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2015年6月18日木曜日

イエレンFRB議長会見要旨

これも分かりやすい。

表現は抽象的だが、上層部の表現はこのような形になる。


[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は17日、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者会見を行った。要旨は以下の通り。

<バランスシート縮小の方法>

FOMCはこれについてまだ決定しておらず、これ以上の詳細は提供できない。明らかに今後の検討事項だ。

<機械的な利上げ行わず>

これまでにも強調してきたが、1回の会合で25ベーシスポイント(bp)の利上げ、1会合おきに25bp利上げなど、いかなる機械的なやり方も絶対にやらない。入手する状況を評価し、適切と判断したやり方で行動する。

後になって振り返ると、2004━2006年の利上げ局面でより速く、そして多く利上げした方が望ましかったかもしれない。私はその判断に確信が持てないが、可能性はあると思う。

<経済に関するより確かな証拠必要>

連邦公開市場委員会(FOMC)は、失望を招く第1・四半期の景況がおおむね一時的なものとの見方だが、緩やかなペースで経済成長が続くことを示す、より確かな証拠をわれわれは確認したい。

<成長見通し>

継続的な雇用創出やエネルギー価格の下落が家計支出を支援する中、FOMCは引き続き緩やかな成長を見込んでいる。

年初来の雇用市場に関するデータは、最大雇用の目標に向かって一段と前進したことを示唆している。ただ、ペースは昨年終盤からやや減速した。

<労働市場>

雇用市場の景気循環的なぜい弱さが一部で残っている公算が大きいようだ。労働参加率は基調トレンドに関する大半の予想をなお下回っている。不本意なパートタイム就業者も高止まりしており、賃金の伸びも比較的抑制されたままだ。確実に進展は見られたが、一段の改善余地がある。

<経済状況、まだ利上げ正当化せず>

労働市場で一段の改善がみられ、中期にかけてインフレ率が目標の2%に戻ると合理的に確信するとき、フェデラルファンド(FF)金利を最初に引き上げるのが適当になると、FOMCは判断し続けている。本日終了したFOMCでは、これらの条件がまだ達成されていないと結論付けた。

<緩和的な政策スタンス維持>

初回利上げの重要性について過大評価すべきでないと強調したい。フェデラルファンド(FF)金利を最初に引き上げた後も、最大雇用とインフレ率2%を目指すわれわれの目標に向けた進展を下支えするため、金融政策スタンスはかなりの期間、非常に緩和的となるだろう。

*内容を追加して再送します。

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