プラトンの関心は
「永遠で不変なもの」と「流れ去るもの」との関係
自然界の何が永遠で不変か?
モラルや社会の何が永遠で不変か?
-> 感覚世界に属するものは、「流れ去るもの」
-> あらゆる現象が型どられるひな型 「永遠で不変なもの」
この型を「イデア」と命名した。
イデア説 -> 感覚世界の背後にある本当の世界、つまり、イデア界がある。
永遠で不変のひな型、さまざまな現象の原型
「理性」は思うとか感じるとかの正反対の世界。永遠で不変のもの。
プラトンは現実をふたつの部分に分けて考えた。
第一の部分は「感覚界」。あいまいで、不完全な知。これらはすべて「流れ去る」
もうひとつの部分は「イデア界」。つまり、型は永遠で不変である。
「イデア界」は感覚では捉えられず、理性で把握するもの。
また、魂の本当の住まいへのあこがれを「エロス」と呼んだ。
自然界のすべての現象は永遠の型、つまり、イデアのただの影に過ぎない。
人間の体は、頭と胸と下半身からなり、頭には理性、胸には意志、下半身には快楽・欲望の機能が割り振られている。
これらの機能には、理想の状態、つまり徳がある。理性は知恵を目指し、意志は勇気を示し、欲望はコントロールされて節度を示すべき。
子供たちは、欲望をコントロールすることを学び、つぎに勇気を養い、最後に理性に磨きをかけて知恵を身につけなければならない。
体 魂 徳 国家
頭 - 理性 - 知恵 - 治める人
胸 - 意志 - 勇気 - 守る人
下半身 - 欲望 - 節度 - 商う人
プラトンの理想国家は、人それぞれが全体の利益のために特別の役割を担っていた。
プラトンの理想国家には性差がなかった。
そして、「イデア説」を批判したのは、プラトンの弟子のアリストテレスである。
Aoyagi YoSuKe
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