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2015年6月24日水曜日

インバウンド消費

金融緩和策で、円安になり、インバウンド消費が伸びている。

これは、確かに、アベノミクス効果だと思う。

[東京 24日 ロイター] - 訪日観光客の急増を起爆剤に、国内の非製造業で前向きの循環メカニズムが起動し始めた。宿泊・レジャー施設の設備投資や外国人観光客の物品購入などの増加を起点に、雇用や賃金の上昇に波及し始めている。円安でも輸出数量が伸びない製造業を尻目に、非製造業が景気をリードする構図は、アベノミクスの新段階とも言えそうだ。
<5月訪日客数、過去最高に>
今年に入って外国人観光客数の増加ペースが加速している。5月の訪日観光客は164万人と、5月単月としての最高記録を更新。1─5月累計で750万人を突破し、年間ベースで昨年の1341万人を超えるのは確実だ。年率換算では1800万人程度にのぼり、一気に3割増となる勢いだ。
この訪日客急増が、疲弊してきた地方経済のカンフル剤的な役割を果たしている。たとえば、高野山や熊野三山など歴史的な観光スポットを多く抱えつつ、最近では観光客数の伸び悩みに直面してきた和歌山県。
2014年の訪問観光客数が昨年、4年ぶりに500万人台を回復した。その原動力は外国人観光客だ。世界遺産に登録された「熊野古道には欧米人が急増、温泉は中国人・台湾人が増加している」(南紀勝浦温泉旅館組合)という。
地元の田辺市にある官民共同事業の「田辺市熊野ツーリズムビューロー」では、カナダ人スタッフが英語圏の代表的な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」に「熊野情報」を掲載。こうした地道な努力が、外国人の訪問につながったという。
長野県白馬村では、日本スキー場開発(6040.T: 株価ニュースレポート)が買収した白馬周辺のスキー場で、訪日スキー客増加への対応を強化。今では飲食店やホテルには外国人があふれ、村の観光産業は息を吹き返しているという。

<賃金・雇用にも波及>   続く...

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