「訳本企画書」 2005/10/11
翻訳者 青柳洋介
The Voyage of the Beagle
Charles Darwin
『ビーグル号航海記』(仮題)
チャールズ・ダーウィン
●内容の概要(岩波ブックサーチャーより)
1831年から5年間、イギリス海軍の測量船ビーグル号に同乗した22歳のダーウィンが、南アメリカ大陸沿岸や南太平洋諸島をめぐって、地質や動植物を観察した調査記録。ガラパゴス諸島での知見が後の進化論の着想を与えたと言われている。
● 『ビーグル号航海記 上、中、下』は岩波文庫(1959年、1960年、1961年)から出ているが、品切れ重版未定(2005年10月8日現在)となっている。
● トレンドとして古典復興がある。
● 21世紀はバイオ・テクノロジの時代と言われており、その原点とも言える『種の起源』の根拠となった本書を復興する意味は大きいと思う。
● また、全生命が生き残っていくために、環境問題などの解決も人類の大きなテーマであり、種々の動植物などの観察結果も役に立つと思う。
● 本書の復元想像などをCGなどの最新テクノロジを駆使して、DVD化するのも面白いと思う。さらに、TV放送なども視野に入れると面白いのではないだろうか。大自然スペシャル「赤道シリーズ(2)進化の島ガラパゴス」は面白かった。地球大進化も全部見て、面白いと思った。
翻訳に関するコメント
● 英文自体は比較的わかりやすい。
● 地名、人名などを十分に調査する必要がある。
例 TIERA DEL FUEGO ティエラ・デル・フェゴ?
● 動植物に関する語などを十分に調査する必要がある。
例 P.4 king fisher(Dacelo Iagoensis) カワセミ(ケープベルデカワセミ?)
P.7 Aplysiaアメフラシ
P.9 cryptogamic plants(Marchantiae) 隠花植物(ゼニゴケ類?)
P.10 active crab(Graspus) 活発に動くカニ(イワガニ?)
l Dacelo Iagoensisは、9946種の鳥名リストになかった。絶滅種?
l marchantia polymorphaがゼニゴケ
l どこまで調べるかの切り分けが難しい。
l これはネットで調べただけ。
● 地名、人名、動植物名などに関する訳語は、岩波文庫版から引用すべきかどうかがわからない。岩波文庫版は今のところ未入手。
目次
ビーグル号航海記
チャールズ・ダーウィン
序文
第1章 サン・チャゴ - カーボベルデ諸島
第2章 リオデジャネイロ
第3章 マルドナード
第4章 リオネグロからバイアブランカ
第5章 バイアブランカ
第6章 バイアブランカからブエノスアイレス
第7章 ブエノスアイレスとサンタフェ
第8章 バンダ・オリエンタルとパタゴニア
第9章 サンタクルーズとパタゴニアとフォークランド諸島
第10章 ティエラ・デル・フェゴ
第11章 マゼラン海峡 - 南岸地域の気候
第12章 チリ中央部
第13章 チロエとチョノス諸島
第14章 チロエとコンセプシオン - 大地震
第15章 山脈越え
第16章 チリ北部とペルー
第17章 ガラパゴス
第18章 タヒチとニュージーランド
第19章 オーストラリア
第20章 キーリング諸島 - さんご礁の形成
第21章 モーリシャスからイギリスへ
l 地名は、2005年に出版された絵本と辞書などで調べた結果。未確定。
l とくに、サン・チャゴとチョノス諸島は?
l 最終的には、目次は本文から自動生成する予定。
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