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2008年7月6日日曜日

ルネサンス

モットーは『源に戻れ』

最も重要なのは古代のヒューマニズム(人間中心主義)だ。

みつの重要な発明 コンパスと鉄砲と印刷術

ルネサンス時代の市民も封建領主や教会権力の束縛から身をもぎ離しはじめた。

古代の人道主義と比べると、ルネサンスのものは個人主義の色が濃い。つまり、たった一人しかいない個人なんだ。芸術や科学にかかわりを持つ人をルネサンス的人間と呼び、理想とされた。人間を裸の姿で表現することがふたたび当たり前になった。人間は思い切ってふたたび自分自身になった。恥ずかしがることはなくなった。

そして、あらゆる分野が花盛りを迎えた。芸術、建築、文学、音楽、哲学そして科学。

人間があるがままの姿を心地良く感じ、そして自然は肯定された。

ルネサンス期にはアンチヒューマニズム(反人道主義)も全盛だった。権威づくの教会や国家の権力のことだ。

新しい科学の方法が確立した。

「なによりも自然を自分の感覚を使って研究する。十四世紀の初めから、古い権威を闇雲に信じることへの警戒がどんどん高まった。権威とは、教会の教義やアリストテレスの哲学だ。問題は頭で考え続ければ解ける、という確信に対する警戒。今や、自然の研究は観察や経験や実験を踏まえるべきとなった。この方法論を『経験的方法』と呼ぶ」

つまり、知識を経験から手に入れる、経験科学。

そして、「人間は自然につかみかかり、支配するようになった」

「組織としての教会とかかわるよりも、神と一人ひとりの個人的な関わりの方が重要になった」

ルターの宗教改革

「教会が中世に作り上げた数々の宗教的なしきたりや信仰条件を否定した」 『聖書がすべてだ』と言って、キリスト教の原点に戻ろうとした。

青柳洋介

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