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2015年5月4日月曜日

ファスト、スロー

ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態をさす[1]

日本
アメリカ
スペイン
スウェーデン
  • H&M(売上高業界世界第2位)
イギリス
ベルギー
フランス

slow fashion
スローファッションとは、良質な服や親から受け継いだ服を、愛着を持って長く着る動き。「大量生産、使い捨て」というファストファッションの対義語。

服が受け継がれていく過程自体の創出もスローファッションの動きで、親の服や、ネットオークションで買った服を自分用にリメイクすることなどもそれにあたる。
服を大切に扱うこと自体をスローファッションと呼ぶこともある。もともと「スローファッション」という言葉は、ファスト・フードの対義語であるスローフードというキーワードに由来している。

ファーストフードまたはファストフードfast food)とは、短時間で調理、あるいは注文してからすぐ食べられる[1][2]手軽な食品食事のこと。

ファーストフードの始まりは、アメリカ国内における民族・地域の枠を越えて民族横断的に受け入れられる味付けであったこともさることながら、エンゲル係数が高かった時代に「安価」であったことが最大の武器となって広まった。中産階級においては、「安価」であることよりも、「手軽に食べられる」「高カロリー」なファーストフードは、労働効率を上げる食事として受け入れられていった。ハンバーガーホットドッグフライドチキンサンドイッチピザなど、種類ごとに「フードチェーン」がつくられて大企業化していった。

江戸時代には、蕎麦天ぷら寿司おでんうなぎ串焼きなどが、街中を流す屋台で手軽に素早く食べられる料理として売られていた。 アメリカ式のファーストフードは、1970年代初頭に日本に流入してきた。1970年昭和45年)に英国ウィンピーをはじめ、ケンタッキーフライドチキンドムドムハンバーガー1971年(昭和46年)にマクドナルドミスタードーナツ1972年(昭和47年)にロッテリアモスバーガーが出店を開始した。なお、米軍統治下の沖縄県では、1963年(昭和38年)に北中城村A&Wの1号店が開店している。
日本には、アメリカ系チェーンだけではなくアメリカ以外のチェーンがある。「安い」「早い」というキーワードで、立ち食いそばなど古い食文化がファーストフードとなったのみならず、牛丼ラーメンカレーライスなど、近代になってから日本で展開されるようになった食文化もファーストフードチェーンとして営業している。ファミリーレストラン定食屋回転寿司のような店内で座席に座るものから、弁当菓子パン惣菜などを売る軽食産業は広がっている。 また、かつて屋台で食べられていた安価で手軽な軽食も、常設の料理店で提供されるようになったものが多く、これらの料理全てがファーストフードとひとくくりにされることは無い。

スローフードslow food)は、1986年イタリアカルロ・ペトリーニによって提唱された国際的な社会運動ファストフードに対して唱えられた考え方で、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体を指す。
より広い概念の「スローライフ運動(英語ではSlow movement)」の一部として提唱された。この活動は現在150カ国以上10万人以上の会員を持つまでに広がっている[1]。持続可能な食文化を見直し、地元の小規模事業を支える等のその目的は、農産物のグローバリズムに反対する政治的な位置づけでとらえられることもあり、さらにスローシティ運動へと発展した。

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