Book Creator 検索

カスタム検索

2015年6月17日水曜日

文化住宅

文化住宅(ぶんかじゅうたく)と呼ばれるものには以下の二つがある。
  1. 主に大正時代中期以降に流行した、洋風生活を取り入れた一般向け住宅のこと。和洋折衷住宅である。
    #洋風住宅としての文化住宅を参照
  2. 近畿地方で、主に1950年代 - 1960年代に建てられた集合住宅の一種。
    #近畿の集合住宅としての文化住宅を参照

近畿地方における集合住宅の一呼称。 1950 - 60年代の高度経済成長期に使われ始めた用語で、主として当時に建てられた葺きの木造モルタル2階建てで、1-2階の繋がったメゾネット、あるいは各階に長屋状に住戸が並んだ風呂なしアパートを指す[1]。「文化」(「ん」にアクセント)と略称されることもある。この種の住宅が「文化住宅」と呼ばれたのは、それまでの長屋下宿屋など集合住宅の多くが便所や台所を共用としていたのに対し、これらの設備を各住戸に独立して配置したことから、従来の集合住宅よりも「文化的」という理由である。
近畿にも戦前の「洋風住宅としての文化住宅」は阪神間など大正から昭和初期に開発された地域に多数存在する(阪神間モダニズムを参照)[2]が、言葉としての「文化住宅」は一般に普及せず、もっぱらこちらの意味が広まった。
近年は老朽化が進み、1995年平成7年)の阪神・淡路大震災では多くの「文化住宅」が倒壊し、住人の多くが犠牲になった。これらが密集した地区の再開発が老朽化に伴う建て替えとも絡んで課題となっている。

0 件のコメント: