ラオックス 中間決算は最終赤字 コロナで免税店の売り上げ減
2020年8月14日 19時05分
各地で免税店を展開するラオックスの、ことし6月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で、主な顧客の外国人旅行者が大幅に減少したことなどから売り上げが落ち込み、最終的な損益が139億円の赤字となりました。
ラオックスが14日発表した、ことし6月までの半年間の中間決算によりますと、売り上げは去年の同じ時期と比べて37%減少して379億円、最終的な損益は139億円の赤字となりました。
中間決算で最終的な損益が赤字となるのは2期連続です。
ラオックスは各地で免税店を展開していますが、主な顧客の外国人旅行者が新型コロナウイルスで大幅に減少した影響で、売り上げが大きく落ち込みました。
会社では希望退職の募集や店舗の閉鎖を進めていて、固定資産の減損や退職金などのため86億円の特別損失も計上しています。
また、これまで未定としていた、ことし12月までの1年間の業績予想について、ラオックスは本業のもうけを示す営業損益が、43億円の赤字になるという見通しを明らかにしました。
会社は、外国人旅行者の回復のめどがたたないなど、厳しい状況が続くことが見込まれるとして、今後は中国でのインターネット通販を強化して業績の立て直しを進めたいとしています。
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