2007年、353億円の赤字を抱えて事実上破綻した北海道夕張市。行政サービスは切り詰められ、人々の生活は大きく変わり、若者は街を出ていきました。そんな夕張を何とかしたいと市長になったのが、東京都から職員として出向していた鈴木直道さんです。就任当時30歳だった青年市長は手取り20万円に満たない全国最低レベルの俸給にもめげず、文字通りの公僕として戦い続けてきました。市長となって3年目の今を語ります。
夕張市は北海道のほぼ中央に位置する都市です。夕張メロンでご存じの人も多いと思います。かつては明治24年の炭鉱開始以来、炭鉱の町として栄え、最盛期の人口は12万近くを数えていました。しかし、昭和40年代に入り、産業のエネルギー源は石油に変わります。炭鉱は次々に閉山し、人口も今は1万人を切りました。そして現在夕張市は、自治体の倒産にも等しい「財政再生団体」になった唯一の都市です。
先ごろも米デトロイト市の例がありましたので、自治体にも破綻があるのだということはおわかりだと思います。では借金が膨らみ、自治体が「倒産」したら人々の生活はどうなるのでしょうか。
「第2の夕張になるな」と口にする政治家もいるようですが、実際にどう変わるのか、分かっていない人が多いように思います。
■破綻するとここまで変わる
破綻すると今まで当たり前で、空気のようなものだった「行政」を嫌でも意識します。最近、千葉市が2月からごみの収集を有料化し、1リットルあたり0.8円にすることを決めました。住民からは「生活できない」と苦情が殺到したそうです。このごみの収集、実は夕張ではその倍以上の1リットルあたり2円です。
生活に絶対必要な水も、私が東京にいたころ住んでいた目黒区の水道料金と比べると、倍くらいです。軽自動車は、コストが安く若い世代に魅力的な移動手段のひとつです。軽自動車の税金は自治体ごとに決められるのですが、夕張では破綻後に1.5倍になりました。
生活をしていれば徴収される市民税や道民税も、法律である程度上限があるとはいえ、ほかの自治体より上乗せされました。日本で一番高い設定になっています。
それだけではありません。仕事が終わったあと同僚とフットサルでもやろう、と施設を借りるとします。仮に利用料が今まで100円だったとしましょう。全国で同じ規模のフットサルコートが300円だとわかれば、夕張は破綻した自治体なんだから300円にしましょう、と施設利用料をあげられる。割安と思われるような料金はすべて高いところに倣って、上げられるのです。夕張は「全国で最高の負担、最低の行政サービス」といわれました。何も恩恵はなく、負担だけが増えたのですから当然でしょう。
[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州安定メカニズム(ESM)は18日、年次報告書を発表し、ギリシャ債務は膨らんでいるが持続可能な水準にとどまっているほか、ギリシャは債務減免ですでに相当な恩恵を受けているとの見解を示した。
ESMは報告書のなかで、ギリシャが得た債務減免は正味現在価値(NPV)で2013年の国内総生産(GDP)の49%と半分近くに相当すると説明。「ギリシャ側は、欧州債権団が講じた債務減免措置により、財政面や返済面で相当な恩恵を受けている」と指摘した。
GDPに占めるギリシャの債務比率は175%と高水準である一方、返済額が2023年まで最低限に抑えられていること、その後の返済期間も数十年間と長めに設定されていること、貸出金利は好条件であることなどから、同国が改革を継続するかぎり債務は持続可能である、と結論付けている。
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