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2020年6月8日月曜日

野生のイルカとふれあう

立派な本ですが、日本では黒字が出ないので企画が通らなかった。
Kindleのパーソナルドキュメントで出版配布した。
もはや本の出版は終わった。ブロガーになった。
あお文庫 黄本 > オリジナル本
あお文庫 緑本 > 翻訳本



野生のイルカとふれあう



グレイトシステム


ペルシャの王と海の王女


2015年11月10日火曜日

不思議の国のアリス@紅楼夢

著作権侵害@老人と海

らしいです・・・

投稿者 Amazon Customer
形式:Kindle版|Amazonで購入
キンドル書籍には、99円の『老人と海』と、199円の『老人と海』があります。

うち、99円のほうは、青空文庫の公開作品を不適切にコピーした商品です。

・青空文庫では「適切なクレジットを表示すれば再配布してもよい」というライセンスで公開されているが、この商品は、販売ページにも表紙にも目次にも、著作権者(翻訳者)の名前が表示されていない。著作権侵害。

・さらに、商品説明はウィキペディアのコピーだが、そこにも引用元の表示は無い。著作権侵害。

厄介なことに、199円のまともな商品に対して書かれたレビューが、不適切な99円のほうにも表示されています。
そのため、私のこのレビューも、まともの商品のほうにも表示されてしまうと思いますが、あくまで99円の商品への批判です。

2010年2月7日日曜日

マーガレット - 企画のみ

                        訳本企画書                          2008/10/20
                     Book Creator Aoyagi YoSuKe(青柳洋介)

          “MARGARETTOWN” Gabrielle Zevin

【原書の情報など】
 タイトル: MARGARETTOWN
 仮題: マーガレット・タウン
 作者: ガブリエル・ゼヴィン(Gabrielle Zevin
■ 出版社: Hyperion
 総ページ数: 293ページ
 ISBN: 140135242-1
 発行年: 2005
 作者について:
1977年、ニューヨーク生まれ。2000年にハーバード大学を卒業し、映画の脚本を書いている。脚本のうちのいくつかにはオプションが付いて、そのうちのひとつ、”Conversation with Other Women”は最近、映画化された。ガブリエルは、この脚本で、2007年の Independent Sprit Awardにノミネートされた。以下の三篇の小説も書いている。MargrettownElsewhereMemoirs of a Teenage Amnesiac.
■ 大筋
恋した女性マギーの中には、7歳から77歳までの年齢の異なる5人もの女性が同居していた。彼女を愛するということは、マーガレット・タウンに住む他の女たちも、同時に愛さなくてはならない。彼女たちと折り合いがついて、結婚したが、妻が浮気して破局を迎えた。そのとき、妻は娘のジェーンを宿していた。僕はジェーンを引き取り育てていたが、ジェーンが6歳のときに、妻は死んだ。僕も癌を患い、11歳のジェーンに宛てて、死の病床で物語を書いた。
その後、娘のジェーンも自分自身の街を作り、25歳で結婚した。


 書評:
本書は、the Barnes and Noble Discover Great New Writerプログラムで、BookSense Notableに選ばれた。また、This is That(Eternal Sunshine of the Spotless Mind)など、映画化のオプションも付いている。
Publishers Weekly
ぜヴィンのデビュー作。風変わりな恋愛物語。ひとりの驚くべき女性と、その夫、その娘との関わりあいを、会話を多用して表現し、女性の複雑さを描いている。夫のN.が、移り気で魅惑的なマギー・トゥンを、きまじめに描いている。N.とマギーのふたりは、マギーの子ども時代の家があるマーガレット・タウンへ旅立つ。その街には、マーガレットという名の女性だけが住んでいた。お茶目な少女メイ、ヒネクレ者のティーン・エイジャーのミア、性格がきつい中年のマージ、賢くて年長のオールド・マーガレット、そして、姿を現さない自殺願望を持つアーティストのグレタ。この女性たちがすべて、マギー自身であるという秘密は明かさない(女性の中には、他の女性が、必ず同居している)。マーガレット・タウンが、現実の街か、それともN.の作り話かは、謎のままである。本書の前半で、N.は必死になって、マーガレットの多面性を愛し、理解しようとする。両親が亡くなった後に、最終章で、娘のジェーンが父の遺稿を読む。サブプロットとして、N.の後見人である気楽な叔父、マーガレットの浮気、N.のかつての女友達との浮気などがある。結局、その女友達はN.の姉のベスと仲良くなり、いっしょにジェーンを育てる。この部分は、ときには冗長に感じられ、ひとつの短編として書いたほうが良いのかもしれない。だが、ストーリーは神秘的で風変わりであり、ゼヴィンの作風には遊び心があるし、作品は感動的でもある。


【レジュメ】
 あらすじ:
目次:
1.ベッドの中のマギー
2.昔、昔
3.甘美な拷問
4.ささやき声
5.紙の中の男
6.ジェーンの街

主な登場人物:
マギー 主人公の女性
N. マギーの恋人、夫

オールド・マーガレット 77歳の老婆
マージ 52歳の中年女性
グレタ 39歳の自殺願望を持つアーティスト
ミア 17歳のヒネクレ者
メイ 7歳のお茶目な少女

ベス N.の双子の姉
ジャック N.とベスの後見人
L(リビー) N.の前の恋人

ジェーン N.とマギーの娘
ジェイク ジェーンの結婚相手

あらすじ:
1.ベッドの中のマギー
(マギーと出会って、恋に落ちるまで)
僕が初めてマギーと出会ったころ、僕は半地下のアパートに住んでいた。僕の姉のベスとマギーが、僕の部屋を定期的に訪れていた。そのころ、僕は大学で、倫理学の助手をやっていて、マギーは僕の生徒だった。マギーは25歳で卒業し、そのとき僕は31歳だった。
マギーが卒業した後の夜、マギーが、「私は呪われているの」と言った。
最初はその意味が分からなかったが、僕は、マギーに「愛している」と告白し、マギーも「愛している」と答えてくれた。僕には、恋人のLがいたが、マギーを愛してしまった。
そして、マギーは、「私はマーガレット・タウンから来たのよ」と告げた。
「ジェーン、君の母は、19XX年にマーガレット・タウンで生まれた。生まれたときは、マーガレット。少女のころは、メイ。ティーン・エイジャーの時には、ミア。大人の女性のマージ。そして、死ぬ時には、ふたたびマーガレットになった」
僕は、マギーを心の底から好きになり、恋の病に落ちた・・・
僕はマーガレット・タウンにある彼女の家に、2、3日滞在して、自分の部屋に戻る予定だった。だが、足の骨を折ってしまい、そのひと夏を彼女の家で過ごすことになってしまった。

2.昔、昔
(恋の病を患って、結婚するまで)
その家は、マルガロンと呼ばれていた。
「私は、オールド・マーガレットよ、あなたのことは知っているわ」と彼女が言った。
「マギーとはどういう関係ですか?」と僕が尋ねると、




(以下省略)

イルカの本 - 企画&翻訳済み原稿


【原書の情報】
■ タイトル: To Touch A Wild Dolphin
                  - A Journey of Discovery with the Sea’s Most Intelligent Creatures
■ 仮題: 野生のイルカとの触れあい - 海でもっとも知的な生き物の観察研究
■ 作者: Rachel Smolker(レイチェル・スモールカー)
■ 総ページ数: 274ページ(写真16ページ含む)
■ ISBN: 0-385-49176-X
■ 発行年: 2001
■ 作者について:(袖)
1982年にモンキー・マイア・ドルフィン・リサーチ・プロジェクトを共同で始めた。イルカの生活をあらゆる方面から洞察して、画期的な業績を残し続けている。ブリティッシュ・コロンビア、バハマ、ニュージーランドなど、世界中でイルカとクジラの研究に参加してきた。東南アジア、中央アメリカ、マダガスカルで霊長類の研究も行なってきた。現在は、バーモント大学のリサーチアソシエイトの職を持つ。ミシガン大学の動物学博物館と協力関係にある。ミシガン大学で博士号を取得。バーモント在住。

  書評:(裏表紙)
ほんのひと握りのサイエンティストだけが、自分の世界に他人を難なく導ける本を書ける。レイチェル・スモールカーはそのようなことができる数少ない中のひとりだ。イルカは人間と似ているようでもあれば、まったく違うようでもある。イルカが水の世界で生きるには、独特の感覚、スキル、反応などの能力が必要だ。スモールカーがその世界へ導いてくれる。タイトルが示すように、輝きを放ち、挑発的で、知的で、不思議で、とりわけ魅惑的と言ってよい本である。
  --Richard Ellis, author of Encyclopedia of the Sea and Deep Atlantic

この重要な本を読みなさい。パイオニア的研究だ。イルカが想像以上の不思議ですばらしい生き物であることを明らかにした。人間と異なるようでもあれば、似ているようでもある。われわれの仲間としてイルカをみなすためのランドマークとなる。
--Sy Montgomery, author of Journey of the Pink Dolphin

【レジュメ】
■ あらすじ
 60歳過ぎのエネルギッシュなエリザベス・ゲイウェンは、1981年に仕事を引退して世界各地を旅している。アメリカのサンタクルーズにある研究所に立ち寄り野生のイルカについて報告した。オーストラリアのパースの北、850Kmにモンキー・マイア(猿の居住地、現在は世界遺産)という場所がある。あまり知られておらず、研究場所として最適だ。野生のイルカが人から手渡しでエサをもらっている。報告を聴いていた著者に、ゲイウェンは「あなたは、必ずそこへ行くよ」と告げて立ち去った。
 19827月、クラスメートのリチャード・コナーとアメリカを発ち、ゲイウェンの予言どおり、はじめてモンキー・マイアを訪れた。野生のイルカにはじめて触れたのは、メスのホーリフィンだ。個体識別の方法を研究した。はじめのうちは背びれで見分け、そのうちに顔や体やしぐさで見分けられるようになった。イルカには、まさに人間と同じような個性があることが分かった。人と接するのがうまい、人になつかないおてんば娘、複雑で頭のいい気分屋、少々シャイな感じ、興奮しやすく攻撃的で動きがすばやい、などの個性がある。
 著者とリチャードは、一日中イルカと共にし、テープレコーダーで記録した。観察ノートも取り、観察スキルを磨いた。だが、野生のイルカがいつ、どのようにして、人と触れあうようになったかは、いまだに謎だ。著者は、偶然にそうなったと推測している。手渡し餌付けの元祖は私だと主張する人もいる。モンキー・マイアでの人とイルカの触れあいがどのように始まったかは分かっていない。南半球では10月ころから夏場に入る。イルカもあまり現れなくなり、さそりが出たりもする。暑さに耐えられなくなり、帰ることにした。今回は表面をかじっただけだが、予想以上の収穫があった。データを系統的に収集して検討すれば、無限の可能性があると思えた。そして、モンキー・マイアを後にした。
 19847月、クラスメートのサリー・ビバーズが加わって、モンキー・マイアへ戻った。それ以降、10年以上にわたり研究を行ない、本書を書き上げた。研究内容は、イルカと海綿、ビッグ・バン、イルカの社会、イルカの同盟、子育て、ホイッスルとクリックス、イルカの知能と感情、イルカのコミュニケーションなどだ。
 環境保護と観光開発などについても実例が述べられている。世界各地で漁具によってイルカが傷ついたり死んだりしている。中国のある川では、ダム、舟、漁具、汚染のために、川イルカがほぼ絶滅した。




  主な登場イルカなど
エリザベス・ゲイウェン:著者がモンキー・マイアのイルカに会いに行くと告げた。

ホーリフィン:背びれにえんどう豆大の穴が開いている2歳と7歳の娘を持つ20歳少し前の母親。野生とは思えないほど、人と触れあうのがうまい筋金入り。

ニッキー:ホールフィンの7歳の娘。背びれの上部に23箇所の裂け目がある。あまり人になつかないおてんば娘だが、気に入った人にはとてもなつく、複雑で頭のいい気分屋。

クルックドフィン:6歳の娘を持つ母親。背びれが曲がっている。少々シャイな感じ。

パック:クルックドフィンの6歳の娘。母親似でなく、デリケートであったり攻撃的になったりする。

ビビ:美しい青年。興奮しやすく攻撃的で動きがすばやい。

スノッブノーズ:大人の男性。はじめのころは警戒心が強くあまり近寄らない。口先を突き上げておどけるので、この名前にした。


  推薦する理由:
著者の15年に渡る研究の成果であり、著者のライフワークの一環とも言える。イルカを個体識別し、家族関係や仲間関係を分かりやすく説明している。観察場所は世界遺産にもなっているオーストラリアのモンキー・マイア。知られていなかったオスの同盟やダークサイドな面などについても明らかにした。魚を捕まえるときに行なう海綿利用やイルカの子育てなども興味深い。そのイルカたちとの触れあいを通して、イルカ物語風に描いている点が特徴である。くわえて、進化論や行動学などについても述べている。さらには、サイエンス・アドヴェンチャー風の旅行記という感じもする。古き良きアメリカの大学、カリフォルニア大学・サンタクルーズをベースにしたフィールド・ワークが主体の研究報告でもある。

高校生や大学生や若者の啓蒙書としても使えそうだ。くわえて、ひとりのタフで自由な女性の生きかたという観点から見ると、年配の方にも興味深いと思う。


目次と訳文の抜粋

野生のイルカとふれあう ¦ 世界遺産に生息する知的生命体発見の旅

                        レイチェル・スモールカー 著
                                青柳洋介 訳
目次

    プロローグ        1
      イルカにであう
      イルカはかしこいのか?
一章  モンキー・マイアへ    17
      ふしぎなおつげにさそわれて
二章  初めての訪問       27
      イルカもきもちをあらわす
      わかちあう
      イルカをまもる
三章  イルカのもとへ      51
      モンキー・マイアがよんでいる    
四章  シャーク湾        63
      じゆうといきていることをかんじる
      オーストラリアのれきしをしる
      おおまかにしぜんをしる
五章  野生のイルカを追跡    81
      かがくてきにかんさつする
      にちじょうをかんさつする
六章  イルカと海綿       105
      イルカもどうぐをつかう
七章  ビッグ・バン       115
      たましいはガイアとともにある
      イルカはスタンガンをもっている
八章  イルカの社会       135
      オスはダークなめんをもつ
九章  男たち          147
      オスはどうめいをくむ
      オスはたたかう
十章  母、娘、姉妹       171
      こどもをうんでそだてる
      セックスをする
十一章 ホイッスルとクリック   187
      はなしあう
      はなしかたをけんきゅうする
十二章 モンキー・マイアの生活  215
      サイクロンがくる
      リゾートにかわる
十三章 イルカの知能と感情    239
      きょうりょくする
      きょうかんする
十四章 イルカの保護       257
      しぜんをほごする
    エピローグ        269
      イルカもわたしもいきている
    謝辞           273
    訳者あとがき

2010年2月6日土曜日

パーマカルチャー - 企画のみ

                                訳本企画書                          2006/08/21
                                     翻訳人 青柳洋介

            PERMACULTURE – Principles & Pathways Beyond Sustainability



【レジュメ】
■ 目次:
前書き
本書の目的
序文
はじめに
パーマカルチャーの妥当性
観察し実行する
エネルギーを捉えて蓄積する
産物を得る
自己統制しフィードバックする
再生可能な資源とサービスを使い価値を見出す
無駄をしない
パターンからディーテールをデザインする
分離するよりも統合する
小さくゆっくりした解決策を使う
多様性を使い価値を見出す
辺縁を利用し境界に価値を見出す
変るために創造的に使い実践する
あとがき
参考文献
索引

  概要:
 著者が25年かけて行なったパーマカルチャーの経験に基づいて、農業を中心にすえたライフスタイルを実践するために、パーマカルチャーの原理と指針をまとめた。特に、化石燃料の枯渇によるエネルギー不足、および環境問題の観点から考察している。これらの問題を克服し、持続可能な社会にしていくための指針を与えている。
 哲学的な枠組み、全体論的なデザインの科学、エコロジカルな精神などについて、注力して述べている。御社で出版済みの『パーマカルチャー』の第一章に新たなコンセプトを付加して、詳細に渡って理論的・具体的に説明している。

  推薦する理由:

1991年刊行の”Introduction To Permaculture”の訳書『パーマカルチャー』が、御社から出版されています。企画本はその延長線上のもので、2002年に刊行されました。

近年、食や環境問題にたいする関心が高まっている。有機農産物や無農薬野菜、減農薬米などを求める消費者が増加している。また、石油価格が高騰しているし、「もったいない」を合言葉にして環境問題への取り組みも盛んになってきた。既刊本はパーマカルチャーの具体例という趣だが、一方、企画本はより広い視点に立って理論的な背景を示している。特に、化石燃料の枯渇や土壌への蓄積など、エネルギーについて深く考察している。日本の農業やライフスタイルの枠組みの中で、パーマカルチャーのコンセプトを適切に応用する場合に、本書が役に立つ。

 

【試訳】

原文:

Preface

Permaculture in an Uncertain Age

Uncertainly is one of the defining characteristics of our age. Contributions to this sate of affairs come from diverse sources.
Theoretical science has elevated uncertainty from simply a result of inadequate information to something which is inherent in everything.
The clash between the world’s multifarious cultural traditions and modernity leaves most people unsure of their values and their role in society.
The avalanche of evidence and information about the impermanence of almost every aspect of modern society and economy, especially due to looming environmental threats, undermines any sense of  certainty about the continuity of everyday life.
At the same time, accelerating technology and the emergence of endless new ideas, ways of seeing and being, movements, spiritual pathways and subcultures have expanded possibilities, hopes and fears beyond previously imaginable horizons.

The permaculture concept and movement are part of this global cultural reality, which some call post-modernism, where all meaning is relative and contingent.
The permaculture concept was a product of an intense but relatively brief working relationship between Bill Mollison and myself in the mid 1970s. It was a response to the environmental crisis facing modern society. The publication of Permaculture One in 1978 was the culmination of that initial work and a starting point of both the evolution of the concept and emergence of the worldwide permaculture movement.
Bill Mollison has described permaculture as a “positivistic” response to environmental crisis. That means it is about what we want to do and can do, rather than what we oppose and want others to change. This response is both ethical and pragmatic, philosophical and technical.
Like all ideas, permaculture is founded on some fundamental assumptions that are critical to both understanding and evaluating it. The assumptions on which permaculture was originally based were implied in Permaculture One and worth repeating.

訳文:

序文

不確実性の時代におけるパーマカルチャー

不確実性は現代の明らかな特徴のひとつである。このような状況に適切に対処するには、多様性がカギとなる。
  理論科学は、すべてに連なる不適切な情報を与えて、不確実性を増大させているだけだ。
  多種多様な文化的伝統と現代性が矛盾を起こしているために、ほとんどの人は社会における自分の価値観と役割に確信が持てなくなっている。
  現代の社会と経済があらゆる局面で一時的な痕跡や情報を大量に流すため、さらに環境に対する脅威が目の前に立ちはだかっていて、日々の生活に確かな継続性を感じられなくなっている。
  同時に、テクノロジの進歩が加速し、アイデア、見方や在り方、動き、精神の方向性、サブカルチャーが新たに際限なく現れるために、かつて想像できた水平線を飛び越えて、可能性、希望、恐れが膨らんでしまっている。

パーマカルチャーのコンセプトとムーブメントは、このグローバルなカルチャーのリアリティの一部であり、ポストモダン主義とも称され、その意味は相対的で偶発的である。
パーマカルチャーのコンセプトは、1970年代半ばに、私とビル・モリソンの間で濃密だが短期間の仕事によって産まれた。それは、現代社会が直面する環境危機に対する応答だった。1978年のPermaculture Oneの出版は初期の仕事の中で頂点だった。ここから、パーマカルチャーのコンセプトの進化と全世界的なムーブメントが始まった。
ビル・モリソンはパーマカルチャーを環境危機に対する積極的な応答だと述べた。その意味は、反対することや他を変えようとすることではなく、自分たちがしたいことやできることをする、ということだ。この応答は、倫理的かつ実存的、哲学的、技術的だ。
あらゆるアイデアと同様に、パーマカルチャーは理解と評価に対して批判的であるという根本的な前提に基づいている。パーマカルチャーが当初基づいていた前提は、Permaculture Oneに含まれており、再び使う価値があった。

ビーグル号航海記 - 企画のみ

           「訳本企画書」          2005/10/11

                                              翻訳者 青柳洋介

The Voyage of the Beagle

                          Charles Darwin

 

『ビーグル号航海記』(仮題)

             チャールズ・ダーウィン

 

●内容の概要(岩波ブックサーチャーより)

1831年から5年間、イギリス海軍の測量船ビーグル号に同乗した22歳のダーウィンが、南アメリカ大陸沿岸や南太平洋諸島をめぐって、地質や動植物を観察した調査記録。ガラパゴス諸島での知見が後の進化論の着想を与えたと言われている。


  『ビーグル号航海記 上、中、下』は岩波文庫(1959年、1960年、1961)から出ているが、品切れ重版未定(2005108日現在)となっている。

  トレンドとして古典復興がある。

  21世紀はバイオ・テクノロジの時代と言われており、その原点とも言える『種の起源』の根拠となった本書を復興する意味は大きいと思う。

  また、全生命が生き残っていくために、環境問題などの解決も人類の大きなテーマであり、種々の動植物などの観察結果も役に立つと思う。

  本書の復元想像などをCGなどの最新テクノロジを駆使して、DVD化するのも面白いと思う。さらに、TV放送なども視野に入れると面白いのではないだろうか。大自然スペシャル「赤道シリーズ(2)進化の島ガラパゴス」は面白かった。地球大進化も全部見て、面白いと思った。


翻訳に関するコメント

● 英文自体は比較的わかりやすい。

  地名、人名などを十分に調査する必要がある。

例 TIERA DEL FUEGO ティエラ・デル・フェゴ?

  動植物に関する語などを十分に調査する必要がある。

例 P.4   king fisher(Dacelo Iagoensis) カワセミ(ケープベルデカワセミ?)
  P.7   Aplysiaアメフラシ
    P.9   cryptogamic plants(Marchantiae) 隠花植物(ゼニゴケ類?)
  P.10  active crab(Graspus) 活発に動くカニ(イワガニ?)

l  Dacelo Iagoensisは、9946種の鳥名リストになかった。絶滅種?
l  marchantia polymorphaがゼニゴケ
l  どこまで調べるかの切り分けが難しい。
l  これはネットで調べただけ。

● 地名、人名、動植物名などに関する訳語は、岩波文庫版から引用すべきかどうかがわからない。岩波文庫版は今のところ未入手。

目次

 

ビーグル号航海記

チャールズ・ダーウィン

序文

第1章 サン・チャゴ - カーボベルデ諸島
第2章 リオデジャネイロ
第3章 マルドナード
第4章 リオネグロからバイアブランカ
第5章 バイアブランカ
第6章 バイアブランカからブエノスアイレス
第7章 ブエノスアイレスとサンタフェ
第8章 バンダ・オリエンタルとパタゴニア
第9章 サンタクルーズとパタゴニアとフォークランド諸島
第10章 ティエラ・デル・フェゴ
第11章 マゼラン海峡 - 南岸地域の気候
第12章 チリ中央部
第13章 チロエとチョノス諸島
第14章 チロエとコンセプシオン - 大地震
第15章 山脈越え
第16章 チリ北部とペルー
第17章 ガラパゴス
第18章 タヒチとニュージーランド
第19章 オーストラリア
第20章 キーリング諸島 - さんご礁の形成
第21章 モーリシャスからイギリスへ



l  地名は、2005年に出版された絵本と辞書などで調べた結果。未確定。
l  とくに、サン・チャゴとチョノス諸島は?
l  最終的には、目次は本文から自動生成する予定。

Animals In Translation - 企画のみ

5年前の企画です・・・ 文が滑らかでない・・・









「訳本企画書」           2005/06/20
翻訳者 青柳 洋介

Animals in Translation
Temple Grandin and Catherine Johnson
アニマルズ・イン・トランスレーション
━━自閉症の神秘によって、動物の行動を解読する(仮題)
テンプル・グランディン キャサリン・ジョンソン

SCRIBNER刊(356P ISBN 0-7432-4769-8 Copyright 2005 Simon & Schuster Inc.)


テンプル・グランディン━動物学の博士号をイリノイ大学から取得している。コロラド州立大学の助教授になり、Thinking in Picturesなど、自閉症に関する本を二冊書いている。彼女自身が自閉症だ。

キャサリン・ジョンソン━神経精神医学と脳を専門とする作家だ。Shadow Syndromesなどの本を三冊書いている。三人の息子のうち二人は自閉症だ。


注1) 版権がどのようになっているかは、アマゾン・ジャパンで訳書が出ていないこと以外は未調査です。
注2) ニューヨーク・タイムズのノンフィクション・ハードカバーのジャンルで4月13日時点で、二十五位くらいにランクされています。(5月7日時点でランク外です)

売り込みのポイント

●人工知能の研究を行なったことがあるので、脳に関する知識もあるし、興味もあります。
● プログラミング言語の研究を行なったことがあるので、言語、言語処理に関する知識もあるし、興味もあります。
● コンピュータによるコミュニケーションの研究も行なったことがあるので、情報伝達・処理に関する知識もあるし、興味もあります。
● 私自身が統合失調症を経験しているので、著者の自閉症に対する経験・薬物による治療なども実感として理解できます。実際に学研刊の『我、自閉症に生まれて』、『自閉症の才能開発』をよく理解できます。
● 野生動物のテレビ番組やナショナルジオグラフィックの写真などには興味があります。
● 環境問題などもクローズアップされており、生物の一種である我々ホモ・サピエンスも含めたサバイバルのために、他の生物の調査も重要だと思います。本書は、動物の行動、感情、才能、飼育方法などを「自閉症サヴァン」の目でわかりやすく説明しています。自閉症サヴァンとは、自閉症であるがために、特異な能力を備えた人です。著者はビジュアル思考をする自閉症サヴァンです。
● 人間の脳の原始的な部分の働きは、動物を観察することにより類推できます。人間の行動は思ったよりも脳のこの部分に支配されています。本書は人間の行動を考える上で有用です。
● 丸善の桑原部長から、内容は面白いが丸善向きではない。持ち込むなら、みすず書房がいいと思うというコメントを貰いました。
● 翻訳家の仙名紀さんから、アドバイスを受けています。

本書の内容の概要

1章は試訳を行ないました。
2章以降は、面白いと思われる点を箇条書きしました。

【1章 私自身の物語】
自閉症でない人たちは、私が動物の思考法を理解できると気づいたときのことについて必ず尋ねる。直感を持っていたに違いないと彼らは考える。
しかし、そうではない。私が他の人たちとは違う方法で動物を見ている、と自覚するまでには長い時間がかかった。動物管理のために私を雇った牧場主よりも私のほうが大きな優位性を持っていると、四十歳代を過ぎてはじめて気づいた。それは私が自閉症であることだ。自閉症のために学校や社会生活でつらい思いをしたが、私のおかげで動物たちは楽になった。
子供のころは、動物と特別なつながりがあるとは思わなかった。動物が好きだったが、私には問題があって子犬と猫の違いがなかなか分からなかった。私の人生において、とてつもない危機だった。私が犬と思うものは、すべて大きなサイズをしていた。私はサイズで犬を見分けた。近所の人がダックスフントを買ったときは、とても混乱した。「それがなぜ犬なの」と言い続けた。見分けようとして、よくよく何度も見た。ダックスフントが私のゴールデン・リトリバーと同じ鼻を持っていることにやっと気づいた。犬は犬の鼻を持つと理解した。
私が五歳のころの力量はそれくらいのものだった。
母が私を感情障害がある子供たちのための全寮制養護高校に入れてから、私は動物と恋をし始めた。その当時は、周りの者たちは私のことを何かにつけ「感情障害」と言った。私が喧嘩するので放校されたため、母は私が次に行く場所を探さなければならなかった。子供たちがからかうので喧嘩した。彼らは、私のことを「あほ」とか「テープレコーダー」と呼んだ。
私がたくさんの文を記憶していたので、テープレコーダーと呼んだのだ。私は話すときにはいつでも、その文を何度も繰り返し使った。それに加えて、私がしたい話は二、三種類しかないために、からかいは増長した。私はカーニバルのローター{回転車}乗りの話がとくに好きだった。私は子供たちの上によじ登って、
「ナンタスケット公園に行った。ローター乗りに行った。壁に向かって押しつけられるのが本当に好きだった」とよく言った。その次に、
「あなたたち、これが好きだったでしょう」
というふうに言った。そしたら子供たちは
「とても好きだったよ」と答えた。
はじめから終わりまで、何度も何度もこの話を繰り返した。それで、子供たちは私をテープレコーダーと呼んだ。
からかいは心が痛む。子供たちがからかうので、私は頭にきて殴るのだ。単純なことだ。子供たちは必ずからかう。彼らは私の反応を見るのが好きだった。
新しい学校では、この問題はなかった。学校には厩{うまや}と子供たちが乗る馬がいた。私がだれかを殴れば、先生たちは馬に乗る権利を剥奪{はくだつ}した。子供たちが悪さをした場合に殴らずに泣けばいいと気づくまでには、権利を剥奪されてからかなりの時間が必要だった。暴力を振るう代わりに泣いた。人が意地悪をすると、私は今でも泣く。





(以下省略)







【2章     動物は世界をいかに認知するか】
  著者は具体的なものを抽象化することと戦っている。
  抽象的思考者は、現実に基づかない抽象的な議論に縛られている。
  人は抽象的な思考をしているとラディカルになりやすい。
  動物や自閉症の人は物の観念ではなく物の実体を見る。
  高度にビジュアルな人は動物のように細部に反応する。
  多くの動物はパノラマビジョンだ(広範囲を見ることができる)。
  肉食動物は両眼視できないが,羊は両眼視できる。
  人は注意を払わない物は良く見えない。動物や自閉症の人は、見るのに注意を払わないので良く見える。
  自閉症の人は、普通の人よりも動物のほうに近い。
  動物にはEPS(超感覚的知覚)がある。
  普通の人は、感覚の生データでなく、スキーマ(概念)を見たり聞いたりしている。

【3章     動物の感情】
  自然状態で雄鶏が雌鶏を殺すならば、それは鶏でない。人間は、この生命についての基本的な事実を忘れがちだ。
  抗生物質による遺伝子の人為的淘汰は、耐性菌を生む
  恐れを持つ動物ほど攻撃性が低い。恐れを多く持つ動物は戦いたいとは思わない。
  偶然による淘汰のほうが、動物にとって危険性が少ない。単一の物理的遺伝形質を目的にした飼育を行なう場合、動物の感情の変化を予測できない。
  アルビノは、メラニン色素を持つ褐色の皮膚の動物より、神経性の問題を多く持つ。
  純血種の犬のほうが、混血種の犬よりも、感情や行動に問題があるという証拠が多くある。
  遺伝学的には、狼と犬はほとんど変わらない。
  動物と人間の感情の差は感情の混在だ。動物は同時に相反する感情を持てない。自閉症の人や子供も同じ。
  SEEKING(欲求)に関連した主な神経伝達物質はドーパミンだ。ドーパミンは快楽物質である。
  性ホルモンにはバソプレシン(オス)、オキシトシン(メス)がある。これらは、社会性、顔の認識力、テリトリー、攻撃性などに関連している。
  モルヒネ様のエンドルフィンという幸福ホルモンは痛みを減じる。エンドルフィンは社会的接触で上昇する。自閉症の人はエンドルフィンのレベルが高いので、接触の必要性を感じない。著者は社会的接触をスクイーズ・マシンに依存した。
  家畜・ペットなどの動物は社会性があり、仲間を必要とする。
  ロコモーター・プレー(locomotor play)は、脳の発達には重要だ。今の子供は、ロコモーター・プレーを十分にやっているのか?

【4章     動物の攻撃性】
  おとなしい犬が、小動物を楽しんで殺すのを見ると、飼い主はショックを受ける。
  犬が人を殺すのは、人が人を殺すのより断然少ない。
  犬の育て方が悪いと、犬は人間より上だと考え、家庭内でボスになってしまう。
  すべての肉食動物は、獲物に対し本能に基づいた「最後のひと噛み」をする。
  肉食動物が持つ追跡欲求は、先天的でなく後天的だ。
  動物の攻撃には次のものがある。権利主張型攻撃、痛みに基づく攻撃、ストレスに誘発される攻撃、混合型攻撃、病気に起因する攻撃、雄同士の攻撃。
  15歳から24歳の人間の若者は暴力に走りやすい。
  力に基づいた縦社会は、争いを最小化する。馬の社会では、馬は社会のルールを後天的に身に付ける。
  集団心理は現実のものだ。犬の集団は人間にとって危険だ。
  ひとたび飼い主より上に立った犬をその座から引きおろすのは容易でない。

【5章     痛みと苦しみ】
  食用の動物は苦しむべきでない。できる限り痛みを少なくしたい。できる限り即座に屠殺したい。
  草食動物はあまり痛みを見せないが、肉食動物は声などを上げ痛みを表わす。
  前頭葉を削除するロボトミー手術を受けた人は、痛みは気にするが苦しみは感じなくなる。動物の痛みや苦しみは、ロボトミー手術を受けた人と普通の人の中間に位置する。自閉症の人の痛みや苦しみは動物のものに近い。
  動物にとって痛みより恐れのほうが悪く作用する。著者の学校にいた馬のように、ひどい扱いを受けると、トラウマが残り消すことができない。
  自閉症の人や動物は、恐れを抑制する前頭葉のシステムが弱い。
  恐れを視覚で記憶した場合のほうが、言語で記憶した場合より、度合いが強い。自閉症の人は視覚による記憶なので、恐れの抑制が難しい。
  恐れはサバイバルにとって、重要な働きを持つ。恐れのあるマウスは負けるまでしか争わない。恐れの少ないマウスは死ぬまで争う。
  通常のマウスは、自分のテリトリーに入ってきた侵略者とは戦うが、他のマウスのテリトリーに入れると戦わない。
  人や動物は感覚で未来を予測する。
  恐れを感知する健全なシステムがあれば、動物や人は未来を予測しながら生き延びる。
  無意識に記憶したものは消えづらい。恐怖の記憶は永久に消えないように思える。
  好奇心と恐れは共にある。
  動物が恐れを一般化する方法は、感覚を使うのであって、概念を使うのではない。また、極度に詳細化された特定のものに恐れを持つ。

【6章     動物はいかに考えるか】
  ハトがピカソとモネの絵を区別した実験がある。
  アフリカ産のオウムのAlexは認識のレベルが4歳から6歳くらいの人間の子供のレベルに達している。色と形のような抽象物を分類できる。
  動物がビジュアルなイメージで思考する証拠を示した。人はREM睡眠の際にビジュアルなイメージで夢を見る。著者は目が覚めているときにビジュアルなイメージで思考している。
  カラスは人の様子を観察して、その人がカラスを撃つために銃を取りに家に戻ったか否かを判断できる。銃を取りに家に戻っていない場合にはカラスは逃げない。
  自閉症の人は動物と多くの共通点を持っている。
  プレーリードッグは名詞、動詞、形容詞を使うコミュニケーション体系を持っている。さらに、コロニーごとに方言もある。
  音楽のソナタの手法はもともと鳥が発見した。モーツアルトも鳥の鳴き声に影響されて作曲した。

【7章     動物の天性━甚大な才能】
  動物がどれだけ利口か?たとえば、鳥の渡りを見れば分かる。北極から南極まで30万キロもの渡りを行い、毎年戻ってくる。これは、本能でなく後天的に苦もなく身に付けたと考えられる。
  多くの動物は大容量の記憶領域と学習能力を持っている。
  リスは埋めた大量の木の実の位置を正確に思い出せる。人間にはできない。
  ヨーロッパ人は動植物を分類した。同様に人種も分類した。知性のレベルはヨーロッパ人が一番上、アジア人が次、一番下がアフリカ人。これは誤り。人種の問題でなくカルチャーの問題だ。おそらく動植物の分類に対しても同様の誤りを犯している。
  多くの動物は人間の持つ知性とは異なる知性を持っている。
  自閉症の人の利口さは動物のものと類似している。動物と共に長年生きてきて、動物は自閉症サヴァンと同様の才能があると結論付けた。
  普通の人の高度な知性は、高度な特殊能力を犠牲にして実現される。両者は両立できない。
  犬と人間の関係。人間は犬と共に進化した。人間は狼を変えた。狼は人間を変えた。ホモサピエンスがホモエレクトスから辛うじて進化した時点で狼と人間は共存していた。相補的なスキルを持つふたつの種が共同して進化した。
  狼はおそらく我々人間の脳の構造を変えた。犬が我々を人間にする。
  すべての動物が我々を人間にする。

【行動および訓練のトラブルシューティングの手引き】
  動物の行動は、後天的な行動、生物学に基づく感情、本能にしばられた行動の複雑な混在だ。
★ 動物を訓練する人は、ほめること、なでること、食物報酬などのような肯定的感情やモチベーションに基づくべきで、恐怖を与えるような否定的なやり方はすべきでない。