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2022年2月25日金曜日

飯塚記念病院

理事長・院長挨拶

私は生まれも育ちも飯塚市です。「この地域になくてはならない病院、必要とされる病院でありたい。地域貢献をしていきたい。」こうした思いから平成22年に精神科救急病棟をはじめ、平成26年から認知症医療センターを始めました。

精神科の治療はマンパワーが必要であり、特に急性期の患者さまは手厚い看護が必要です。精神科救急病棟では専任の精神保健指定医や専任の精神保健福祉士など手厚い人員配置がなされており、短期間での退院を目指しております。退院後は当院での外来通院をはじめ、精神科デイケア、訪問看護などを活用し、在宅で安定した生活ができるようにサポートさせていただきます。また、必要に応じて同法人のサテライトクリニックである「心のクリニック・飯塚」やグループホーム「ぼくらの家」「群星」「レイクサイド」を利用することも可能です。

平成29年より「内科/腎・生活習慣病外来」を開設しました。認知症医療センターとしての「もの忘れ外来」機能も内科外来に移すことで患者様により受診していただきやすい形になっております。

今後も、地域の皆様方、支援者の方々の後押しを受けながら、地域の医療・介護・福祉との連携を一層進め、今までにも増して地域に密着した精神科医療を推進し、地域医療を担う病院として更に貢献していけるよう、職員一同気持ちも新たに邁進していく決意でおります。

豊永 武一郎

(院長略歴)

平成11年九州大学病院精神科勤務後、大宰府病院、国立小倉病院などに勤務した後、平成17年に心のクリニック飯塚・院長に就任。平成22年4月より、当院にて精神科救急病棟医長として勤務


沿革
1957年 飯塚保養院開設(106床・2病棟)
1974年 医療法人の承認、保護工場開設
1975年 医療法人設立、精神科 デイケア開設
1985年 東病棟増設・増床(414床・7病棟)
1987年 中央病棟改築・増床(452床・9病棟)
1988年 精神科急性期病棟にPICU設置、こどもデイケア開設
1989年 医療法人 社団豊永会 飯塚記念病院に名称変更
1992年 病床数変更(400床・8病棟)
1994年 病棟数変更(400床・7病棟)
1995年 リハビリセンターふれあい開設
1996年 デイナイトケア開始
1997年 精神科・心療内科・歯科を標榜、関連施設、心のクリニック・飯塚開設
体育館「蔵」新築、精神科急性期治療病棟(A)実施 60床
1998年 援護寮「ぼくらの家」開設、精神科救急システム参加
2004年 デイケアセンター増改築
2005年 本館完成
2009年 精神科急性期治療病棟・回復期病棟改築
2010年 精神科救急入院料(スーパー救急)病棟実施
2014年 福岡県認知症医療センター取得、援護寮「ぼくらの家」をグループホーム(地域移行型ホーム)「ぼくらの家」に変更
2016年 グループホーム「群星」開設
2017年 内科外来棟・透析センターを開設
訪問看護ステーションいいづか、飯塚記念病院ケアプランセンターを開設
2018年 グループホーム「レイクサイド」開設
2020年 B型就労支援事業所「みのり」開設
2021年 短時間通所リハビリテーション「はばたき」開設


副院長挨拶
私は、九州大学病院、飯塚病院腎臓内科での勤務後、平成27年8月より当院内科医師として勤務しています。生まれ故郷の飯塚で、大好きな飯塚で、地域医療を行える事に日々感謝しています。

当院は、精神科の基幹病院として、平成26年から認知症医療センターとして認可され、平成27年8月から内科を標榜し、平成29年4月より「内科/腎・生活習慣病外来」を開設しました。飯塚記念病院と「内科/腎・生活習慣病外来」には、内科医の立場から、2つの大きな役割を担えると考えています。

一つ目は、今後、急激に増加する認知症患者を予防し、治療を行っていく事です。
近年の研究で、喫煙や高血圧症、糖尿病などの生活習慣病により認知症が増加する事が明らかとなりました。また、定期的な運動や食生活(和食+野菜+乳製品)により認知症が予防できる事も明らかとなりました。当院では5名の内科医と、看護師、栄養士、理学療法士が協力して、生活習慣病をしっかりと管理する体制を築いており、この地域で新規に認知症を発症する人を減らしていきたいと考えています。また、精神科医と共に認知症を治療する事で、内科的疾患を多く抱えた認知症患者さんにも対応可能であり、認知症患者さんが内科的疾患を罹患した場合にも入院加療が出来る体制を築いています。

二つ目は、慢性腎臓病、透析患者さんに対して、適切な治療を行っていく事です。
慢性腎臓病患者数は1300万人を超え、現在32万人以上の方が透析治療を行っています。とくに糖尿病、高血圧を原因とする透析導入患者が増えており、近年の研究で、厳格な血圧、血糖、脂質管理等により、慢性腎臓病の進行を抑制し、透析導入を予防できる事が明らかとなりました。当院では腎臓病、糖尿病、高血圧の資格を有するスタッフによるチーム医療で、患者さん、御家族の病気に対する知識を深めていただき、透析に至らないように、患者さんと協力しながら厳格な治療を行っています。また、すでに透析が必要となった方に対しても、適切な透析治療と、薬物治療、栄養指導、運動療法を行っていく事で、元気な透析生活を送っていただく事は可能です。

「透析患者、認知症患者さんに対して、最善の治療を行っていく」 しかし、増加する医療費、介護費用を増やさないようにするには新規に透析になる人、新規に認知症になる人を減らす必要があります。そのためには、慢性腎臓病、生活習慣病の厳格な管理が必要であると考え、腎・生活習慣病外来と命名しました。私の残りの医師人生をかけて、この地域の腎臓病、認知症診療に貢献していきます。

豊永 次郎

副院長略歴
平成14年九州大学医学部卒業、福岡赤十字病院、九州大学病院勤務。大学院に進学し、糖尿病性腎症による腎機能障害の研究で医学博士を取得。平成23年4月より飯塚病院 腎臓内科医長、平成27年8月より飯塚記念病院 内科部長、平成29年4月より現職

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