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2023年1月18日水曜日

中国人は貧しい?

「研究」の情報はウソなのかな?


収入階層や地域 によって世帯の人数は異なっているが、富裕世帯の比率も概ね 7%ということができよう。 (「上位中間層」の年収は 9 万元から 21 万元であり、中間値が 15 万元である。

世界的権威があるスイスのクレディ・スイスによる「Global Wealth Report 2021」では100万米ドルを超える資産を持つ成人の数を国別に報告しています。 同報告によると圧倒的1位を誇っているのは米国で、2,195万人が富裕層です。 中国は米国に続く2位で528万人もの富裕層がいます。2022/09/24


中国人の所得分布の実態
 今年(2020年)5月、全人代閉幕後、李克強首相が月収(税金・社会保険料等を支払った後の可処分所得。いわゆる手取り。以下、同様)1000元(約1万5650円)で暮らす人々が6億人いると暴露し、世界を驚かせた。

 その元になった資料とは、昨年、万海遠・孟凡強『月収1000元にも満たない6億人はどこにいるのか』(財新網。以下、『研究』と呼ぶ)である。李首相の指摘だが、正確に言うと、収入ゼロから月収1090元(約1万7060円)までの人が5億9992万人存在する。これは、中国全人口(以下、全人口)の42.85%を占める。

 昨2019年10月、「クレディ・スイス」の調査結果によれば、中国の富裕層であるミリオネア(100万米ドル<約1億457万円>以上の資産を持つ人)の数が米国の富裕層数を初めて上回ったという。同年半ばの時点で、世界のトップ10%にランクインした中国人は1億人で、米国の9900万人を上回る。果たして、この数字は本当なのだろうか。

李首相の指摘だが、正確に言うと、収入ゼロから月収1090元(約1万7060円)までの人が5億9992万人存在する。これは、中国全人口(以下、全人口)の42.85%を占める。

【絶対貧困層・最下層】

 さて、まず、世界的基準である「絶対貧困」層とは、1日1.9米ドル(約199円)未満、すなわち月収57米ドル(約5960円)未満の収入しかない人々を指す。これを中国に当て嵌めると、月収380元(約5950円)未満の人たちである。

【下層】

 第2に、ここでは、「下層」(月収500~2000元)を
(1)「下層下位」(月収500~1000元<約1万5650円>)
(2)「下層中位」(月収1000~1500元<約2万3475円>)
(3)「下層上位」(月収1500~2000元<約3万1300円>)
の3クラスに分けたい。

 (1)「下層下位」は3億2607万人(人口の23.29%)、(2)「下層中位」は2億4389万人(同17.42%)、(3)「下層上位」は1億7263万人(同12.33%)となる。

「下層」全体では、7億4259万人、人口の53.04%を占める。「最下層」と「下層」を合計すると、9億6393万人、全人口の68.85%となる。つまり、中国人の3人に2人以上は、この層に属する。この2つの層には、あまり消費を期待できないだろう。

【中間層】

 第3に、中国では、月収「2000~3000元(約4万6950円)」(「中間層」約2億0735万人。人口の14.81%)ならば、悪くないと言われる。一線都市(北京・上海・広州・深圳)・新一線都市(成都・重慶・武漢・天津など)では暮らすのが難しいが、二線都市(寧波、廈門、大連、青島など)や三線都市(海口、汕頭、洛陽、桂林など)では、何とか暮らしていけるという。


【上層】

 第4に、「上層」を
(1)「上層下位」(月収3000~5000元<7万8250円>。1億5695万人で人口の11.21%)
(2)「上層中位」(同5000~1万元<15万6500円>。6328万人で人口の4.52%)
(3)「上層上位」(同1万~2万元<31万3000円>。784万人で人口の0.56%)
の3クラスに分ける。

 この層は、生活に余裕があるだろう。なお、「上層」全体では2億2807万人、全人口の16.29%である。消費に期待が持てる。

【最上層(富裕層)】

 第5に、月収「2万元」以上の「最上層」(富裕層)は、全体の0.05%で70万人いる。「紅2代」「紅3代」(日中戦争や国民党との内戦に参加し、建国に貢献した共産党の元高級幹部の子弟)、あるいは「官2代」「官3代」(新中国成立後、貢献した元高級官僚の子弟)らが中心とみられる。

『研究』の数字を見る限り、冒頭掲げた「クレディ・スイス」の調査結果とは著しく異なる。中国大陸の中に1億人のミリオネアがいるとはとても考えづらい。だが、万が一、中国当局が「スーパー富裕層」の実態を隠蔽しているならば、考えられなくもないだろう。


中国政府の出す情報はウソ?
この情報がウソでは無ければ、中国人の給与は悪くはない。

ひとり当たりGDPランク
5 シンガポール 72,795
6 米国 69,231
10  オーストラリア 63,529
15 カナダ 52,078
18  ドイツ 50,794
20 香港 49,727
21  ニュージーランド 48,424
22  イギリス 47,202
23  フランス 44,852
25 マカオ 43,772
28 日本 39,340
29  イタリア 35,472
30 韓国 34,801
32 台湾 33,775
65 中国 12,359
66 ロシア 12,198
67  マレーシア 11,399
89 タイ 7,336
109 ウクライナ 4,828
117 インドネシア 4,357
126 ベトナム 3,725
130 フィリピン 3,572
146 インド 2,185


インカムコンパレータによれば、
中国人の年俸の中央値は73000元程度、つまり145万円程度です。
つまり、7億人程度が年俸145万円以上
日本の中央値年俸440万円、つまり22万元程度は100人中13位。
日本の中央値以上は2億人程度いるようです。
インカムコンパレータの情報は納得がいく。
日本の世間並み以上が日本の4倍程度はいる。
だから、中国人の爆買いツアーが発生した。
年俸1000万円以上が4000万人程度いるようです。
資産1億円以上も、それなりにいるはず。


人口が少なくて金持ちの割合が多い国は結構ある。
ヨーロッパに多いが、アジアではシンガポールです。
世界一金持ちが多い国は米国です。
中国は人口が多いので金持ちの数は世界2位かもしれない。
シンガポール人の金持ちが日本の不動産を買っても、それほど目立たない。
中国人が爆買いしたら、数が多いので目立つ。


クレディ・スイスの新たな調査によると、2018年の世界の富裕層トップ10%の構成員数で、中国がアメリカを初めて上回った。
世界の上位10%に入る人の純資産は10万9400ドル(約1200万円)以上で、合計で世界の富の82%を保有していることがわかった。
クレディ・スイスによると、どの国に何人の富裕層がいるかは、その国の成人人口、平均的な富、富の格差の3つの要因に影響される。
2018年、史上初めて、中国の富裕層の人数がアメリカを上回った。

クレディ・スイスの 「グローバル資産レポート」の2019版によると、2018年に、世界の富裕層上位10%を占める人のうち、1億人が中国に、9900万人がアメリカに住んでいた。

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