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2015年9月14日月曜日

自然人あ洋介!@紅楼夢

ブログを始めた。ニフティのココログ


AUTHOR: AO
TITLE: ダライラマ
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CATEGORY: アート & サイエンス

DATE: 01/31/2005 08:45:10 AM
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なにかの縁で、2003年11月1日に、両国国技館で開催されたダライラマの講演会に行きました。若者を対象にした講演会だったのですが、抽選に漏れずに話を聞くことができました。

ダライラマのすごさは、いまのような時代に、ごく普通に自然体を保っていることではなかろうか?と二、三日前に思いました。

ダライラマは人間くさいです。ダライラマ6世などは、よなよな街へ繰り出していたそうです。次のような詩が残っています。

人恋いそめしはじめより 夜な夜な床に寝つかれず
日に日に心物思い 休むいとまの露もなし

我が喇嘛(ラマ)僧の御前(おんまえ)に 教えを乞いに進みしも
深き御法(みのり)にあらずして 娘を想う心のみ

以下は、講演会の後で書き留めたことです。

超党派の国会議員の招聘だったらしいです。
ピーター・バラカンが司会で、吉本ばななが自分のことを述べて始まりました。ピーターは、前日のレセプションの感想を述べ、ダライラマはとても気さくな人、と言ってました。ばななは、自分の身の回りの小さな幸せが大事、と小学生が作文を読む感じでした。

自分は一人の人間で、みなさんと同じです。特殊なことを期待している人には私の話は参考になりません、ということから語り始めました。母親の愛から始まって、知と愛、物質と心、平和などについて、語りました。みなが日々の細かいことに追い回されて忘れている本質的なことを、ずばっと話しました。ダライラマという人間の大きさ?があるから、そういうことを言っても心に響くのでしょうか?

西洋医学のデータを使った話です。赤ちゃんが生まれて最初の数週間がとても大事で、母親が抱いて母乳を与えることが、後の知能の発達、愛情深さなどに、とても影響を与えるとのこと。

ジャーナリズムが非日常のことを大きく、多く取り上げすぎていて、悪い影響を与えている。普通の良いことをもっと普通に報道したほうがいい。ジャーナリズムの責任は大きい。

というような話があった気がします。

チベットという小さな地域の仏教がこういう人間を作るということは、一種の驚きです。仏教の話というより、ある種の哲学みたいな感じとその実践について話した、というふうに受け取れました。

最終的には、一人一人が自分の身の回りから愛と知をは育んでいくことが世界全体がいい方向に向かう、みたいなメッセージだった気がします。
(あ洋介!)

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