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2015年4月22日水曜日

貿易システム

 
聖域って、何ですか?


[東京 22日 ロイター] - 甘利明TPP担当相は22日、環太平洋連携協定(TPP)の日米閣僚協議において、米側にコメの重要性を強く主張したと自民党議員に説明した。
甘利担当相は、同日開催された自民党TPP対策委員会等合同会議に出席。19日から21日未明まで東京で行われたTPPをめぐる日米閣僚会議での交渉状況について、生々しい表現も駆使して日本側の国益実現に全力を挙げている姿勢を訴えた。
甘利担当相は、コメの国内需要が減り、米価が下がっている中で「農家の不安は最大値に達している。その重みがわかるか、あなたはこの一点でTPPを壊すだけの度胸があるのか、という話を(フロマン代表に対して)した」と述べた。
フロマン米通商代表部(USTR)代表はコメのセンシティビティーが他と比較にならないくらい重いということはよくわかっているだろう、とした。
また、「私とフロマンが会うと、必ず1回は怒鳴り合いになる。なんなら、もう帰ってもいいよ、というところまでやりながら交渉している」と、厳しい態度で交渉に臨んだことを強調した。
出席した議員からは、日米合意について報道されている数字等をみると、国会決議が守られているとは思えないとの意見や、聖域として農産品重要品目を守ってほしいなどの要望が出た。
(宮崎亜巳 編集:田巻一彦)

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