逆過程である。空間はエネルギーの相対的関係から発生する。宇宙はフェノミナであり、物質もフェノミナであり、生命もフェノミナである。
太陽から、電磁波(光)によってエネルギーが伝播してくる。太陽自体は核融合反応をしており、その過程でエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。月は太陽の電磁波を反射している鏡のようなものである。火は化学反応で発生するが、その過程でもエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。
エネルギーが場を形成しフェノミナとして物質化し、フェノミナは場を通してダイナミックに干渉しあっている。宇宙はエネルギーがダイナミックに変化するフェノミナである。宇宙は生きている限り、真の意味でスタティックではない。
生命はエネルギーのひとつのフェノミナである。時空は重力場と電磁場を形成している。物質はフェノミナである。物質は4つの力を有している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。存在は時空の中で動的に流れているフェノミナを静的に捉えたものにすぎない。つまり、観測できたフェノミナを存在と呼ぶ。
引力は物質が持つ摩訶不思議な力、引きあうのみである。一方、電磁力は引力と斥力を持つ摩訶不思議な力。性質が同じものは反発しあう。性質が違うものは引きつけあう。
化学反応では質量不変の法則が成立する。火が発生するとき、光が見えるということは、光が電磁場を通じて伝播している。化学反応で発生した光エネルギー対して質量は減らない。これに対しては、化学反応により電子などのエネルギー順位の差が熱エネルギー、光エネルギーに変わったと説明される。物質に元来内包していたエネルギーが波となって放出されただけだ。よって、質量は不変である。
宇宙は無限世界である。
・老子の世界 - 虚無
【虚無】きょむ
[史記(太史公自序)]老子の説。有無相対を超越した境地。天地万物は一と称する認識を超越した本体より発生するが、それには形状がなく、見ようとしても見えず、聞こうとしても聞こえない。そこで虚無という。
【虚空】こくう
何もない空間。そら。仏典では、一切の事物を包容してその存在を妨げないことが特性とされる。
ライプニッツの予定調和を否定する。フェノミナが時空の中を動的に流れていくので調和して止まることはありえない。常に変化が続く。予定調和でなく、諸行無常、万物流転である。予定調和があるとすれば、それは宇宙の熱死である。複雑系の研究から生まれた部分の総和は全体を超えるという説も否定する。全体は部分の総和である。部分の総和が全体となるのはパーフェクトな場合のみである。ただ、人智ではすべての部分を見ることができないし、全体を正確に捉えることも不可能だ。一個の人体でも部分である。環境などと繋がっている。だから、部分の総和は全体を超えると思っていても良い。部分と全体は相補的に捉えれば良い。だが、部分に重きを置きすぎなので、ホリスティックな観点が重要だ。
全体がパワーアップするには、部分がいかにうまく繋がるかにかかっている。その個々の部分もさらに細かいフェノミナから構成されている。個々のフェノミナとしての部分自体のパワーアップも必要だ。ようするに、リレーショナルフェノミナの質量問題だ。宇宙全体もフェノミナ、ある物質もフェノミナ、ある生命体もフェノミナである。パーフェクトなものがあるとしたら宇宙全体だけだ。人間が考えるパーフェクトなものは、ほとんどが仮想的なものだ。カウントすること自体も仮想的なのである。完全な直線などは、もともと存在しない仮想的なものだ。地球の公転周期もゆらいでいる。原子時計でさえゆらいでいる。厳密な意味での正確な時間などは、人間には作り出すことができないのだ。
時空を含め、宇宙はフェノミナの複合体なのだ。揺れている、振動している。エネルギーとは波だ。物質とは波がフェノミナとして顕在化しただけのものだ。生命も同様のものだ。タバコの煙の粒子一個(厳密な意味では捉えることは不可能)は時空を持つ物質だ。個々のフェノミナ自体が時空を持ち、それらが織りなして宇宙全体がひとつのフェノミナとなっている。
存在とはフェノミナをスタティックに捉えたものである。ところが、宇宙にはスタティックなものなどない。フェノミナはダイナミックである。生とはあるフェノミナが発生すること、死とはそのフェノミナが解体して個々の小さなフェノミナに分散すること。よって、死もスタティックではない。個々の小さなフェノミナに分散するがフェノミナ自体はダイナミックだ。生命体の形態をしたフェノミナは他のフェノミナに影響を及ぼす。たとえ、生命体の死が訪れても、生命体としてのフェノミナが他のフェノミナへ及ぼした影響は消滅しない。フェノミナは脈々と連なっている。
シンクロニシティが発生すれば、場合によっては大きな力になり得る。
アバランシェ
雪崩
地震
活火山
雷
磁気嵐
タイフーン
ハリケーン
サイクロン
渦
竜巻
連鎖反応
大爆発
核爆発
人体自然発火現象
テレポート
生命が織り成す偉大さはフェノミナが関連して創り出される。フェノミナが絡んだものをリレーショナルフェノミナと呼ぶ。リレーショナルフェノミナが同期するとシンクロニシティが発生する。このような現象のうち特にノーマルでない現象を超常現象と呼ぶ。超常現象(パーソナルフェノミナ)が存在することは明らかだ。
ESP(Extra-Sensory Perception)
幽霊 ただし、具体的には何か不明だが、フェノミナのひとつ
霊魂 ただし、具体的には何か不明だが、シンクロニシティを発生させる波動
UFO(Unidentified Flying Object)
波動(Wave)
エネルギー(Energy)
物質(Matter)
パウリの排他律とユングのシンクロニシティがセットだと考えられる。幽霊は微細なフェノミナがシンクロニシティにより凝結して大きなフェノミナとなったものだ。霊魂はシンクロニシティを発生させる波動のひとつ。つまり、霊魂により幽霊が現れる。幽霊製造装置の原理を考えた。大まかに言うと、光速ワープの渦を作る。当然のことながら、局所的に時空のゆがみが発生する。トリガーは霊魂だ。それにより各々のフェノミナがシンクロニシティ状態になる。各々のフェノミナが渦を巻き、光速ワープする。時空もゆがむ。そして、幽霊ができる。
ニーナ・シモンの魂がマルチメディアに乗ってSantoGoldへ飛び火した。脳から脳へ飛び火する。魂から魂へ飛び火する。
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