聖域って、何ですか?
甘利担当相は、コメの国内需要が減り、米価が下がっている中で「農家の不安は最大値に達している。その重みがわかるか、あなたはこの一点でTPPを壊すだけの度胸があるのか、という話を(フロマン代表に対して)した」と述べた。
フロマン米通商代表部(USTR)代表はコメのセンシティビティーが他と比較にならないくらい重いということはよくわかっているだろう、とした。
また、「私とフロマンが会うと、必ず1回は怒鳴り合いになる。なんなら、もう帰ってもいいよ、というところまでやりながら交渉している」と、厳しい態度で交渉に臨んだことを強調した。
出席した議員からは、日米合意について報道されている数字等をみると、国会決議が守られているとは思えないとの意見や、聖域として農産品重要品目を守ってほしいなどの要望が出た。
(宮崎亜巳 編集:田巻一彦)
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