Book Creator 検索

カスタム検索

2015年7月10日金曜日

日本神話

日本神話には天地創造がない・・・

日本神話(にほんしんわ)とは日本に伝わる神話のことである。

日本神話と呼ばれる伝承はほとんどが、『古事記』、『日本書紀』および各『風土記』の記述による[1][2]。そのため高天原の神々が中心となっているが[2]、出典となる文献は限られる。
本来、日本各地には出雲を始めとして何らかの信仰や伝承があったと思われ、ヤマト王権の支配が広がるにつれていずれもが国津神(くにつかみ)または「奉ろわぬ神」と形を変えられて「高天原神話」に統合されたとされる[3]。また、後世まで中央権力の支配されなかったアイヌ琉球には独自色の強い神話が存在する。
本記事においては『古事記』『日本書紀』などで語られている「高天原神話」(記紀神話)を解説する。

神仏習合と中世神話



日本に仏教が定着すると、日本の神々も人間と同じく苦しみから逃れる事を願い、の救済を求め解脱を欲すると認識されるようになった[4]奈良時代初頭から神社において神宮寺が建立され始め、715年(霊亀元年)には越前国気比大神が、また満願禅師らによる鹿島神宮が、ほか賀茂神社伊勢神宮などで神宮寺が併設された[4]。また、宇佐八幡神のように神体菩薩形をとる神(僧形八幡神)も現れた[4]。奈良時代後半には、伊勢桑名郡の現地豪族の氏神である多度大神が、神の身を捨てて仏道の修行をしたいと託宣するなど、神宮寺建立は地方にまで広がり、若狭国若狭彦大神近江国奥津島大神など、他国の神も8世紀後半から9世紀前半にかけて、仏道に帰依する意思を示した[4]。こうして苦悩する神を救済するため、神社の傍らに神宮寺が建てられ、神前で読経がなされた。

0 件のコメント: