人口比で言えば、日本が世界一のようです。
※HNWI(High Net Worth Individual)とは「1百万米ドル(約1億円)以上の投資資産を保有」する人たちのこと。
世界のHNWI(富裕層)人口
・アメリカ:746万人
・日本:365万2000人
・ドイツ:163万3000人
・中国:153万5000人
・フランス:77万5000人
日本に住んでいるとあまり富裕層を意識することはないかもしれませんが、世界から見ると日本の富裕層人口が多いことが分かります。
世界の富裕層はどのような資産をもっているのか
富裕層はどのような資産をもつか気になる方も多いでしょう。
世界の富裕層の2018~2022年1月の金融資産の構成を確認します。
2022年1月におけるHNWIの金融資産の構成は以下の通り。
富裕層(HNWI)の金融資産の構成(2022年1月)
・株式:29 %
・現金及び現金同等物:24%
・不動産(住居を除く):15%
・債券:18%
・オルタナティブ投資:14%
流動性の高い現金等が2割強、不労所得が期待できる不動産と債券は約3割、値上がり益を期待する株式が約3割、オルタナティブ投資が1割強といったところで、2018~2022年の推移をみてもその割合はほぼ変わりません。
今から学びたい「富裕層に共通するポイント」3選
富裕層に共通するポイント1. 時間をお金で買う
生活をするにも、教育をするにも、資産を持つにも、また病気など万が一の時にも「お金」は大切です。それゆえ、お金が一番とは言わないまでも、最も大切なもののうちの一つとする人は多いでしょう。
富裕層に共通するポイント2. 売る時にいくらで売れるかを考える
一般的に買い物は「買ったら終わり」という消費をするもの。
富裕層に共通するポイント3. 健康意識が高い
富裕層の健康意識は高いです。
世界との比較、日本で100万米ドル超をもつ富裕層の割合
富裕層の目安となるミリオネアの割合と人数をクレディ・スイス「グローバル・ウェルス・レポート 2021」を参考に世界と比較して確認します。
【富裕層】100万米ドル超をもつ人数と割合
全体 5608万4000人
1.アメリカ 2195万1000人(39%)
2.中国 527万9000人(9%)
3.日本 366万2000人(7%)
4.ドイツ 295万3000人(5%)
5.イギリス 249万1000人(4%)
6.フランス 246万9000人(4%)
7.オーストラリア 180万5000人(3%)
8.カナダ 168万2000人(3%)
9.イタリア 148万人(3%)
ミリオネアの総数(資産100万米ドル超)は世界で約5608万人です。
日本が占める割合は7%で約366万人でした。
日本の平均年収は伸びていないですが、世界の中で見るとお金持ちの数は多いと言えるでしょう。
世界のミリオネアについては、アメリカが約4割で中国が約1割と、2カ国でおよそ半数を占めています。やはりアメリカの割合は大きいですし、2位の中国、3位の日本と比べると大きな差があります。
富裕層に共通するポイント1. 時間をお金で買う
生活をするにも、教育をするにも、資産を持つにも、また病気など万が一の時にも「お金」は大切です。それゆえ、お金が一番とは言わないまでも、最も大切なもののうちの一つとする人は多いでしょう。
しかし富裕層はそのお金を払ってでも、「時間」を買おうとします。
無限にあると思われる時間ですが、誰にも平等に1日は24時間です。「時間をいかに使うか」が大事であり、時間や労力をかけるのがムダだと思えば、富裕層はお金で時間を買います。
生まれた時間で仕事のパフォーマンスを上げる工夫をしたり、プライベートでも楽しいと思えることに時間を使ったり、体を休めたりする方が多い印象でした。
富裕層に共通するポイント2. 売る時にいくらで売れるかを考える
一般的に買い物は「買ったら終わり」という消費をするもの。
しかし富裕層は特に高額商品を購入する時に、「売却価格はいくらになるか」といった投資目線を持たれる方が多いものです。
売るときの値段を意識してより良いものを購入する方も多く、その視点はわれわれ一般人も学ぶところがあるでしょう。
富裕層に共通するポイント3. 健康意識が高い
富裕層の健康意識は高いです。
一般的には「健康でいなければ」という目的で健康を目指す方が多いですが、富裕層は健康でないことのデメリットを心得ており、自分のために健康であろうとする方が多いでしょう。
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