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2008年7月31日木曜日

A book

The book publishing companies in Japan are in closed system too much.

They are not efficient. I don't have so much time & money to do business with them.

The book creator was in lower priority.

But I have a few connection with them.

So the job will be in wating for their offer.

And I find out time to spare, I watch some books.

I found out a book. I bought it already but it has not been delivered to me.

After the delivery, I will check it and try the one entrance to suggest the book to translate.

Aoyagi YoSuKe

2008年7月28日月曜日

大まかな意識の流れ - Soul Searching

---アート&サイエンス系

        アリストテレス

       ソクラテス=プラトン

    ダンテ?!?ミルトン?!?ホメロス

      コペルニクス=ガリレオ

       ニュートン=デカルト

      ルソー?!?モンテスキュー

  ノストラダムス?!?メヴラーナ

        ダーウィン

ケインズ     ウルフ   マルクス

          ゴーギャン

フロイト      ?!?   ユング

アインシュタイン ?!?   パウリ

ガルブレイス   ?!?   ナッシュ

---宗教系

エジプト・メソポタミア文明 ・・・ ユダヤ -> キリスト -> イスラム - ヨーロッパ、中近東、アフリカ、アメリカ、オセアニア、、、

ガンジス・インダス文明 ・・・ ヒンドゥ -> ブディズム - アジア、、、

黄河・長江文明 ・・・ 老荘、孔孟、諸子百家 - 中国、韓国、日本、、、

自然信仰 ・・・ シャマニズム - アフリカ、オセアニア、アメリカ、シベリア、日本、、、

青柳洋介

追伸:

大まかな意識の流れが、詩や文学や音楽などの現象として現われる・・・

ヴァージニア・ウルフ

ヴァージニア・ウルフの短編のひとつを読んだ。

予想に違わず、面白かった。

やはり、ウルフはキーとなる女性クリエイターだ・・・

Virginia Woolf

Aoyagi YoSuKe

参考)

Virgina Woolf

http://ayo.cocolog-nifty.com/bob/2008/04/post_4078.html

---Wikipedia

ブルームズベリー・グループは、1905年から第二次世界大戦期まで存在し続けた、イギリスの芸術家や学者からなる組織である。

もともとは、ヴァネッサ・ベルやヴァージニア・ウルフの兄弟を含む4人のケンブリッジ大学生によって結成された非公式な会合がそのきっかけであり、メンバーの大学卒業後もこの組織は存在し続けた。

1910年の「贋エチオピア皇帝事件」にはメンバーの多くが参加したが、非国民という悪名を負う羽目となり、また彼らのストレートな平和主義、共産主義の信念は、戦時中において非難を引き起こすことがあった。第一次世界大戦後その組織統一は弱まり、意見や信念もばらばらなものとなってしまった。

ブルームズベリー・グループの意見や信念というのは、第二次世界大戦を通して話題を呼び、広く非難されたが、次第に主流となりそれは終戦まで続いた。ブルームズベリー・グループのメンバーであった経済学者ジョン・メイナード・ケインズの著作は、経済学の主要な理論となったし、作家ヴァージニア・ウルフの作品は広く読まれ、そのフェミニズムの思想は時代を超えて影響を及ぼしている。また早くから同性愛に理解を示していた。イギリスの哲学者で、熱心な反戦活動家であったバートランド・ラッセルも、このグループの一員と見なされることがある。

ブルームズベリー・グループは、組織一丸となっての活動成果よりも、個々人の芸術的な活動成果が主に評価されているが、20世紀終わり頃からは、その組織内での複雑な人間関係が学問的注目を集めている。

2008年7月27日日曜日

女性クリエイター

最近は、主に女のクリエイターに興味が出てきた。

J.K.ローリング、バーブラ・ストライザンド、

Asa、SantoGold、

紫式部、ヴァージニア・ウルフ・・・

ヴァージニア・ウルフはキーだと思っている。本を買ったのだが、読み始めようと考えている。

追伸:

昔は、男のクリエイターのほうが面白かった・・・

2008年7月25日金曜日

本のクリエイター業

現時点で、「オープンな企画」を前提とした「本のクリエイター業」はビジネスとして成立しないようだ。
(テストケースによるオープン度は1割2分5厘)

「本のクリエイター」業は、「開店待機状態」に入った。

なお、翻訳本案件の待機相手先は、3社のみ。

「イルカ本」については、ある出版社から、「気長に待ってくれ」と要望があったので、待つことにした。


青柳洋介

追伸:


よって、新たなビジネスを検討する次段階へ入った・・・

ただし、資金的な観点から、検討期間は長くは取れない。


また、他の業界についても、「オープン度」には「大差なさそう」という感触を抱いている。

よって、トヨタの金言・・・

現時点では、

オープンなビジネス企画は、日本「ムラ」では、「ムリ」・「ムダ」だという結論になりそう。


よって、移民などの検討を含めて、外務省や法務省などへも出向く予定。

J.K. Rowling - SuperBoy

(NHK 地球ドラマチックの感想)

面白いな~~~

ハリー・ポッターもJ.K. ローリングも、誕生日は7月31日。

へ~~~

Aoyagi YoSuKe

追伸:

森に神秘を感じる・・・ J.K. ローリング

確かに分かるが、森も神秘、アーバン・ジャングルも神秘ですが・・・

トーキョー・ジャングルもなかなか神秘に満ちていますが・・・

「ハリー・ポッター」とは、ふたつの魂のぶつかり合い

つまり、

ネガティブ・バイブレーション(Babylon System)の魂



ポジティブ・バイブレーション(Divine System)の魂

らしい・・・

65ヶ国語、4億部・・・ すげえな・・・

ここまでくると、ハリー現象、、、

2001年再婚

ハリー・ポッターの構想は、15歳くらい、1980年に始まった・・・

ジョーは、バリアを張って、自分の殻に閉じこもり、自分ひとりでやろうとする、、、なるほど・・・

2007年7月20日、シリーズ完

タバコが吸いたい・・・ やはり、タバコ好きなのか(笑い)

面白いな、J.K. ローリング。ハリー・ポッターよりも、J.K. ローリングの方が面白いような気がする(笑い)

ハリー・ポッター・シリーズとは、トラウマを受けて、PTSDから立ち直るための物語なのかもしれない・・・

分かった・・・

「破壊された愛」、そして、「愛を再構築する」・・・ そういうことだと思う。

破壊は簡単、再構築は困難・・・

分かった!

J.K. ローリングが母を失って(愛の破壊、トラウマ)、立ち直っていくプロセスに従って、物語が進み、完結した。そして、愛を再構築した。

貧困や犯罪の根源は不公平な社会。そして、人びとがこれに無関心なことに腹が立つ。

まったく、その通りだと思う・・・

『ハリー・ポッターと賢者の石』 原点。どん底で書いた・・・ なるほど、、、

そして、次の作品へと・・・

分かったよ、ローリングさん、書くことは精神安定剤ですね(笑い)

分かった・・・・ ハリー・ポッターとは、ローリングさんの「スーパー・ボーイ」ですよね(笑い)

J.K.ローリングとバーブラ・ストライザンドが重って見える。

ふたりは似たもの同士のような気がする・・・

以上

青柳洋介

追伸:

世界中で、7000万人くらいの子供たち?が、ローリングさんの「スーパー・ボーイ」を共有した、ということだと思う。

ハリー・ポッターは読んでいません。賢者の石を買ったが、読む前に引越しのときに処分した。映画もまったく見ていない。ただ、大人気だということだけは知っている。

結末予想:

The Divine System Won the Babylon System, probably.

Or they came together?

I guess these two possibility...

JKR, which did you choose?

You should refer to Asa's Jailer and SantoGold's SuperMan.

Aoyagi YoSuKe

P.S.

J.K.ローリングは、アムネスティ・インターナショナル(人権保護団体)で仕事をした経験があるようだ・・・

---Wikipedia

エクセター大学卒業後、ロンドンのアムネスティ・インターナショナルで秘書として働く。この時期に、ハリー・ポッターの構想が生まれた。

2008年7月24日木曜日

イルカ本 - 旬?

米主導体制に挑戦

ベネズエラ・露大統領一致

思ったとおり・・・ メドベージェフちゃん、やはり、やり手!

プーチン首相 取締役会代表

メドベージェフ大統領 執行役員代表

メドベージェフ現場力、発揮~~~

うへ~~~

ロシアの貴公子とベネズエラの猛牛・・・

うへ~~~

参った!

プーチン大統領、さすが、黒帯、5段?(ですよね? 講道館の談合申し出6段をサンボで蹴飛ばしたんですよね?)、技あり一本勝ち~~~

青柳洋介

サンボ【sambo ロシア】

格闘技の一種。ロシア各地の民族的格闘技を統一してつくられた。柔道とレスリングに似た競技。

追伸:

日本政府与党からすれば、「えげつない」、って言いたくなりますよね?

でも、これが、グローバル化した国際政治ですが。フットワークの軽さと強靭な交渉力が要求される、、、

政治家にならなくて、良かった~~~

ものすごい重責。一億二千万人の「タマ」を預かっている・・・ オソロシか~~~

追伸:

野生のイルカ並みの能力が要求される!

オスはダークな面を持ち、結束の固い三頭同盟と、結束の緩いワウクラウドというひとまわり大きな同盟を組む・・・ ワウクラウドの中では、いろいろな入れ替わりや交渉があるようだが・・・

オス同盟同士で、メスをめぐって、戦ったりもする・・・

「イルカ本」は、まさに、今の国際政治にとって、必須の本となった・・・

びっくり~~~

追伸:

加えて、イルカの情報能力。真っ暗な海の中で、常に通信しあっている・・・

2008年7月21日月曜日

結果

2005年に持ち込み企画を開始して、結局は、前向きの回答が得られたのは3社のみ。

翻訳本案件の紹介を依頼して、「待機状態」に入りました。

そのうちの1社が「デモ原稿」の出版の検討をしてくれるとのこと。

ただし、「気長に待ってください」とのこと。

よって、これより、当面は「待機状態」に入ります。

時間を見つけて、英語で出版されている本のウオッチをしておく。

青柳洋介

2008年7月19日土曜日

メヴラーナの言葉

Soul Searching

生命の奥深くに眠る魂を探り当て、あなたの導きとせよ
肉体という名の山奥深くに秘められた財宝を探り当てよ
探求者よ、能う限りの力を持って必ずそれを見つけ出せ
外ではない、そなた自身の中にそなたの探すものがある

長いこと宝石の鉱脈を探し続けていれば
その者自身がいつか鉱脈そのものになる

パンの一かけを追い求め続けるのならば
その者はパンよりも上のものにはならぬ
これが理解できれば全て理解したも同然
あなたの探し求めるものがあなたの行末
あなたの欲するものこそがあなたの本質


これを一言で言えば、ソクラテスの

「無知の知」


神の書(クルアーン)の本質は、四つの次元から成っている。

「言語」「御しるし」「暗喩」「真理」




婚姻においては、配偶者どおしがお互いに同等でなくてはならない。
さもなければ婚姻は退屈な束縛と成り果て、幸福も長続きはしない。

つまり、ペアのバランスが良くなければ、うまくいかないということだと思う。

信仰

教条通りに行なう礼拝行為よりも、礼拝の根底に流れる精神のほうがよほど大切。

定められた礼拝よりも、信仰の方が大切。

信仰には、礼拝のような「始まり」もなければ「終り」もない。信仰は不断の義務である。

信仰は礼拝よりも優れている。

礼拝を伴わぬ信仰にも、それなりの価値は認められよう。だが、信仰を伴わぬ礼拝には価値がない。それは、まさしく偽善者の礼拝であり、無益どころか有害ですらある。

偽善者の眼は儀式的な礼拝のみを見る。確かに彼らの眼には、宗教が異なれば礼拝も違って見えるのだろう。
だが、信仰は、宗教の違いを超えて普遍である。



愛とは、自身の心と魂が他者の心と魂に同期して調和すること、だと思う。

学者

近頃の学者は、知識による堅牢な城をうち建て、一切を掌握したかのように振る舞う。彼らは自分の周囲のことならあきれるほど良く知っている。だが最も重要で、最も自分に関わる事柄、すなわち自分自身に関してはまったくの無知であり、また知ろうともしていない。

ギリシャでは、ソフィストと呼んだ?


約束を守ること

「偽善者には三つの印がある。まずは嘘をつくこと。次に約束を守らぬこと。そして信頼を裏切ること」

その者の学識や特技などには惑わされるな
その者が約束を果たすかを見届けるが良い
もしもその者が約束を違えず守るのならば
その時こそは思う存分に褒め讃えるが良い
その者には称賛以上の価値があるのだから

沈黙の価値

「邪悪な友を持つよりは、孤独である方がよほど貴重である。しかし良い友は孤独よりも更に貴重である。良い言葉を話すことは沈黙よりも貴重である。しかし沈黙は邪な言葉よりも更に貴重である」

怒りを鎮めること

「争いに勝利することが英雄の条件ではない。怒りを感じた時に、怒りを自ら制御し鎮める術を持つ者こそが真の英雄である」

急がぬこと

「急いで歩いたところで、何の益にもならない」

新月こそは、眼には見えなくとも月の完璧な状態である。
満月は欠けて完璧さを失うが、新月は満ちてゆく以外にはない状態だからだ。
新月は、一夜、また一夜、時をかけて進歩することについての学びを与える。
熟考に熟考を重ねて、自らを救う手立てがあることを、新月は教える。
新月を見て、人は学ぶのである、
「急ぐことは愚か者のすること、頂上に至るには段階を踏まねばならぬ」と。

秘すること、秘密

「あなたが願を叶えたいなら、だれにもそれを打ち明けてはならない。
あらゆる天の恩恵は、与えられたものに対する邪視を招く。
秘することで邪視を防げば、願いは現実となるだろう」

預言者は、最も深いところに最も大切な願いを隠す者が
最も早く願いごとを達成するだろうと仰せになった。

人はすべての秘密をさらけ出すべきではない。
あなたの出自、財産、宗教に関しては唇を閉じていなさい。
この三つに関して語るには、あまりにも敵が多すぎる。
秘密は一人で守るもの。
二人以上が秘密を知れば、たちまち海の向こう側まで知れ渡ろう。

富への執着

富と金とは、頭にのせる帽子
帽子に逃げ込むのは禿げた男
美しく縮れた巻き毛の男なら
帽子などない方がよほど幸せ

真に自由闊達な日とはおよそ次の通り
富める者の後を追うこともせず
貧しい者の後を追うこともしない
富にも貧困にも惑わされることがない
現世にも、人びとの煩わしさにも関わらない
その人は、自らの存在をまったく消し去っている

一切れのパンと引き換えに魂を売り渡す者よ
大麦の小さな一粒のために金鉱を手放すとは
ニムロードもまた神に恋することはなかった
彼は小さな蚊にその魂を引き渡したのだった

愛する者を探すなら
あなたが愛する者そのものになる
パンの一切れを探すなら
あなたがパンの一切れになる
この神秘を理解できるなら
あなたはすでに知っている
あなたが探しているのは
他でもないあなた自身なのだ

嫉妬

「嫉妬の焔は善行も崇拝もすべて焼き尽くす。ちょうど炎が、森の樹木を焼き尽くしてしまうかのように」

悪癖

あなたが感じる不快感は、あなた自身への不快感に他ならない。他人はあなたの悪癖を映す鏡の役割を果たしているに過ぎない。

独裁、暴政

「暴虐と独裁から遠ざかれ。本当に、それは審判の日の暗闇である」

悪人たちの犯す大それた不正は、やがてそっくりそのまま彼ら自身を葬る暗黒の井戸となる。

王も高官たちも欺瞞に耽り
裁判官も故意に誤った審判を下す時
最も高く、最後の審判を保持する神から
彼らに同様の痛みと災難が降りかかる
その時の彼なの何と哀れなことか

「悪事の策謀は、その当人に降りかかるばかりである」

陰口、中傷

「邪推の多くを祓え。本当に邪推は、時に罪である。無用の詮索をしたりまた互いに陰口をしてはならない」

賄賂

「賄賂を支払う者、賄賂を受け取る者を神は決してお許しにならない」

嘘、偽り、欺瞞

心正しい者であればそもそも誓いなど口にする必要がない
彼らは澄んで輝く両の瞳で十分だと知っている

真実の友と、二心ある者とを見分けられぬと嘆くよりも
自分の役に立たぬ嗅覚を呪うがいい

真実の言葉だけが心に深い休息をもたらす
畢竟、真実とは心の魚を釣り上げる釣り針である

時を無駄にすること

過去を懐かしむことなしに、過去をじっくりと観察せよ
その階梯を通り過ぎ、過去から解き放たれて自由になったとき、
あなたの神秘の道を歩む準備が整ったことになるだろう。
あなたは今や時の申し子。
時に学び、同時に時の師ともなる。
今や流されるのはあなたではない。
時があなたのために流れる。
二度と今生きているこの瞬間を無駄にすることもなくなる。
神秘の道を行く者は全て瞬間の息子
われらが知るのはただ現在あるのみ
「明日」はわれらの流儀にそぐわぬ
あなたもまたわれらの友ではないか
心せよ、あなたが手にしたそれらは
時の経過と共に消えゆくものだから

躊躇い

「あらゆる状況にあって、躊躇いは無用である。悪魔は常にあなたが躊躇った心の隙間に忍び込もうとしている」

預言者は人びとに

「もしも・・・」と言うことを禁じられた。

偽善者はその死の瞬間までそう言い続ける。
彼が一生のうちに得るものは、ただ後悔ばかりとなる。

Aoygai YoSuKe

メヴラーナの思想

メヴラーナは、イスラムをベースにした、学者、神秘家、教師、芸術家であった。

僕は、自然信仰および仏教およびサイエンスをベースにした、学者、神秘家、教師、芸術家であるのかもしれない。

メヴラーナとの比較

人間

メヴラーナは、人間を特別なものと捉えている。

僕は、人間はそれほど特別なものでもなく、脳が発達した高等動物である、くらいです。

でも、ある程度は悟らないと、ハダカのサルと大差ない、と考えている。

メヴラーナの

「外ではない、あなた自身の中にあなたの探すものがある」

僕は

「外とインターラクションしながら、自分自身の中に探すものがある」

メヴラーナの

「半分は天使の性質、半分は獣の性質、双方を備えたのがにんげんである」

これについては、同意します。ただし、

The Babylon System can NEVER win the Divine System.

This is called "the self evident truth".

獣性はBanylon Systemに与し、天使はDivine Sysytemに与する。

愛(僕の捉え方)

We should be over Bare Apes, and then become Homo Sapiens.

愛、理性、知性、知覚、感覚、感性、感情

知覚は、知性に基づいて、外界のものを捉えること。

感覚は、感性に基づいて、外界のものを捉えること。

理性によって、感情をコントロールし、宇宙とハーモニーし、シンクロすると、それは素晴らしい愛になる。

メヴラーナの言うように、知性を超えた状態が愛だとは思わない。これらは、表裏一体です。

心とは、愛、理性、知性、知覚、感覚、感性、感情などが、トータライズして、脳に現われる現象だと思っている。

メヴラーナの、「知性とは愛と共に互いに補い合うもの」、には基本的に合意します。

知識とは、知性や感性によって、脳内に捉えた情報だと思う。

哲学

「一個人が真実の全体を俯瞰することなど、到底できない」 同意します。

「哲学であれ知識であれ、閉ざされた一個人の観測と推論に依拠する限り、広大な宇宙の神秘を知るには到底及ばない。神の愛、神の知識のみが欠けている断片を補うのである」

神を宇宙に存在するエネルギーの総体だと考えれば、メヴラーナのこの論には同意します。

知識

「知るとは自分自身を、その心と魂を知ること」

心とは、理性によりコントロールされて、表れる現象。

魂とは、エネルギーであり、感性により現われる現象。

メヴラーナの

「現象界の知は更なる憶測と疑念を増やす。幽玄界の知は空高く飛翔し俯瞰する」

メヴラーナは、

身近に大まかに現われるものを現象界だと捉えている。

宇宙に存在する精妙なエネルギーによって現われるものを幽玄界として捉えている。

「偉大なる人よ、あなた自身について知れ」

「正しい思考は道を切り拓き、正しい道は玉座へと通ずる」

「宗教とは知恵を伝授し合うことである」
「イスラムという宗教は善行を奨める」

現世の虜になった者
パンと引き換えに魂を売り払った者

現世の快楽に情熱を傾ける者、贅沢と快楽に溺れる者。
こうした者はすべて我欲の虜、我欲の奴隷となった者である。

・・・
そして太陽と光が彼らの中で合致するまで
終りなき廃墟に自らを閉じ込める。

この下りは、仏教的に言えば、一言で「知足」という。つまり、足るを知る、ということ。

メヴラーナはこの世界が刹那でしかないと考えていた。同意します。

現世の富はあなたにとって頭痛の種となるだけ
愚か者よ、そのような禍に自らを差し出すとは
たとえその頭上に太陽と月を授かったとしても
死んでしまえば煉瓦を枕に横たえられるものを

個人的には

「死は必ず訪れる」

よって、

「自身の死を受け入れるしかない」

と考えている。

Aoyagi YoSuKe

2008年7月18日金曜日

残飯処理

残飯処理は自然の摂理に従うのが良いだろう。

焼却処分ではなくて、有機的に土壌などに還元されれば良いと思う・・・

自然界では、食べ物が余っているときには、最終的には、土壌などの自然へと還元されている。

青柳洋介

メヴラーナとの根本的な差異 - ふたつ

自分自身の哲学とメヴラーナの考え方の差異

1.個と部分と全体に対する考え方が異なる。

個は個で、「責任」と「義務」を果たす。部分は部分で、「責任」と「義務」を果たす。全体は全体で、「責任」と「義務」を果たす。個は個で、「権利」を有し、部分は部分で、「権利」を有し、全体は全体で、「権利」を有する。

2.断食

断食は必ずしも必要ではない。自然の摂理に従えばよい。

青柳洋介

メヴラーナ辞世の句 - 活仏と菩薩

「われらはファラオでもなければニムロードでもない。泥土によって創られたこの世界に、何の未練があるものか。この地上にある限り、平安も永遠も得られはしないのだぞ。

見よ、われらはこの砦に閉じ込められた囚人に他ならぬ。ほんのわずかに限られた、許された者を除いては。われらはすべて、いつか神へと還る者。私もまたその一人であり、愛するものとひとつになることを切に望む者である」

これが、何を意味しているかというと、The Divine Systemに住むことができるのは、ほんのわずかな許された者。メヴラーナでさえ許された者ではない。

泥土の世界とは、The Babylon Systemで動く世界を意味している。

たぶん、メヴラーナは、The Divine SystemとThe Babylonの両方の世界を行き来していたのではないかと思われる。でも、命が尽きて初めて、The Divine Systemにのみ住むことができると言っている・・・

1273年12月17日、メヴラーナは、夕陽が沈み行くのとほぼ時を同じくして、この世を去った。預言者ムハンマドへの許へと還った。

ということは、ムハンマドは、「許された者」だと言うこと・・・

ということは、メヴラーナは、死んで仏(buddha)となった。

ムハンマドは、「活仏」だと言うこと・・・

つまり、釈迦も、「活仏」だということ・・・

おそらく、イエスも、「活仏」だと考えられる・・・

青柳洋介

追伸:

ダライラマ14世は、菩薩。つまり、メヴラーナと同様の者だと思われる。

ダライラマ14世が、マザー・テレサを「菩薩」と呼んだ。

よって、マザー・テレサも、メヴラーナと同様の者だと思われる。

つまり、この三人は、菩薩、Bodhisattvaだろう・・・


ムハンマド - メヴラーナ

釈迦 - ダライラマ14世

イエス - マザー・テレサ

のような構図だと考えられる・・・

参考文献)『神秘と詩の思想家 - メヴラーナ』 丸善プラネット

日本の出版業界のオープン度

結論:

24件の提案に対して、前向きの回答があったのは、

3/24

日本の出版業界の打率(オープン度)=1割2分5厘

よって、現時点で、ビジネスの相手としては、成立しないことが判明した。

青柳洋介

---提案

1.持ち込み企画でできたネットワークにたいして、デモ企画書、デモ原稿を送付した。

2.窓口が開いていて、提案するのが適切だと思われる出版社へ、デモ企画書、デモ原稿を送付した。

僕で対処できる翻訳本の案件があれば、紹介していただくように、依頼した。

青柳洋介

返答があった出版社など(現時点)

1. 3/16

2. 1/8

2008年7月14日月曜日

紹介システムは?

1.持ち込み企画でできたネットワークにたいして、デモ企画書、デモ原稿を送付した。

2.窓口が開いていて、提案するのが適切だと思われる出版社へ、デモ企画書、デモ原稿を送付した。

僕で対処できる翻訳本の案件があれば、紹介していただくように、依頼した。

青柳洋介

返答があった出版社など(現時点)

1. 3/16

2. 1/8

イルカ本 - 矢文

矢文を5本放ったが、1本は盾にはね返された・・・

残り4本のうち、3本は不採用通知が着た。

残る1本については、

「不採用」に関しては、通知が来ないということなので、

一応、企画提出日の1ヵ月後、すなわち、今月の25日まで、待機する。

版権エージェントの話では、この取引先は、まずは、不可能ということだったが・・・

青柳洋介

2008年7月12日土曜日

そして・・・

ソフィーの世界 -> 僕の世界

わたしたちの時代 -> われわれの21世紀とは?

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/07/blog-post_12.html

ビッグバン -> 宇宙は無限世界である -> われわれは星の子、河のそばで生まれた?

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/06/blog-post_6702.html

http://artharbour-ao.blogspot.com/2007/04/we-were-born-by-river.html

ガーデンパーティー -> 最後の晩餐 -> 六大驚天地へと・・・

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/02/blog-post_377.html

青柳洋介

わたしたちの時代

二十世紀は「実存主義」の時代。

ニーチェ - 神は死んだ

サルトル - 実存は本質に先立つ

「僕たちは自由な個人であるのだ、その自由のために、何もかも自分で決めるように、死ぬまで運命付けられている。自分でしたことの「責任」からはぜったいに逃れられない。人間の自由は黙っていない。自分自身で何かをするよう、真に実存して本物の人生を送るように強いている」

「自身で自身の生の意味をつくらなくてはならない。実存するというのは、自分の存在を自分で創造するということだ」

ボーヴォワール - 実存主義を性役割の分析に応用した

「女性というものはこういうもの、男性というものはこういうものというような、永遠の女性の本質も男性の本質もない。そんなものは通説にすぎない」

社会通念 - 「男性は『超越的』だ、だから男は外に出て意味や目的を求める。そして、そうあるべきだ。女は正反対で、『内在的』で、現に自分がいるところにとどまろうとする。だから、家庭や身の回りのこまごまとした世話をしたがるし、そうあるべきだ」

ボーヴォワール - 「そんな女性の本質も男性の本質もない、逆だ。女性も男性もそういう先入観から解放されるべきだ」

『第二の性』 - 女を抑圧しているのは男だけではない。女は、自分で生きていく責任を引き受けない限り、自分で自分を抑圧しているのだ」

つまり、自分のことを自分で決めなければ、自由でもなければ、独立もしていない。

『不条理劇』 - 日常生活の不条理を表現して、その正体をあばくことで、観客にもっとまともな生き方はできないんだろうか、と考えさせる。

「哲学の問いとは、それぞれの世代が、それぞれの個人が、何度も何度も新しく立てなければならない」

「現代は、新しいことと古いことのごった混ぜ」

科学的な思考は、『パラダイム・シフト』を迫られている。

『オルタナティブ運動』 - もうひとつの選択、今のやり方よりも、もっといい別のやり方がないかという問題提起の姿勢を表している。

個人的には、『ニューエイジ』は胡散臭く感じることが多い。『ニューサイエンス』の方は受け入れらるものが多い。

「真の哲学者は大きく目を開いていなければならない。たとえ、白いカラスは見たことがなくても、探すことを止めてはならない。そうしないと、教条主義者になってしまう」

青柳洋介

参考文献)ソフィーの世界

追伸)20世紀が実存主義の時代なら、21世紀は何の時代?

実存主義をベースにした共生の時代なのかな?

2008年7月11日金曜日

ダーウィンとフロイト

19世紀半ばの哲学と科学のキーワードは、「自然、環境、歴史、進化、成長」だった。

「ダーウィンは、動物や人間の創造についての教会公認の教えをしりぞけた」

「聖書は、人間は被造物のトップだとした」

個人のコメント:「地動説」と「進化論」に対する見方(融合方程式)

融合方程式とは 「融合による新たな真の発見」


偽? + 真? -> 新たな真


例1.

天動説は、必ずしも誤りではない、

地動説は、必ずしも正しくはない、

宇宙全体から見れば、天も地も動いている。

よって、天地動説が正しいと思われる。

天動説(偽?)+ 地動説(真?)-> 天地動説(真)


例2.

人はGodの創造物(偽?)+ 人は進化した生命の1種でしかない(真?)

 -> (ただし、God=宇宙にすれば)、人はGod=宇宙の創造物(真)


「種の起源」

1.すべての動植物は、古い単純な形のものから生物学的に進化した。

2.この進化は、『自然選択』の結果だ。

「乳牛にも麦にも犬にもフィンチにも、完全に同じものはない。ひとつの種でも、まったく同じ個体はない」

「生き残って成長し、種族を存続させるものは、生存競争の勝者なのだ」

個人的なコメント:市場経済システム(資本主義)は、ダーウィンの進化論がモデルです。今となっては、この原理は古い。よって、マーケットが不安定になっている・・・

人類は、「ハダカのサル」ではなくて、「ホモ・サピエンス(知性人・叡知人)」でしょ?

ヒトゲノムとショウジョウバエのゲノムは90%が一致する。人もハエも遺伝子的には大差ない?


「突然変異と生態系の変化で、進化していく」

「最初の生命は生温かい水溜りで、無機物から発生した」

このトリガーとなったのが、大気中に酸素がなかったこと、宇宙線が降り注いでいたこと・・・

「地上の全生命はみな同い年・・・ 原生命から発生した」

ファウストのメフィストフェレスへの言葉・・・

「宇宙は無限世界である?」

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/06/blog-post_6702.html

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フロイトは、1856年に生まれて、ウイーン大学で医学を学んだ。

そして、『深層心理学』『精神分析』という分野を作った。

「本能を発見した。本能は元来の姿を変えて現われる。人は本能に振り回されている」

人は教育によって、『快楽原則(イド)』を『現実原則』に作り上げる。このコントロール機能が『自我』である。

社会の道徳的な期待を『超自我』と読んだ。これは、教育によって躾けられる。

人は子供のころに性に対する禁忌を与えられ、それが性に対する罪の意識を植えつける。ところが性的な欲望や願望は自然のことなので、葛藤が生じる・・・

意識の敷居の下には『下意識』、あるいは『無意識』がある。無意識は、超自我や意識によって、心の地下室に押し込んでいる。

無意識は人の感情や行動を操っている・・・

人は『合理化』を行なう。本当の理由を認めたくないから・・・ いわゆる、「言い訳」というやつ?

つまり、「ホンネとタテマエ」の構造を作る・・・ 自己正当化

『投影』 他の人になすりつける・・・ いわゆる、「責任逃れ」というやつ?

神経症になりやすいは、不快なことを意識から締め出すのにエネルギーを使いすぎるタイプの人。

治療は抑圧されたトラウマを引き出すこと・・・ 無意識にトラウマを心の中に閉じ込めている・・・

神経症の患者は、このトラウマに四六時中こだわっているのに、トラウマを意識していない・・・

『夢判断』夢の中で、無意識の思考を意識に伝えようとしている。

夢には偽装や暗号化が行なわれており、夢の本来のテーマを見つけるために、夢のモティーフの偽装を暴き、暗号を解く。

シュルレアリスム(超現実主義)は無意識の力を作品に応用しようとした。

芸術家にとっては、意識の検閲をぶちこわしてことばやイメージを解き放つことが必要。

インスピレーションとは、無意識の引き出しから、すべてが流れ出し、ぴったりの言葉やイメージが見つかること。

つまり、理性や反省が自由で自発的で無意識な表現をコントロールしすぎないようにしないといけない。

芸術家は成り行きに任せることが大事。

シュルレアリスムの芸術家も、ある意味で霊媒だ。創造のプロセスにはかならず無意識の要素がからんでいる。

創造は想像力と理性の微妙な共演から生まれる。想像力がなければ新しいものは何も出てこない。

発想の突然変異は、あとからあとから、どんどん意識に出てくる。理性には理性の大切な機能があり、その獲物をテーブルに並べたら、選別するのを忘れてはならない。

つまり、感覚と思考の共演である。創造のプロセスに偶然はつきものだ。

青柳洋介

ヘーゲルからマルクスまで

ヘーゲルの「全体は部分の総和を越える」は否定済みです。

ヘーゲルは、ネットワーク(繋がり)というのを明確に認識していなかったと考えられます。



僕の論では、「その時点での部分の総和は、その時点での全体です」

繋がりが増えると、全体も増えます。繋がりが減ると、全体も減ります。



後は、ライプニッツの「予定調和」も否定しました。

これは、簡単なことです。宇宙は諸行無常である。変化は止まらない。

だから、パーフェクトな調和はありません。


逆を言うと、「全宇宙を見れば、変化しながら常に調和している」と考えています。

ある範囲に限ると、パーフェクトな調和はありえません。


そういう意味からすると、全宇宙を見れば、部分の総和は宇宙全体である。

ということだと思います。


西洋思想って、段階とか、階層とか、クラス分けとか、そういうのが好きみたいですね?

僕は、個人的には、人は「複素多様体」であってもいいと思っていますが・・・

この辺は、カオスとオーダーの折り合いの付け方の話かもしれませんが・・・


結局、原点に戻って、ソフィストではなくて、ソクラテスの

「無知の知」

ですかね(笑い)


同様に、最近の世の中を見ると、

「初心に返れ」

じゃないのかと思いますが・・・


青柳洋介

追伸:

繋がりが増えるといっても、全体主義の1枚岩では、脆いです。

どっか~~~ん、と真っ二つに折れます。

それよりも、複雑で柔軟なつながりのほうが強いです。

竹や柳、竹林の地下茎の繋がり。

複雑に張り巡らされた植物の根。でも、根はランダムに生えているのではありません。自然の摂理に従って、最適な根を張りますが・・・

青柳洋介

参考文献)ソフィーの世界

2008年7月8日火曜日

ご報告

ご報告

ここ4年ばかし、持ち込み企画を行ないました。

まともに対応してくれた会社は、初めて持ち込んだ1社のみ。

後は、大手の会社の部長のコネ(所属・氏名を相手に告げた)で対応してくれた2社のみ。

ということは、日本では、コネなしには、「企画の持ち込み」は成立しないという「結論」がでそうです。

最終的には、今月末までに、「結論」を出して、今後の「判断」をします。

「日本撤退」の可能性が大です。トヨタさんの「金言」・・・ 

「ムリ」「ムダ」「ムラ」

「ムラ」社会に、企画を持ち込むのは、「ムリ」で、日本の社会システム自体が大きな「ムダ」を含んでいます。

トヨタさん、「トヨタの金言」に従います。

トヨタさん、「世界のトヨタ」の「金言」を授けていただいて、ありがとうございました。

青柳洋介

2008年7月7日月曜日

日本撤退

現時点で、日本においては、
「持ち込み企画」という「ビジネスモデル」を成立させるのは、ムリがある、
という「結論」を出すかもしれません。

そういう結論が出たら、日本の出版業界から「撤退」するかもしれません。
別のビジネスに移ります。自己資金力などを考えると、日本の出版業界は、
「ムリ」「ムダ」「ムラ」
が多すぎるから。これは、「トヨタ」さんの「金言」です。

加えて、出版業界に限らず、日本は
「ムリ」「ムダ」「ムラ」
が多いです。その場合、「日本撤退」を検討せざるを得ません。


青柳洋介

日本は水呑み百姓の国。

「ムリ」「ムダ」「ムラ」

のうち、水呑み百姓が得意な、重箱の隅をつつくような、「ムダ」「ムラ」を、「ムリ」して取り除くのは得意です。

ところが、大きなシステムや制度自体が「ムラ」であり、「ムダ」を含んでおり、「ムリ」を強要します。

よって、これが、「日本撤退」の理由です。

翻訳とは?

翻訳とは、オリジナルのバーリューやバーチューをいかにしてローカライズするかということ。

青柳洋介

Copyrightについて

CopyrightはBabylon Systemと折り合いをつける手段だと考えている。

青柳洋介

Copyrightには、Babylon Systemサイドのものもあると思う。

そのRightsの目的は何か? そこがキーですが・・・ 僕はそのヒミツを知っています。

つまり、質量の法則ですが・・・

啓蒙主義とロマン主義

フランスの啓蒙主義

1.権威への反逆
2.理性の時代
3.啓蒙運動
4.文明楽観主義
5.自然に帰れ
6.自然宗教
7.人権

権威への反逆 - 過去のあらゆる真理を疑うことから始まる(フランス革命に繋がった)

理性の時代 - ある種の道徳規範は、生まれつき人間の理性にそなわっている

啓蒙運動 - 自然科学が、自然は合理的にできている、理性にかなっていることを裏付けた。モラルや倫理や宗教についても人間の不変の理性にかなった土台を作ることが使命。

文明楽観論 - 啓蒙された人類が出現するはずだったが、今やどんな進歩も文句なしに良いとは言えない

自然に帰れ - ルソーが言い出した。理性は自然から授かったもの。自然は善良で、文明が人間を損ねている。

自然宗教 - 宗教も自然なものにしようと考えた。

人権 - 市民の自然な権利、自然権のために闘った。出版の自由の闘い。奴隷制度の廃止や犯罪者の人道的扱いのために闘った。個人の不可侵性の原則が採択され、「人権宣言」として結実した。女性の権利のために闘った。「自由、平等、友愛」


ロマン主義

啓蒙主義の時代が理性を重んじたことの反動として、ドイツに起こった。

「感情」「想像力」「体験」「あこがれ」

『世界は夢になり、夢は世界になる』

「自然や自然の神秘主義への憧れはロマン主義の大きな特徴だ。ロマン主義の時代、『自然に帰れ』という言葉が飛び出した。ロマン主義は啓蒙主義の機械的な世界観への反動であっただけでなく、『宇宙(コスモス)意識』のルネサンスをもたらした」

「自然はたったひとつの大きなわたしだ。ロマン主義者は『世界霊魂』とか『世界精神』という言い方もしている」

シェリングは分裂してしまった精神と物質をもう一度一つにしようとした。そして、人間の魂も物理的な現実も含めた全自然は、世界精神の現われだ、と考えた。

また、自然は目に見える精神で、精神は目に見えない自然だ、と考えた。

「世界精神は自然の中にも、自分の心の中にも見いだせる」

「多くのロマン主義者たちは、哲学と自然科学と文学は一つだ、と考えた」

「ヘルダーの歴史観はダイナミックな歴史観だといわれる。歴史のそれぞれの時代にはかけがえのない価値があるし、それぞれの民族にはそれぞれの個性、つまり民族の心がある。問題はどうすれば、異なる時代や文化を理解できるか」

「キーワードは有機体。植物も民族も、文学作品もことばも、命ある有機体だと考えた。精神世界は、民族や民族の文化にも、自然や芸術にも宿っている」

青柳洋介

2008年7月6日日曜日

デカルトからカント

哲学体系にまとめた第一号がデカルト

デカルト、スピノザ、ライプニッツ、ロック、バークリ、ヒューム、カント

テーマは、『認識の確かさ』『体と心の関係』

17世紀になって、哲学者は心と体を切り離した ・・・ これが現代の病巣のひとつだと思う

(大陸)合理主義 「理性が知の源」

デカルト(1596~1650) 

「われ思うゆえに、われあり」

スピノザ 

「イエスは、愛が何よりも貴いという、理性に基づいた宗教を説いた。でも、キリスト教もまたたくまにコチコチの教義と虚しい儀礼に凝り固まってしまった」

「存在するものはすべて自然。『神すなわち自然』」


「政治の状況が、ぼくたちの人格や成長をさまたげることもある。外からの強制が僕たちを制限する、ということも。本来持っている可能性をはばかたせることができて初めて、自由な人間として生きる。それでもなお、内なる素質と外から与えられる条件に左右される」

「自分で自分を引き起こす原因になれるものだけが自由だ」

「すべては必然として起こるのだということを知れば、自然をまるごと直観的に認識できる。すべてはつながりあている。それどころかすべてはひとつだ」

(イギリス)経験主義 「感覚が語ることから世界についてのすべての知を導き出す」

ロック

計量可能な感覚(第一性質) 重さ、形、動き、数

計量不可能な感覚(第二性質) 色、匂い、味、響き

さまざまな自由思想の先駆者で、18世紀のフランス啓蒙主義の時代に花開いた。

三権分立 「立法府は議会、司法府は裁判所、行政府は政府」 モンテスキュー

ロックは、なによりもまず、立法府と行政府を分けるべきだと主張した。

ロックから大きな影響を受けたジョン・スチュアート・ミルは男女同権の大立者、先駆者だ。

ヒューム - 経験主義、不可知論

「本に大きさや数についての抽象的な思考過程が書いてあるだろうか? 書いてない。事実や現実についての、経験に支えられた推論が書いてあるだろうか? 書いてない。だったら、その本を火に投げ込め。なぜなら、ペテンとまやかししか書いていないから」

「はさみと糊で貼り合わされた複合観念を分析する」

「変わらない人格はない」 -> 諸行無常

「赤ん坊は習慣から来る予断の奴隷になっていない。赤ん坊は心が開かれている、偉大な哲学者だ。つまり、先入観がない」

カント

「世界を経験するには、感覚も理性も一役買っている。合理主義者は理性にウエイトを置きすぎる。経験主義者は感覚に偏りすぎている」

カントは理性ではなくて、悟性という言葉を使った。

「意識がものに従うだけではない、ものも意識に従う」 - 人間の認識の問題の「コペルニクス的転回」

物自体と現象を区別した。

「ものそのもの」と「わたしたちにとってのもの」を区別した。

世界を認識するためのふたつの要素。

1.感覚によって感じ取らなければ知りえないもの、つまり認識の素材

2.時空の中の因果律にそった出来事とみなすような、人間に備わっている内的条件、つまり認識の形式

「人間が知りうることには限界がある、理性というサングラスが限界を作っている」

道徳律はあらゆる社会、あらゆる時代の人間に当てはまる。どんな状況でもそうしなさい、というルール

道徳律は「定言的な命法」

この反対が「仮言的命法」 これこれの場合は、こうしなさい

「他の人をつねに目的そのものとしてつかうべきで、なにかの手段としてだけあつかってはならない。自分自身も何かを得るための手段に使ってはならない」

カントは「国際連盟」を作るべきだと主張した。カントは国連の理念の父である。

人びとの「実践的理性」が、戦争を引き起こすような「自然状態」を捨てるよう、国家に働きかけるべきだ、そして、戦争を未然に防ぐような国際的な法秩序を打ち立てるべきだ、とカントは考えた。

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「ソフィーの世界」 アルベルト・クナーグ(哲学者) - ソフィー・アムンセン - 船乗りの父

          レバノンにいる父(国連)    - ヒルデ・ムーレル=クナーグ


父親が実の娘ヒルデに哲学を教えるために書いた物語。父はヒルデがソフィーと一生の友達になると考えた

青柳洋介

バロック

バロック(17世紀)は、『いびつな真珠』という意味。

調和の取れたルネサンスとは、対照的に、いびつな誇張が特徴。

ルネサンスから受け継いだ人生を肯定する世界観と、信仰のために俗世間を否定して隠遁生活を送る、という対照的な傾向があった。

バロックの特徴は『つかのまの華やかさ』と『うつろいやすさ』

プロスタントとカトリックの戦いに、政治権力も絡んだ時代。階級差が桁違いに大きかった時代でもある。

バロックの建造物は装飾であふれかえり、政治は暗殺や陰謀や策略であふれかえっていた。

演劇は幻想を繰り広げて、それが幻想であることを暴いた。だから、演劇は人生そのもの象徴だった。

シェークスピアが作品を書いたのは1600年前後。ルネサンスとバロックが半々。作品中には、「人生は劇場」という言葉がちりばめられている。

存在は霊的なもの - 『観念論』アイデアリズム

現象は物質的なものからなる - 『唯物論』マテリアリズム

ニュートン - 『機械論的世界観』

ラプラス - 『決定論的世界観』

青柳洋介

ルネサンス

モットーは『源に戻れ』

最も重要なのは古代のヒューマニズム(人間中心主義)だ。

みつの重要な発明 コンパスと鉄砲と印刷術

ルネサンス時代の市民も封建領主や教会権力の束縛から身をもぎ離しはじめた。

古代の人道主義と比べると、ルネサンスのものは個人主義の色が濃い。つまり、たった一人しかいない個人なんだ。芸術や科学にかかわりを持つ人をルネサンス的人間と呼び、理想とされた。人間を裸の姿で表現することがふたたび当たり前になった。人間は思い切ってふたたび自分自身になった。恥ずかしがることはなくなった。

そして、あらゆる分野が花盛りを迎えた。芸術、建築、文学、音楽、哲学そして科学。

人間があるがままの姿を心地良く感じ、そして自然は肯定された。

ルネサンス期にはアンチヒューマニズム(反人道主義)も全盛だった。権威づくの教会や国家の権力のことだ。

新しい科学の方法が確立した。

「なによりも自然を自分の感覚を使って研究する。十四世紀の初めから、古い権威を闇雲に信じることへの警戒がどんどん高まった。権威とは、教会の教義やアリストテレスの哲学だ。問題は頭で考え続ければ解ける、という確信に対する警戒。今や、自然の研究は観察や経験や実験を踏まえるべきとなった。この方法論を『経験的方法』と呼ぶ」

つまり、知識を経験から手に入れる、経験科学。

そして、「人間は自然につかみかかり、支配するようになった」

「組織としての教会とかかわるよりも、神と一人ひとりの個人的な関わりの方が重要になった」

ルターの宗教改革

「教会が中世に作り上げた数々の宗教的なしきたりや信仰条件を否定した」 『聖書がすべてだ』と言って、キリスト教の原点に戻ろうとした。

青柳洋介

中世

529年、キリスト教会がギリシャ哲学に幕を引いた(アカデメイアが閉鎖された)。

以来、修道院が学問の伝授や思索や瞑想を一手に引き受けた。

ルネサンス(文芸復興)の人びとのイメージでは、中世はヨーロッパが古代とルネサンスのあいだ、真っ暗闇に包まれた1000年間の夜だった。

今でも、権威をかさに着た、融通のきかないものを「中世的」と表現したりする。
(まさしく、今の日本は、江戸時代の封建的な世界と変わり映えがしない。しかも、日本の内実は、江戸時代から大して進歩していない前近代国家に見える)

中世は、いわゆる封建制度が経済を支配する。封建制度の下では、少数の大地主が土地を所有していて、農奴はそこで働いてかつかつの暮らしをたてていた。
(日本では、荘園制から、幕府まで、いわゆる封建制度が幅を利かせた。明治維新で改革を試みたが、本質は大きくは変わっていない。とくに、人びとの精神構造は、現代国家の「市民」とは大きくかけ離れている)

ギリシャ哲学のその後は・・・

西ヨーロッパ ローマを中心とするラテン語のキリスト教文化圏 『ローマ-カトリック中世』
東ヨーロッパ コンスタンティノープルを中心とするギリシャ語のキリスト教文化圏 『ビザンチン中世』
北アフリカと中東 アラビア語のイスラム文化圏

これらに継承されたみっつの流れが中世の終りに北イタリアで合流して、大きな潮流になった。

アラブ人は、中世を通じて、生き生きとしたアリストテレスの伝統を守ってきた。そして、自然科学への問題への関心を新たに蘇らせた。

トマス・アクィナスは、アリストテレスの哲学とキリスト教を合体させようとした。信仰と知識を統合させようとした。キリストの啓示と生まれつきの自然な理性から到達できる「真理」があると考えた。
神に至る道には、信仰と啓示、理性と感覚の二通りがある。

青柳洋介

ヘレニズム

ソクラテスは、理性があったおかげで彼が生きていた時代にみんなが思い込んでいたことから自由になれた。

理性と良心は筋肉のようなもの。筋肉は使わなければだんだんとだらけて弱くなる。

アリストテレス後の四つの哲学(B.C.400~A.D.400、ヘレニズムの哲学、国際社会のテーマ)

ヘレニズムの特徴はさまざまな国や文化の仕切りが取り払われた(ギリシャ、エジプト、バビロニア、シリア、ペルシャ)

宗教の混交、つまり「習合」が起きた。

アテナイは「哲学」、アレクサンドリアは「科学(数学、天文学、生物学、医学など)」

キュニコス学派 健康のために心をわずらわすこともない。死も病気も、その人自身を苦しめない。他の人の災いを気に病んでもならない。(シニカル)

ストア派 あるのはただひとつの自然だ(一元論)。コスモポリタン(国際人)。「ヒューマニズム」。すべては必然という運命論。 (ストイック)

エピクロス学派 快楽が至高の源である。四種の薬 - 神々を恐れることはない。死を思い煩うことはない。善はたやすく得られる。恐怖はたやすく耐えられる。モットーは「今を生きよ」

新プラトン学派 「イデア界」と「感覚界」を一にした。

神秘主義 西洋=ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 東洋=ヒンドゥー教、仏教、中国の信仰など

ふたつの文化圏 セム語族(ユダヤ)、インド・ヨーロッパ語族(ギリシャ、ローマ)

インド・ヨーロッパの人びとは「見ること」が重要、一方、セムの人びとは「見ること」「聞くこと」の両方が重要。

青柳洋介

追伸:

「グローバリズム」を「宗教的な観点」から捉えると、「汎神論」と「一神教」の習合であると言えるのでは?

汎神論 - ヒンドゥ教、仏教、アニミズム

一神教 - ユダヤ教、キリスト教、イスラム教

P.S.

Creation
  
Allah created Heaven and Earth,
Rain comes from the heaven to the earth,
Vine grows,
And then it became a woman!
   
Brahman created Heaven and Earth,
Rain comes from the heaven to the earth,
Vine grows,
And then it became a woman!
   
God created Heaven and Earth,
Rain comes from the heaven to the earth,
Vine grows,
And then it became a woman! 
  
Energy created Universe,
Rain comes from the universe to Gaia,
Vine grows,
And then it became a woman! 
  
Aoyagi YoSuKe

I created a poem. How do you feel?
From Shimokitazawa Harbour 
  

天地創造 
 
アッラーが天地創造し、
大地に雨が降り、
つたが生え、
女になった! 
 
ブラフマンが天地創造し、
大地に雨が降り、
つたが生え、
女になった! 
  
ゴッドが天地創造し、
大地に雨が降り、
つたが生え、
女になった! 
  
エナジーが宇宙を創造し、
ガイアに雨が降り、
つたが生え、
女になった! 
 

青柳洋介

P.S.

こうやってみると、ヒンドゥ教、仏教もある種の「一神教」、つまり、「宇宙の最高原理」はブラフマン(梵天)である。

一番の問題は、一神教の場合に、人と神の間に「断絶」があることではないのかな?

人と神のアパルトヘイト?

2008年7月5日土曜日

アリストテレス

アリストテレスはギリシャ最後の偉大な哲学者であり、ヨーロッパ最初の偉大な生物学者だった。

プラトンは「イデア」に、はまってしまって、「自然の観察」がおろそかになった。

アリストテレスは、まさに「変化」に、つまり「自然過程」に関心を寄せた。

プラトンは感覚世界にそっぽをむいた。逆に、アリストテレスは、自然に分け入って、魚や蛙やアネモネやけしの花を研究した。

プラトンは「理性」だけを用いた。アリストテレスは「理性」と「感性」を用いた。

プラトンは詩人や神話の語り手を想起させるが、アリストテレスの文章は簡潔で百科事典のように詳しい。

アリストテレスが書いた著作は講義録で、哲学は主に話し言葉の中に生きていた。

アリストテレスはさまざまな学問の基礎を作り、学問をきちんと組織に整えた偉大な科学者である。

アリストテレスはそれまでの自然哲学者たちが言ったことをまとめた。その後に、「論理学」を作り上げた。

アリストテレスは、プラトンのイデア説を本末転倒だと考えた。

つまり、アリストテレスは、具体物に共通してあるものを抽象化したものが「イデア」である、と主張した。イデアは元来的にあるのではなくて、経験から得られたものを抽象化したものにすぎない。

個人的なコメント:アリストテレスに同意します。プラトンからアリストテレスへの「コペ転」です・・・

つまり、プラトンは理性で考えたことが最高の現実だと考えた。

逆に、アリストテレスは最高の現実は知覚で捉えたこと、あるいは感じたことだとした。

プラトンは自然界にあることはイデア界にある何か、人間の魂にあるものが自然界の事物の反映だとした。

アリストテレスの考えはまるっきり反対だった。プラトンは人間の想像と現実の世界を取り違えた。一種の神話の世界観にはまり込んだ・・・

アリストテレスによれば、理性こそもっとも重要な人間のしるしだ。だが、理性は、人間が何も感じなければ、まったくの空っぽ・・・ 人間は生まれながらにしてイデアなど持っていない。

個人的なコメント:同意します。生まれてからオオカミに育てられたら、オオカミ人間になる。

現実は「形相(フォーム)」と「質料」が一体となってできあがっている。質料はそのものを作っている素材、形相はそのものたらしている固有の性質のこと。

質料にはかならず特定の形相をとる可能性がある。内に秘めた可能性を現実にしたがっている。そして、自然界のあらゆる変化は、質料が可能性から現実に変化すること。

だが、あらゆる形相は、何かになる可能性と、何かにしかならないという限定の両方を表している。

雨はなぜ降るか?

雲がちょうどそこにあったから ・・・ 質料因

蒸気が冷やされたから ・・・ 作用因

雨が降り注いだ ・・・ 形相因 (水の本性だから雨は降る)

アリストテレスの考えの一番大事な点は、

植物や動物が成長するのに雨が必要だから ・・・ 目的因

目的因は、ガイア仮説やシンクロニシティーなど考え方のベースになる・・・

「論理学」 まずは、分類

これは、オブジェクト指向のクラスとアトリビュートの話と類似している・・・

アリストテレスの論理学の重要な点は概念と概念を関連づけること。

リレーショナル・データベースの構築方法にも類似している。

加えて、推論や証明が論理的に正しいかの厳密な規則をいくつも立てた。

個人的なコメント:アリストテレスが第一起動者あるいは神と名づけたものは、個人的には、エネルギー(=波=物質)だと考えている。

「倫理学」

人間の形相には、植物の能力と動物の能力と、さらに理性という能力が備わっている。

アリストテレスの問い:

「人間はいかに生きるべきか?」「いい人生を送るには、人間には何が必要か?」

ソフィーの哲学者の見解:

「すべての能力と可能性を花開かせ、ぞんぶんに利用して初めて、人間は幸せになれる」

アリストテレスによる、幸せの三つの形。

幸せの第一の形は、快楽と満足に生きること。

第二の形は、自由で責任のある市民として生きること。

そして、第三の形は、科学者や哲学者として生きること。

アリストテレスは、この三つがすべて組み合わさったときに、人間は幸せに生きられると、力説している。三つのうちどのひとつにも偏ることも良くない。

そして、体だけに気を使う人は、頭しか使わない人と同じように一面的で、不完全である。両極端の生き方は、どちらも良くない(文武両道のことだと思う)。

徳について。「中庸の徳」。

臆病であっても、蛮勇であってもいけない。勇敢でなければならない。

ケチも浪費家もダメ。気前が良くなければならない(気前が良すぎるのが浪費家で、気前がなさすぎるのがケチ)。

食事。小食は危険だし、過食も危険だ(つまり、腹八分目だと思う)。これはギリシャ医学を想起させる。バランスと中庸が「調和のとれた人間」にしてくれる。

「政治学」

人間は社会的な動物だ。社会のうち、家族や村は、栄養や暖かさ、子育てのような生活の基礎を支える。社会のもっとも高度な形は国家だ(アリストテレスの時代)。

個人的には、グローバル化が進むと、コスモポリタン、ガイア仮説へと向かうと思う。

アリストテレスの国家の形態:

1.君主国家(専制政治にならないようにしなくてはならない)

2.貴族制国家(軍事政権というような形態にならないことが大事)

3.民主制(衆愚政治にならないようにしなければならない <- 今の日本?)

「女性」

残念ながら、アリストテレスは、基本的に女性は劣っていると考えたようだ。

こどもは男性の性質だけを受け継ぐ。男性は「種を蒔く人」、女性は「ただ種を受け入れて穀物を生産する大地のようなもの」と考えていたようだ。

あるいは、男性は「形相」を与え、女性は「質料」を提供する。

アリストテレスの考えは柳沢さんの「女性は産む機械」発言と似ている・・・


最後に、ソフィーの先生の言葉・・・

「自分から参加すること、自分で考えることが大切」

青柳洋介

2008年7月4日金曜日

プラトン

プラトンの関心は

「永遠で不変なもの」と「流れ去るもの」との関係

自然界の何が永遠で不変か?

モラルや社会の何が永遠で不変か?

 -> 感覚世界に属するものは、「流れ去るもの」

 -> あらゆる現象が型どられるひな型 「永遠で不変なもの」

この型を「イデア」と命名した。

イデア説 -> 感覚世界の背後にある本当の世界、つまり、イデア界がある。

永遠で不変のひな型、さまざまな現象の原型

「理性」は思うとか感じるとかの正反対の世界。永遠で不変のもの。

プラトンは現実をふたつの部分に分けて考えた。

第一の部分は「感覚界」。あいまいで、不完全な知。これらはすべて「流れ去る」

もうひとつの部分は「イデア界」。つまり、型は永遠で不変である。

「イデア界」は感覚では捉えられず、理性で把握するもの。

また、魂の本当の住まいへのあこがれを「エロス」と呼んだ。

自然界のすべての現象は永遠の型、つまり、イデアのただの影に過ぎない。

人間の体は、頭と胸と下半身からなり、頭には理性、胸には意志、下半身には快楽・欲望の機能が割り振られている。

これらの機能には、理想の状態、つまり徳がある。理性は知恵を目指し、意志は勇気を示し、欲望はコントロールされて節度を示すべき。

子供たちは、欲望をコントロールすることを学び、つぎに勇気を養い、最後に理性に磨きをかけて知恵を身につけなければならない。

体     魂    徳    国家

頭   - 理性 - 知恵 - 治める人

胸   - 意志 - 勇気 - 守る人

下半身 - 欲望 - 節度 - 商う人

プラトンの理想国家は、人それぞれが全体の利益のために特別の役割を担っていた。

プラトンの理想国家には性差がなかった。

そして、「イデア説」を批判したのは、プラトンの弟子のアリストテレスである。

Aoyagi YoSuKe

西洋文明

西洋文明を理解するには

ギリシャ自然哲学、および、ソクラテス、プラトン、アリストテレスを理解する必要があるようだ・・・

Aoyagi YoSuKe

ギリシャ神話:ゼウス、アポロン、ヘラ、アテネ、ディオニュソス、アスクレピオス、ヘラクレス、ヘファイストス、、、

神話を書にまとめた:ホメロスとヘシオドス

そして、哲学者が神話の批判を始めた・・・ クセノファネス(B.C.570ころ)

ミレトスの三人の哲学者(B.C.600ころ):タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス

そして、エレアのパルメニデス(B.C.500ころ)が、感覚と理性を区別して、「合理主義」が生まれた。

エフェソスのヘレクトレイトス(B.C.500ころ)が「万物は流転する」と言った。

そして、「ロゴス」=理性という言葉を使った。

アナクサゴラスが「ホログラム」や「フラクタル」の原点となった?

デモクリストス(B.C.400ころ)の「原子論」 ・・・ 唯物論者(マテリアリスト)

「歴史」 ・・・ ヘロドトス、ツキジデス(B.C.450ころ)

「医術」 ・・・ ヒポクラテス(B.C.450ころ)

そして、ソクラテス(B.C.450ころ)へと・・・

ソクラテス - カギ


ソクラテスの弁明

ソクラテスの死

プラトンとアリストテレス

ギリシャ自然哲学者 自然の探求、科学史で重要

ソクラテス 人間と社会の中での人間のありようが問題

ソクラテスは、「鬼神の声を聞いていた」

哲学の原点、「無知の知」

パルテノンとは、『乙女の家』、アテナイの守護神、女神アテネが祀られていた。

アテナイのアゴラでヨーロッパ文明のすべての基礎が置かれた。

『政治』ポリティック
『民主主義』デモクラシー
『経済』エコノミー
『歴史』ヒストリー
『生物学』バイオロジー
『物理学』フィジクス
『数学』マセマティクス
『論理学』ロジック
『神学』セオロジー
『哲学』フィロソフィー
『倫理学』エシクス
『心理学』サイコロジー

『理論』セオリー
『方法』メソッド
『観念』アイデア
『体系』システム

・・・
・・・

そして、どうしても、デネットが出てくる・・・

---Wikipedia
ダニエル・デネット(Daniel Clement Dennett, 1942年3月28日 - )はアメリカ合衆国の哲学者。2005年2月現在、タフツ大学教授。同大学認知科学センター監督官。

1963年ハーバード大学卒業後、1965年オックスフォード大学にてPh.D取得。ハーバードではW・V・O・クワインに、オックスフォードではギルバート・ライルに師事。

心の哲学・科学哲学を専門とし、特に進化論や認知科学との関わりで人間の意識の問題などについて論じている。

2001年、ジャン・ニコ賞 受賞。

西洋哲学
現代哲学

名前: ダニエル・デネット
生年月日: 1942年3月28日
学派: 分析哲学
研究分野: 心の哲学
生物学の哲学
科学哲学
特記すべき概念: 多元草稿モデル
カルテジアン劇場
ヘテロ現象学
万能酸、志向姿勢
影響を受けた人物: ギルバート・ライル
クワイン
ヴィトゲンシュタイン

2008年7月3日木曜日

ソフィーの世界 - 運命の章まで

神話とは、生きるために世界を説明したもの。

生贄とは、人が増えすぎないように、自然とのバランスを取るために行なった?

ギリシャ自然哲学のキーワード

理性と感性

元素と変化

万物流転

愛と憎

ホログラム(全体の情報が、部分に記憶されている)

フラクタル(大きなものの相似形が、小さなものの中に現われる)

そして、ソフィーは考えた。

「哲学を勉強することはできない。哲学的に考えることはできる。

僕のコメント: その通りです!

哲学を学ぶとは、哲学的思考方法を身につけること。つまり、「論理」や「理性」などで「現象」を説明すること。

場合によっては、感じることを理性的に説明することもある。

逆に、感じることを感じるままに書くと、詩のようなものになる。

そして、理性で感情をコントロールすると、心が安定するのではないかと思う。

「デモクリトス」

原子論を唱えた。魂は認めない唯物論。

個人的には、

エネルギー=波=物質

だと考えている。

原子などの素粒子は、理由は不明だが(4つの力が関係している? 引力、電磁気力、強い核力、弱い核力)、エネルギーが安定状態になった「現象」だと思う。

魂は脳と深く関連していて、脳から脳へ、時空を超えて伝わるものだと思っている。

「運命」

子供は新しいことを次々に発見している。大人になるということは、常識という習慣に埋もれてしまうこと。

「哲学者」は、「子供の心」を持っている・・・

個人的には、「運命」というよりも、宇宙の大きな「流れ」の中で生きている。つまり、


青柳洋介 2006/11/02


Life

Contingency is the Father of Discovery.
Necessity is the Mother of Invention.
Life may be on the Border between them.
Life may be on the Edge of Chaos.


生命

偶然は発見の父である
必然は発明の母である
生命はその狭間にあるのだろう
カオスの縁に佇むのだろう

のようにして、流れの中で、決定したこと(つまり、過去の現象)が「運命」である。

「迷信」とは、必ずしも「正しくないこと」を人びとが「共有している考え方」だと思う。

ただし、科学も万能ではない。時の流れと共に、過去に正しかったことが、その時点で誤りになったりすることもある。

人間にとっては、「魂」と「体」の両方が大事。

「健全な魂を持てば、健康になる」 つまり、「病は気から」と同様な考え方。

逆も言える

「健康な肉体に、健全な魂は宿る」

つまり、「魂と肉体は表裏一体」だということだと思う。

青柳洋介

追伸:

「デルフォイの神託」

「汝自身を知れ」 ・・・ 人は神にはなれない。死の運命から逃れられない・・・

個人的な考え:

魂は脳と深く関連していて、脳から脳へ、時空を超えて伝わるものだと思っている。

この考え方を敷衍すると、「魂」は必ずしも、死なない。

例えば、本や絵画や音楽なども、魂を伝える媒体であると考えている。

こういうものを総称して、個人的に、ソフトウェアDNAと読んでいる。

例えば、平和憲法なども、平和の精神(魂)を伝える法としての、媒体だと考えている。

「法の精神」 モンテスキュー

【法の精神】
(De lesprit des lois フランス)モンテスキューの主著。1748年刊。法律・制度を自然的・社会的条件と関連づけて考察し、三権分立を唱え、イギリス憲法を称賛。明治の邦訳題名「万邦精理(ばんぽうせいり)」(明治8~9年刊)。

青柳洋介

イルカ本とソフィーの世界の類似点

『ソフィーの世界』は、ソフィーの言葉

「哲学を勉強することはできない。哲学的に考えることは学べる」

につきる。いろいろな哲学者などの考え方を例示しながら、ソフィーが哲学的に考えることを学んでいく。


イルカ本は

「実証科学」「科学的に観察して、科学的な見解を出す」ということの「例」を示している。

その本質は、著者を指導したケン・ノリスの言葉に表れている。


 人類は何世代にもわたって努力をし、発見の手段を磨き上げた。進歩が遅いとか、客観的でないと言われようが、科学的な手法の価値を否定できない。科学を使わなければ、世界を客観的に理解できず、風聞や個人的な偏見となってしまう。ケン・ノリスは、



「科学とは互いにうそをつかずに済むためのルールの体系だ」

と言う。


 ケン・ノリスの言葉は、リチャードや、アンドリューや、後に加わった研究者たちの基本的な考え方でもある。


つまり、両書の類似点は、「教育的な本」だということだと思う。


青柳洋介

2008年7月1日火曜日

イルカ本 - 矢文

結局、2社が受け付けてくれた。

もう1社は今のところ、返答なし。

今月末で締め切り。

それで、ダメなら、とりあえず、棚上げ、か、お蔵入りにする。

以上

青柳洋介

矢文

1本は盾にはね返された。

1本は手紙の内容に「ずれ」があったようだ。

1本は受け取ったとのこと。結論が出るまでに1ヶ月の猶予が必要とのこと。

残りの2本は、現時点では、どうなっているかは不明。

Aoyagi YoSuKe

以上を鑑みると、すべてが判明するまでには、今月末までかかりそうだ・・・