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2017年3月23日木曜日

仏教的時間と科学的時間

仏教的時間

劫には大劫(mahākalpa)と中劫(antarakalpa。中間劫、もしくは小劫とも訳される)の2種類がある。

1大劫は、人間界の時間で2垓7939京3075兆2000億年になる。

科学的時間は、宇宙の寿命は100兆年程度?


科学的時間

宇宙の誕生は137億年前。宇宙の寿命は? 良くわかっていないようです。




●仏国土(ディバインシステム)


人生とは? 宇宙の歴史の一部。

サピエンス全史

135億年前、物理的現象の始まり、化学的現象の始まり
38億年前、生物学的現象の始まり
7万年前、歴史的現象の始まり
1.2万年前、農業革命
500年前、科学革命。200年前、産業革命。


仏国土と言っても、仏教や宗教の話ではない。

システムの話です。

極楽は、仏国土です。

【極楽】
「極楽浄土」の略。転じて、心配のない安楽な境遇。


驚天地は仏国土です。仏国土は金満です。金=信用

ドラゴン界@香港、パラダイス@マカオ、カルディ@モロッコ、浄瑠璃世界@池尻、シャングリラ@柏の森

極楽世界@バリ島

http://artharbour-bali.blogspot.jp/


社会が進化したら仏国土が出現する。
ホモサピエンスの国の例は、仏国土です。ブッダの国です。悪人や悪党はいない。軍隊も警察もいない。 pic.twitter.com/0WinaFC7xn


仏教の話ではない。脳の進化の話です。生物分類の話です。

「真理に目覚めた人」が、ホモサピエンス、ヒト、ブッダです。

ニュートンやアインシュタインもブッダです。


世界がどうであれ、僕の国は仏国土です。

梵我一如です。

宇宙(魂、梵) => 銀河系 => 太陽系 => ガイア => 都市 => 住宅 => 生物と機械 => 組織 => 細胞 => 分子 => 原子 => 素粒子 => フェノミナ(魂、我)


仏国土とは、1人の仏が教化できる範囲のことを指す。 我々が住む仏国土の名前は娑婆(sahā)である。 阿弥陀如来の浄土として有名な極楽世界は、サハー(娑婆)世界より西にある1つの仏国土のことである。 浄土は、菩薩の請願と修行によって建てられるといわれる。


僕の国は仏国土です。僕の国と外との間に結界を築きました。

【結界】
仏教
1.
修行や修法(しゅほう)のために一定区域を限ること。また、修法で魔障を入れないようにした一定区域。 「―を張る」


ホモサピエンスの国は仏国土です。仏国土は部分的に出現しています。

あなたのお国は仏国土ですか?

くに
【国】
1.
国家。国土。 「―破れて山河あり」
2.
地域。 「南の―」


あなたの国は仏国土ですか?

あなたの国が仏国土でなければ、システムを健全化するのは、あなたの仕事です。

システムが健全化すれば、仏国土が出現します。


極楽浄土とは、あの世の話ではない。

この世にも、出現することはあり得る。

究極のシステムは極楽浄土です。

究極まで、システムを最適化、健全化する必要がある。


柏の森はほぼシャングリラ。池尻はほぼ浄瑠璃世界。

つまり、ほぼ仏国土です。悪人もいるとは思うが出会ったことはない。

空を観て、雲を見て、花を観れば、自然の驚異に驚く。

仏国土とは、1人の仏が教化できる範囲のことを指す。




太陽系は?

太陽(たいよう、英: Sun、羅: Sol)は、銀河系(天の川銀河)の恒星の一つである。人類が住む地球を含む太陽系の物理的中心[9]であり、太陽系の全質量の99.86%を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与える[10]。
太陽は属している銀河系の中ではありふれた[9]主系列星のひとつで、スペクトル型はG2V(金色)である[11]。推測年齢は約46億年で、中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用し、主系列星として存在できる期間の半分を経過しているものと考えられている[12]。
また太陽が太陽系の中心の恒星であることから、任意の惑星系の中心の恒星を比喩的に太陽と呼ぶことがある[13]。


太陽の半径は約70万kmであり地球の約109倍に相当し[3]、質量は地球の約33万倍にほぼ等しい約2×1030 kgである[12]。平均密度[3]は水の1.4倍であり、地球の5.5倍と比べ約1/4となる[12]。
太陽が属している銀河系では、その中心から太陽までの距離は約2万5千光年であり、オリオン腕に位置する[14]。地球から太陽までの平均距離は約1億4960万km(約8光分19光秒)である。この平均距離は地球太陽間距離の時間平均と考えても、地球の軌道長半径と考えてもどちらでも差し支えない。なお、この平均距離のより正確な値は149 597 870 700 m(誤差は3m)で、これを1天文単位 (au) と定義する[15][6][16]。なお、2012年8月の国際天文学連合(IAU)の決議で 1 auの値は誤差±3mを除いて正確に149 597 870 700 mであると再定義された[17]。この距離を光が届くのに要する時間は8.3分であるので、8.3光分とも表せる。
太陽の数値を単位に用いるような場合、それらは太陽を表す記号☉をつけて表す[6]。例えば質量ならばM☉、太陽光度ならばL☉で表示する[4]。時間の基準も、現在は原子時計で決まる1秒を基底にしているが、かつては地球の自転と公転、人間の視点からすると日の出や日の入りや季節の一巡を基準に「日」や「年」を決める太陽暦・太陰太陽暦が使われた[6]。

太陽の歴史と未来

詳細は「恒星進化論」および「太陽系の形成と進化」を参照
太陽は過去の超新星の残骸である星間物質から作られた種族Ⅰの星であり[48]、太陽は超新星爆発で散らばった星間物質がふたたび集まって形成されたと考えられている。この根拠は主に質量の大きな高温の星の内部で元素合成によって作られる鉄や金、ウランといった重元素が太陽系に多く存在していることにある[49]。
中心核では熱核融合により水素原子4個がヘリウム原子1個に変換されるために圧力がわずかに下がり、それを補うために中心部は収縮し、温度が上がる。その結果核融合反応の効率が上昇し、明るさを増していく。45億年前(太陽誕生から1億年後)に主系列星の段階に入った太陽は、現在までに30%ほど明るさを増してきたとされている[50][注 3] 。今後も太陽は光度を増し続け、主系列段階の末期には現在の2倍ほどの明るさになると予想されている。

太陽は超新星爆発を起こすのに十分なほど質量が大きくない。20世紀末 - 21世紀初頭の研究では太陽の主系列段階は約109億年続くとされており、63億年後[51]には中心核で燃料となる水素が使い果たされ、中心核ではなくその周囲で水素の核融合が始まるとされる。その結果、重力により収縮しようとする力と核融合反応により膨張しようとする力のバランスが崩れ、太陽は膨張を開始して赤色巨星の段階に入る[52]。外層は現在の11倍から170倍程度にまで[51]膨張する一方、核融合反応の起きていない中心核は収縮を続ける。この時点で水星と金星は太陽に飲み込まれ[52]、高温のために融解し蒸発するだろうと予想されている。
76億年後には[51]中心核の温度は約3億Kにまで上昇し、ヘリウムの燃焼が始まる[51]。すると太陽は主系列時代のような力のバランスを取り戻し、現在の11 - 19倍程度にまで一旦小さくなる[51]。中心核では水素とヘリウムが2層構造で核融合反応を始める結果、主系列段階よりも多くの水素とヘリウムが消費されるようになる。そのため、その安定した時期は1億年程度しか続かない[51]。やがて中心核がヘリウムの燃えかすである炭素や酸素で満たされると、水素とヘリウムの2層燃焼が外層部へと移動し、太陽は再び膨張を開始する[51]。最終的に太陽は現在の200倍から800倍にまで巨大化し[51]、膨張した外層は現在の地球軌道近くにまで達すると考えられる[53]。このため、かつては地球も太陽に飲み込まれるか蒸発してしまうと予測されていたが、20世紀末 - 21世紀初頭の研究では赤色巨星段階の初期に起こる質量放出によって重力が弱まり[54]、惑星の公転軌道が外側に移動するため地球が太陽に飲み込まれることはないだろうとされている[52][53]。ただし、太陽がどうやって膨張し地球がどのような影響を与えるのか正確に予測するのは困難とされる場合もある[55]。
赤色巨星の段階に続いて太陽は脈動変光星へと進化し、これによって外層の物質が放出されて惑星状星雲を作り、10 - 50万年にわたってガスを放出する[56]。その後、太陽は白色矮星となり、何十億年にもわたってゆっくりと冷えていき[52]、123億年後には収縮も止まる[57]。このシナリオは質量の小さな恒星の典型的な一生であり、恒星としての太陽は非常にありふれた星であると言える。



●宇宙の終焉

宇宙の終焉(うちゅうのしゅうえん、Ultimate fate of the universe)とは、宇宙物理学における、宇宙の進化の最終段階についての議論である。さまざまな科学理論により、さまざまな終焉が描かれており、存続期間も有限、無限の両方が提示されている。

宇宙はビッグバンから始まったという仮説は、多くの科学者により合意を獲得している。宇宙の終焉は、宇宙の質量 / エネルギー、宇宙の平均密度、宇宙の膨張率といった物理的性質に依存している。


宇宙の終焉に関するいくつかの理論[ソースを編集]

20世紀初めまで、宇宙に関する科学的描像の主流は「宇宙は永遠に変化をしないまま存在し続ける」というものであった。このような宇宙モデルは現在では定常宇宙論として知られている。しかし1920年代にハッブルが宇宙の膨張を発見したことで、宇宙の始まりと終わりが科学的研究の重要な対象となった。
宇宙の始まりはビッグバンと広く呼ばれている。宇宙の終焉に関する理論は大まかに3つのグループに分けられる。
終焉はない
現在の観測結果にもかかわらず、宇宙はかつて信じられていたように永遠のものである。
定常宇宙論
一時的事象として終焉を迎える
ビッグバンの前にはビッグクランチがあった。宇宙は将来再びビッグクランチを迎え、続くビッグバンで再び膨張する。このような振動が永遠に続く。
振動宇宙論 (Oscillatory universe)
サイクリック宇宙論
永久的な事象として終焉を迎える
宇宙自体に終焉はないが、宇宙内部の存在全てが一様な平衡状態に達する。
宇宙の熱的死
ビッグリップ (Big Rip)
宇宙の低温死 (Big Freeze / Big Chill / Cold Death)
ある時点で重力が宇宙膨張に打ち勝ち、宇宙は収縮に転じて一点に潰れる。
ビッグクランチ
現代の理論は全て、宇宙論的推測を行うための共通の背景を与えている一般相対性理論を受け入れなくてはならない。上記の理論のほとんどは一般相対論の方程式の解であり、宇宙の平均密度や宇宙定数の値といったパラメータのみが異なっている。
初めの2つのグループについてはここでは論じない。宇宙の終焉そのものを否定しているからである。これらの理論では、何らかの意味のある活動がこの宇宙で永遠に続き得るとされる。以下ではこれら以外の可能性について議論する。
2種類の終焉[ソースを編集]
空間の曲率が0か負の開いた宇宙と、曲率が正の閉じた宇宙かで、宇宙がどう終焉するかは大きく変わる。
開いた宇宙の熱的死[ソースを編集]
開いた宇宙は、わずかに減速しながらも永遠に膨張を続け、熱的死を迎える。宇宙内部の環境は、我々が知っているような生命が存在できない状態にある時点で落ち着くと考えられる。このような宇宙で非常に長い時間スケールで起こると考えられる様々な事象については、1 E19 s 以上を参照のこと。
このような宇宙モデルの下で遠い将来に起こる現象を時系列順に正確に推定することは非常に難しいが、定性的にはおよそ以下のような現象が起こると考えられる。
星形成の停止[ソースを編集]
現在の宇宙では、通常の物質(バリオン)の大部分は天体、特に恒星と星間ガスの形で存在している。恒星は時間とともに進化し、軽い星は白色矮星として一生を終える。重い星は進化途中での質量放出や超新星爆発によって物質の大半を星間ガスに戻し、質量の一部が中性子星やブラックホールとなる。星間ガスの高密度の部分が収縮すると再び恒星が生まれる。このようにしてバリオンはリサイクルされているが、恒星の進化サイクルごとにある割合の質量が白色矮星や中性子星、ブラックホールといったコンパクト天体として固定されるため、長い時間が経つと宇宙全体でリサイクル可能なバリオンの量は少しずつ減っていき、やがて星間ガスは尽きて新たな星形成は起こらなくなると考えられる。一説によると、このような状態になるまでの時間はおよそ1014年程度と見積もられている。
星形成が起こらなくなると、宇宙には可視光を放つ天体は次第に減っていき、やがては冷却途中のコンパクト天体の余熱が赤外線や電波で見えるだけになる。
ブラックホールの成長[ソースを編集]
質量が太陽の8倍程度よりも重い恒星は超新星爆発を起こす。太陽の20倍程度よりも重い恒星では超新星爆発の後にブラックホールが生まれると考えられている。一つの銀河の中で起こる超新星爆発はおよそ100年に1回程度の割合であるため、ごく大雑把な見積もりでは一つの銀河の中に現在約108個程度の恒星質量クラスのブラックホールが存在することになる。また、1990年代以降の観測によって、多くの銀河の中心には106-8太陽質量という大質量ブラックホールも存在することが明らかになっている。
ブラックホールは周囲の物質を呑み込んで成長していく。また、銀河のような自己重力多体系の中では動力学的摩擦と呼ばれる過程で質量の大きな天体が系の中心に沈んでいく傾向にある。このようにしてブラックホールは成長しながら銀河中心に向かって集まり、互いに合体してさらに成長するといった過程が考えられる。このようにして、やがては銀河中心の大質量ブラックホールが銀河全体の質量を全て呑み込むことになる。このような状態に至るまでの時間はおよそ1030年程度と見積もられている。
物質を呑み込んで成長しているブラックホールは周囲に降着円盤を形成する。降着円盤はX線やγ線を放射するため、この時代の宇宙にはこのようなX線源・γ線源のみが見えるようになる。
宇宙全体には銀河同士が集まった銀河団や、銀河団同士がさらに重力的に引き合ってフィラメント状に連なった大規模構造と呼ばれる構造も存在する。この階層的構造のうち、宇宙膨張から切り離されて力学的平衡状態に達しているのは銀河団までである。従って、銀河質量クラスの超巨大ブラックホール同士が自己重力でさらに集合したとしても、1個に合体できるのは銀河団質量までであり、それより大きな構造についてはブラックホールが合体するより宇宙膨張によって離れる速度の方が速いと考えられる。よって、このようなブラックホールの成長過程はブラックホールが銀河〜銀河団程度の質量になった時点で止まり、これ以降はこのような超巨大ブラックホールが宇宙に散在した状態で、互いに宇宙膨張で離れていくことになる。(やがてその速度は光速を超え、お互いを見ることができなくなる。)
ブラックホールの蒸発[ソースを編集]
ブラックホールは物質や光を吸い込むと同時に、その質量に応じた温度で熱放射を行って蒸発する。これをホーキング放射と呼ぶ。ブラックホールの温度が外界よりも低い場合には外界の放射を吸収して成長し、ブラックホールの温度が外界よりも高い場合には放射を出して蒸発する。現在の宇宙の温度(宇宙マイクロ波背景放射の温度)は約2.7Kであり、この温度で蒸発できるブラックホールは月の質量程度より軽いブラックホールに限られるが、宇宙が膨張して宇宙背景放射の温度が60nKまで下がると恒星質量程度のブラックホールも蒸発するようになる。さらに10-19K程度にまで宇宙の温度が下がると、銀河質量クラスの大質量ブラックホールも蒸発を始める。宇宙背景放射の絶対温度は宇宙のスケール因子に反比例するので、宇宙がこの温度に達するのは宇宙が現在の 1019 倍の大きさまで膨張した時点である。
このような巨大ブラックホールの蒸発が始まる時刻は、以下のように推定されている。現在最も有力な宇宙モデルでは、現在の宇宙は宇宙定数が優勢な加速膨張期にあると考えられている。このような加速膨張時代には、時刻 t での宇宙のスケール因子 {\displaystyle a(t)} a(t) は以下の式に従う。
{\displaystyle a(t)\propto e^{{\sqrt {\Omega _{\Lambda }}}H_{0}t}} a(t) \propto e^{\sqrt{\Omega_{\Lambda}} H_{0} t}
ここで {\displaystyle \Omega _{\Lambda }} \Omega_{\Lambda}:宇宙定数の密度パラメータ ( {\displaystyle \simeq 0.7} \simeq 0.7)、 {\displaystyle H_{0}} H_{0}:ハッブル定数 ( {\displaystyle \simeq 71{\rm {km}}{\rm {s}}^{-1}{\rm {Mpc}}^{-1}} \simeq 71 {\rm km} {\rm s}^{-1} {\rm Mpc}^{-1})。
この式より、宇宙のサイズが今の1019倍になるのは約7300億年後と見積もることができる。従って銀河質量クラスの巨大ブラックホールが形成される頃には、宇宙はこのような巨大ブラックホールでも蒸発できるほど十分低温になっている。
ブラックホールの蒸発が始まってから全て蒸発し尽されるまでには長い時間がかかる。太陽質量程度のブラックホールの蒸発時間は約1067年である。蒸発時間はブラックホールの質量の3乗に比例するため、銀河質量クラスのブラックホールが蒸発し尽くされるには約10100年かかる。

放射のみの宇宙[ソースを編集]
ブラックホールが全て蒸発した後には、宇宙背景放射の光子とブラックホールの蒸発で生まれた光子だけが宇宙を満たした状態になる。この時代の宇宙は絶対零度に限りなく近いため、光子のエネルギーは非常に低い。よってこれらの光子から再び物質粒子が生成されることはあり得ず、放射のみが存在する宇宙が指数関数的に膨張していき、絶対零度に向かって永遠に冷却し続けることになる。
この極低温の状態はビッグフリーズ (Big Freeze) やビッグチル (Big Chill) などと呼ばれている。これは19世紀に考えられていたエントロピー増大の過程とは別の物理過程の結果生じるものであり、いわゆる熱的死とは別の状態である。

陽子崩壊[ソースを編集]
上記の見積もりでは陽子崩壊の影響を考えていないが、大統一理論が正しければバリオンの多くを占める陽子が崩壊することが予想されている。ただし、その場合でも陽子の寿命は現在の推定では少なくとも1033年以上とされている。よって上記のシナリオが正しければ、陽子が崩壊する前にほとんどのバリオンは大質量ブラックホールに吸収されてしまうことになる。

閉じた宇宙のビッグクランチ[ソースを編集]
閉じた宇宙は、膨張が減速しやがて収縮に転じ、ビッグバンの時間逆転であるビッグクランチを迎える。

近年の宇宙論による影響[ソースを編集]
インフレーション宇宙論[ソースを編集]
インフレーション宇宙論によると、インフレーション前の曲率がどうであれ、インフレーション後の曲率は「ほぼ」0である、つまり宇宙はほぼ平坦である。平坦な宇宙は開いているので、宇宙は熱的死を迎えると予想される。
ただし、インフレーション宇宙論は、曲率が「完全に」0であることを保障しない。曲率がわずかでも正だった場合、熱的死を迎えた宇宙は非常に長い時間の後に収縮に転じ、同じくらい長い時間の後にビッグクランチを迎える可能性がある。

ダークマターの発見[ソースを編集]
従来の観測事実からは、宇宙の密度は宇宙を平坦にするには足りないと考えられてきた。そのため、インフレーション宇宙が予想する「平坦な宇宙」は観測による支持を受けていなかった。
しかしダークマターの間接的な観測結果が積み重ねられた結果、宇宙の密度の推定値は大きく増え、「平坦な宇宙」に観測による裏づけがつくようになった。

加速膨張の発見[ソースを編集]
ここまでの議論は、宇宙定数が0と仮定してきた。しかしWMAPなどの観測により、正の宇宙定数が宇宙膨張を加速している可能性が出てきた。
2003年、「宇宙は全ての物理的構造がバラバラになってしまうビッグリップ (big rip) によって終焉する」という論文が Robert R. Caldwell、Marc Kamionkowski、Nevin N. Weinberg によって Physical Review Letters 誌に掲載された[1]。この仮説では宇宙定数が時間の増加関数になっているため、宇宙の膨張は通常のド・ジッター宇宙的加速膨張以上のペースで加速される。この強力な加速膨張により、宇宙膨張と切り離されて現在安定に存在している銀河や人間、バクテリア、砂粒に至るありとあらゆる物理的構造がいずれ素粒子にまでバラバラになってしまう。かくして宇宙は、永遠に加速しながらお互いから遠ざかる素粒子だけになってしまうと主張している。
しかし現在のところ、宇宙定数が時間の定数なのか、時間とともに変化するのかはまだ明らかになっていない。

有限の宇宙で文明を永続させる方法 [ソースを編集]
十分に進歩した宇宙文明ならば、有限のエネルギーを用いることで、無限の時間にわたり文明を存続する方法を見出すかもしれないと考えている物理学者もいる。低温死を迎えつつある宇宙でも、活動や思考の速度を徐々に落とし、半ば冬眠状態でいることで、文明が永遠に存続できるというのである。例えば、1億年に1クロックの情報処理しかしないとしても、永遠に宇宙が存続するのであれば、無限の主観時間を取り出すことができる(フリーマン・ダイソンの「永遠の知性」)。
ビッグクランチの渦中にある文明にとっては逆の方法もありえる。ビッグクランチから膨大なエネルギーを取り出し、終末が近づく以上に、生命活動をクロックアップし、有限の残り時間から無限の主観時間を取り出すのである(フランク・ティプラーの「オメガポイント」)。
また、佐藤勝彦やミチオ・カクは、エネルギーを集中させたり、高密度を作り出して、偽の真空を作り、相転移を起こして、人工的にインフレーションを起こして、宇宙の終焉までに新しい宇宙を作って脱出する方法の論文を書いている[2]。
また、多元宇宙論に基づき、十分に発達した文明ならワームホールを通してまだ若い別の宇宙へ脱出できる可能性もある[2]。
このような方法は理論的には可能かもしれないが、十分に発達した文明がこれらの可能性を実現する方法を開発できるのかは明らかでない。

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