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2015年7月10日金曜日

三大語族

ウラル・アルタイ語族(ウラル・アルタイごぞく)は過去に考えられていた言語の分類の一つであり、かつては、インド・ヨーロッパ語族セム・ハム語族(現在のアフロ・アジア語族)とともに世界の3大語族とされていた。現在はウラル語族アルタイ諸語に分けられている。

ウラル語族とアルタイ諸語に共通する特徴としては、膠着語であり、SOV語順(例外もある)、母音調和人称代名詞の類似が挙げられる。これらをもって「ウラル・アルタイ語族」という括りが設けられ、ツラン民族という概念が生じたりもした。

しかしウラル語族内の共通語彙を除いて共通する基礎語彙がほとんどなく、言語類型論的特徴は地域特性(言語連合)である可能性が高いとされ、同系性を示す証拠がないため、現在ではウラル語族アルタイ諸語は別々に扱われている。
1990年代からはウラル語族とアルタイ諸語の関係性がユーラシア大語族の観点から再び関心がもたれるようになり、ウラル語族、アルタイ諸語、インド・ヨーロッパ語族の間で関連性を指摘する見方もある。[1]


ウラル系民族はユーラシア北方の針葉樹林またはツンドラ地帯において狩猟採集トナカイ遊牧を生業にする民族が多い。マジャール人のように遊牧を生業とする民族もあった。
アルタイ系民族はテュルク系民族モンゴル系民族ステップにおける遊牧生活をおくるのに対し、ツングース系民族は狩猟採集、農耕、トナカイ遊牧など環境に合わせて柔軟に対応する。

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