僕は大して影響を受けないが、子供たちは損をする可能性が高い。
マスメディアと政治
マスメディアがリニア新幹線の欠点を言わないのは、政治的圧力だと思う。
公正な情報ではない。
長所は速度だけ。
短所はエネルギー効率が悪い。輸送効率も悪い。運賃が高い。危険度も上がる。ROIも悪い。
リニア新幹線
時速590キロ。体験してみたいですね。⇒ http://yahoo.jp/coS4Ku
インチキ情報の可能性があります。
リニア新幹線の評価項目が速度だけです。
エネルギー効率、輸送効率の話がまったくでてこない。
リニア新幹線のエネルギー効率、輸送効率は悪いはずです。
陸のコンコルドです。
結論として、超伝導リニアは現在の新幹線に比べて少なくとも3倍の電力を必要とし、鉄道としてはエネルギー効率が悪い。これは時速500 kmという目標を設定したことからくる限界であり、コストとリスク、社会的価値も含めて、この目標の当否を考え直すべきである。
JR リニアは時代遅れ
スピードの追求には限りがないとよく言われる
が,果たしてそうであろうか。技術というものは
一般に,成長期を経て成熟し,安定期を迎えるものである。高速道路は時速 100 km 程度,高速鉄
道は時速 200~300 km 程度,航空機は時速 900
km 程度で落ち着いている。レーシングカーが一
般に普及することはなかったし,超音速旅客機が
普及することもなかった。鉄道のスピードを絶え
ず上げ続けなければいけないと考えるのは,単に
成長神話に呪縛されているだけなのである。無理
に背伸びする技術は特殊技術にとどまり,普及す
ることはない。
実際問題として,JR リニアの時間節減効果と
いうのも限定的である。品川駅と名古屋駅のター
ミナルは大深度地下駅のため,乗り換えに時間が
かかるだろう。さらに,JR リニアはテロの格好
の標的となりうるため,厳しいセキュリティチェ
ックを行わなければならない。となると,3 倍以
上のエネルギーを使っても本当の時間短縮効果は
ほんのわずかで,乗客にとってはむしろ不便さが
際立つ。もともと,時速 500 km という速度は,
1000 km 以上の長距離には有効かもしれないが,
300 km の東京―名古屋間ではあまり意味がなく,
まして,数十 km の途中駅間を時速 500 km で移
動するのはまったくもって無意味である。
エネルギー問題が深刻化する中,社会全体の省
エネルギーというのは,小さな節約の努力の積み
重ねでしか実現できない。鉄道においても,車両,
電気設備,駅などあらゆる部分におけるさまざま
な工夫と努力により,省エネルギー化が進められ
てきた。ところが,大量のエネルギーを浪費する
JR リニアの導入は,こうした努力に水を差し,
省エネルギー性という鉄道の優れた魅力を失わせ
るという意味で,時代の流れに逆行するものであ
る。
それだけではない。新幹線が開業以来半世紀に
わたって省エネルギー性能を徐々に高めてこられ
たのは,レールというインフラは変わらずとも,
その上を走る列車のモータをどんどん進化させて
きたからである。ところが,リニアモータはいっ
たん規格を決めて建設してしまうと,そのシステ
ムを変えることはほとんど不可能となる。モータ
という機械を地上の長大インフラとして建設しなければならない磁気浮上式鉄道はあまりにも硬直
的な巨大システムで,比べれば比べるほど,柔軟
な分散型システムである現在の鉄道のよさが光っ
て見えてくる。
こうしたことから,JR リニアが「筋のよい技
術」として普及する見通しはなく,開通当初の
「もの珍しさ」だけが取り柄の特殊な技術で終わ
ってしまう可能性が高い。下手をすれば,超音速
機コンコルドのように大事故を起こして退場を迫
られることになるかもしれない。そうなれば後に
残るのは大きな負債だけである。今からでも遅く
はない。中央新幹線計画は時速 300 km の在来新
幹線方式に変更するのが賢い選択である26
。
マスメディアと政治
マスメディアがリニア新幹線の欠点を言わないのは、政治的圧力だと思う。
公正な情報ではない。
長所は速度だけ。
短所はエネルギー効率が悪い。輸送効率も悪い。運賃が高い。危険度も上がる。ROIも悪い。
リニア新幹線
時速590キロ。体験してみたいですね。⇒ http://yahoo.jp/coS4Ku
インチキ情報の可能性があります。
リニア新幹線の評価項目が速度だけです。
エネルギー効率、輸送効率の話がまったくでてこない。
リニア新幹線のエネルギー効率、輸送効率は悪いはずです。
陸のコンコルドです。
結論として、超伝導リニアは現在の新幹線に比べて少なくとも3倍の電力を必要とし、鉄道としてはエネルギー効率が悪い。これは時速500 kmという目標を設定したことからくる限界であり、コストとリスク、社会的価値も含めて、この目標の当否を考え直すべきである。
JR リニアは時代遅れ
スピードの追求には限りがないとよく言われる
が,果たしてそうであろうか。技術というものは
一般に,成長期を経て成熟し,安定期を迎えるものである。高速道路は時速 100 km 程度,高速鉄
道は時速 200~300 km 程度,航空機は時速 900
km 程度で落ち着いている。レーシングカーが一
般に普及することはなかったし,超音速旅客機が
普及することもなかった。鉄道のスピードを絶え
ず上げ続けなければいけないと考えるのは,単に
成長神話に呪縛されているだけなのである。無理
に背伸びする技術は特殊技術にとどまり,普及す
ることはない。
実際問題として,JR リニアの時間節減効果と
いうのも限定的である。品川駅と名古屋駅のター
ミナルは大深度地下駅のため,乗り換えに時間が
かかるだろう。さらに,JR リニアはテロの格好
の標的となりうるため,厳しいセキュリティチェ
ックを行わなければならない。となると,3 倍以
上のエネルギーを使っても本当の時間短縮効果は
ほんのわずかで,乗客にとってはむしろ不便さが
際立つ。もともと,時速 500 km という速度は,
1000 km 以上の長距離には有効かもしれないが,
300 km の東京―名古屋間ではあまり意味がなく,
まして,数十 km の途中駅間を時速 500 km で移
動するのはまったくもって無意味である。
エネルギー問題が深刻化する中,社会全体の省
エネルギーというのは,小さな節約の努力の積み
重ねでしか実現できない。鉄道においても,車両,
電気設備,駅などあらゆる部分におけるさまざま
な工夫と努力により,省エネルギー化が進められ
てきた。ところが,大量のエネルギーを浪費する
JR リニアの導入は,こうした努力に水を差し,
省エネルギー性という鉄道の優れた魅力を失わせ
るという意味で,時代の流れに逆行するものであ
る。
それだけではない。新幹線が開業以来半世紀に
わたって省エネルギー性能を徐々に高めてこられ
たのは,レールというインフラは変わらずとも,
その上を走る列車のモータをどんどん進化させて
きたからである。ところが,リニアモータはいっ
たん規格を決めて建設してしまうと,そのシステ
ムを変えることはほとんど不可能となる。モータ
という機械を地上の長大インフラとして建設しなければならない磁気浮上式鉄道はあまりにも硬直
的な巨大システムで,比べれば比べるほど,柔軟
な分散型システムである現在の鉄道のよさが光っ
て見えてくる。
こうしたことから,JR リニアが「筋のよい技
術」として普及する見通しはなく,開通当初の
「もの珍しさ」だけが取り柄の特殊な技術で終わ
ってしまう可能性が高い。下手をすれば,超音速
機コンコルドのように大事故を起こして退場を迫
られることになるかもしれない。そうなれば後に
残るのは大きな負債だけである。今からでも遅く
はない。中央新幹線計画は時速 300 km の在来新
幹線方式に変更するのが賢い選択である26
。
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