哲学体系にまとめた第一号がデカルト
デカルト、スピノザ、ライプニッツ、ロック、バークリ、ヒューム、カント
テーマは、『認識の確かさ』『体と心の関係』
17世紀になって、哲学者は心と体を切り離した ・・・ これが現代の病巣のひとつだと思う
(大陸)合理主義 「理性が知の源」
デカルト(1596~1650)
「われ思うゆえに、われあり」
スピノザ
「イエスは、愛が何よりも貴いという、理性に基づいた宗教を説いた。でも、キリスト教もまたたくまにコチコチの教義と虚しい儀礼に凝り固まってしまった」
「存在するものはすべて自然。『神すなわち自然』」
「政治の状況が、ぼくたちの人格や成長をさまたげることもある。外からの強制が僕たちを制限する、ということも。本来持っている可能性をはばかたせることができて初めて、自由な人間として生きる。それでもなお、内なる素質と外から与えられる条件に左右される」
「自分で自分を引き起こす原因になれるものだけが自由だ」
「すべては必然として起こるのだということを知れば、自然をまるごと直観的に認識できる。すべてはつながりあている。それどころかすべてはひとつだ」
(イギリス)経験主義 「感覚が語ることから世界についてのすべての知を導き出す」
ロック
計量可能な感覚(第一性質) 重さ、形、動き、数
計量不可能な感覚(第二性質) 色、匂い、味、響き
さまざまな自由思想の先駆者で、18世紀のフランス啓蒙主義の時代に花開いた。
三権分立 「立法府は議会、司法府は裁判所、行政府は政府」 モンテスキュー
ロックは、なによりもまず、立法府と行政府を分けるべきだと主張した。
ロックから大きな影響を受けたジョン・スチュアート・ミルは男女同権の大立者、先駆者だ。
ヒューム - 経験主義、不可知論
「本に大きさや数についての抽象的な思考過程が書いてあるだろうか? 書いてない。事実や現実についての、経験に支えられた推論が書いてあるだろうか? 書いてない。だったら、その本を火に投げ込め。なぜなら、ペテンとまやかししか書いていないから」
「はさみと糊で貼り合わされた複合観念を分析する」
「変わらない人格はない」 -> 諸行無常
「赤ん坊は習慣から来る予断の奴隷になっていない。赤ん坊は心が開かれている、偉大な哲学者だ。つまり、先入観がない」
カント
「世界を経験するには、感覚も理性も一役買っている。合理主義者は理性にウエイトを置きすぎる。経験主義者は感覚に偏りすぎている」
カントは理性ではなくて、悟性という言葉を使った。
「意識がものに従うだけではない、ものも意識に従う」 - 人間の認識の問題の「コペルニクス的転回」
物自体と現象を区別した。
「ものそのもの」と「わたしたちにとってのもの」を区別した。
世界を認識するためのふたつの要素。
1.感覚によって感じ取らなければ知りえないもの、つまり認識の素材
2.時空の中の因果律にそった出来事とみなすような、人間に備わっている内的条件、つまり認識の形式
「人間が知りうることには限界がある、理性というサングラスが限界を作っている」
道徳律はあらゆる社会、あらゆる時代の人間に当てはまる。どんな状況でもそうしなさい、というルール
道徳律は「定言的な命法」
この反対が「仮言的命法」 これこれの場合は、こうしなさい
「他の人をつねに目的そのものとしてつかうべきで、なにかの手段としてだけあつかってはならない。自分自身も何かを得るための手段に使ってはならない」
カントは「国際連盟」を作るべきだと主張した。カントは国連の理念の父である。
人びとの「実践的理性」が、戦争を引き起こすような「自然状態」を捨てるよう、国家に働きかけるべきだ、そして、戦争を未然に防ぐような国際的な法秩序を打ち立てるべきだ、とカントは考えた。
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「ソフィーの世界」 アルベルト・クナーグ(哲学者) - ソフィー・アムンセン - 船乗りの父
レバノンにいる父(国連) - ヒルデ・ムーレル=クナーグ
父親が実の娘ヒルデに哲学を教えるために書いた物語。父はヒルデがソフィーと一生の友達になると考えた
青柳洋介
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