青柳洋介@バードマン出版
アマテラスは持続可能なドラゴンマシンです。半永久機関です
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2015年7月11日土曜日
花と竜
『
花と竜
』(はなとりゅう)とは
昭和
27年(
1952年
)4月から翌28年(
1953年
)5月まで
読売新聞
に連載された
芥川賞
作家の
火野葦平
の長編
小説
である。
ドラゴンは花とも話せる渡世人です。
pic.twitter.com/cLFjHqqz0C
明治
中期から
太平洋戦争
後の北九州を舞台に著者の父である玉井金五郎(若松の仲士・玉井組組長)と妻のマンの夫婦が裏切りやすれ違いを経験しながら家族の歴史を積み重ねていく大河小説である。ほとんど実名であり仲士の生活向上のために小頭聯合組合を結成しようと運動して
吉田磯吉
の四天王と呼ばれた
岡部亭蔵
の一派に狙われ三十数か所の刃傷をうけたのも、どてら婆さんなる女侠客の乾児から襲撃され危篤となったのも事実である。
タイトルの「竜」は金五郎が青年の客気で五体に入れた
刺青
であり、男としての虚栄心と詰まらない意地が人生に拭えない影を落とすという自戒の徴である。周囲の誤解や無理解に挫けず、ひたむきに信念を貫く金五郎とそれを支えつづけるマンは戦後に全てを失った
日本
において裏切りや屈辱の境遇にあっても人としての品位を守ろうとする玉井自身の理想を「花」としたものである。やや通俗的であるが米国の占領から独立する日本への火野の願いを物語っている。
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