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黒字が出せるか?
あす「ステップ3」19日に休業要請全面解除へ 最終調整 東京都
2020年6月11日 18時15分
東京都は、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いているなどとして、「東京アラート」を解除したうえで、12日午前0時に休業要請などの緩和の段階を「ステップ3」に進める方針です。さらに、今月19日からは接待を伴う飲食店やライブハウスも営業を再開できる方向で最終調整していて、休業要請などは事実上、全面的に解除されることになります。
東京都の関係者によりますと、11日、都内で新たに感染が確認されたのは22人で、このうち12人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの10人は今のところ感染経路が分かっていないということです。
これにより、新たな感染の確認が1週間平均で1日当たり20人未満など、都が設定した感染の状況を示す3つの指標すべてで、「東京アラート」を解除する場合の目安の数値を下回ったということです。
都は、この1週間の感染状況は落ち着いているなどとして、11日、専門家の意見も踏まえて今月2日から出していた「東京アラート」を解除することにしています。
そのうえで、休業要請などの緩和の段階を今の「ステップ2」から12日午前0時に「ステップ3」に進める方針で、居酒屋などの飲食店の営業も翌日の午前0時まで可能になるほか、カラオケ店なども営業できるようになります。
さらに、対応が決まっていなかった、接待を伴う飲食店やライブハウスは「ステップ3」に含めたうえで、段階的な緩和をめぐる政府の方針などを踏まえて、今月19日から営業を再開できる方向で最終調整しています。
このほか、飲食店の営業時間短縮の要請も今月18日で終了するということで、これにより、翌19日からは休業要請などが事実上、全面的に解除されることになります。
「ステップ3」緩和の対象は
東京都は休業要請の緩和を「ステップ0」から「3」までの4つのステップで段階的に行っていて、現在は、学習塾、劇場、映画館、それにスポーツジムなども再開できる「ステップ2」まで進んでいます。都がまとめた案によりますと、「ステップ3」では、適切な感染拡大防止対策をとった上で、すべての施設の休業要請を解除するとしています。
「ステップ3」で新たに対象になるのは、遊技施設では、マージャン店、パチンコ屋、ゲームセンター、テーマパーク遊園地です。
遊興施設などは、キャバレー、ナイトクラブ、ライブハウス、カラオケ、バー、スナック、パブ、ネットカフェ、漫画喫茶、場外馬券・車券・舟券場、ダーツバーなどです。
これらの施設での飲食・酒類の提供は、今月18日までは、「朝5時から翌日の午前0時まで」とし、19日からは制限は設けないとしています。
同様に、居酒屋などの飲食店も、今月18日までは、「朝5時から翌日の午前0時まで」の営業とし、19日からは、制限は設けません。
また接待を伴う飲食店とライブハウスについては、今月18日までは休業要請を続けるとしています。
一方、「ステップ3」へ移行されると、いまの「ステップ2」よりも収容人数を増やしてコンサートや展示会などのイベントを行うことが可能になります。具体的には、屋内のイベントでは、1000人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ない方、屋外のイベントでは、1000人以下となります。
休業中のカラオケ店 再開に向け感染防止対策などの準備
休業要請などの緩和の段階が「ステップ3」に進むことを見据えて、東京 新宿にある全国チェーンのカラオケ店では、マイクを覆う特注のカバーを用意するなど、感染防止の対策が取られていました。
カラオケチェーン大手の「カラオケまねきねこ」は、全国500余りの店舗のうち東京に70余りの店舗があり、全体の売り上げのおよそ20%を占めているということです。
ことし4月3日から臨時休業が続いていますが、「ステップ3」に進むことを見据えて、新宿にある店では11日、準備作業が続きました。
営業再開にあたっては、従業員はマスクとフェースシールドを着用して接客にあたり、部屋の広さと換気扇の出力に応じて客の人数を制限するということです。
さらに、マイクを覆う特注のカバーとプラスチック製のシールドも用意しました。
飛まつ感染を防ぐために客1人ずつに渡され、それぞれがマイクに取り付けて使うもので、マスクを外して気持ちよく歌えるように導入したということです。
また、この店ではフロントにAI=人工知能が自動で客の体温を測って音声で知らせる機械も導入しました。
「カラオケまねきねこ」広報担当の馬場仁美さんは「カラオケ店は感染リスクがあって危ないというイメージを払拭(ふっしょく)できるように、安心・安全な空間を提供する工夫をし続けていきたいです」と話していました。
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