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2020年9月5日土曜日

全国幸福度ランク(アマテラス政府)

人生の評価 = 寿命(量)×幸福度(質)

「幸福度ランキング」全国1位は福井県 教育や仕事などで高評価
2020年9月4日 16時43分

民間のシンクタンクが全国の都道府県の「幸福度」を独自にランク付けした「幸福度ランキング」が発表され、福井県が「教育」や「仕事」などの分野で評価が高く、過去3回に続いて今回も1位となりました。

2位は富山 次いで東京 石川 長野と続く


「都道府県幸福度ランキング」は、民間のシンクタンク「日本総合研究所」が「健康」、「文化」、「仕事」、「生活」、「教育」の分野ごとの国の統計などをもとに、全国の都道府県の「幸福度」を分析し、独自にランク付けしたもので、2年に1度発表されています。

4日発表された最新のランキングで1位は過去3回に続いて、福井県でした。

2位は富山、次いで東京、石川、長野と続き、東京以外は北陸3県などが上位を占める結果となりました。

1位になった福井県の評価を分野別に見ますと、特に「仕事」と「教育」の指標で評価が高く、「仕事」では「働く女性の割合」が全国1位だったほか、「教育」の分野では「子どもの運動能力」や「不登校児童の少なさ」がいずれも1位で「小中学生の学力」も3位と高い水準になっています。

日本総合研究所は「北陸各県は、女性や若者を含めた雇用の安定や、子どもが健全に成長できる教育環境のよさが特徴で、順位を押し上げている。幸福度ランキングは順位だけにこだわるのではなく、自分が住む地域の特徴や課題を客観的に知るきっかけにしてほしい」と話しています。

新型コロナ感染拡大 福井県への移住相談が急増

民間のシンクタンクの「幸福度ランキング」で、4回連続で1位になった福井県では、行政が「日本一幸せな県」を全面に押し出して、移住者や観光客誘致をPRしてきました。

それでも知名度や交通の便利さでは他県に劣り、人口の流出が続いていますが、新型コロナの感染拡大後、ある変化が起きています。

移住相談の急増です。

先月、1か月の福井県の移住相談窓口への相談件数は、4月の2.5倍に跳ね上がりました。

特に、東京や大阪など大都市部で暮らす若い女性や家族などからの相談が目立つということで、県は相談に乗るだけではなく、就職先もあっせんするなど手厚いサポートで、UターンやIターンにつなげようと取り組みを強めています。

県の窓口の担当者は「都会で1人暮らしする福井県出身者が、コロナが心配でUターンしたいとか、家族連れで移住したいという相談が非常に増えてきている。自然も豊かなので、人口の多い大都市部より安心というところをPRしたいです」と話しています。

新型コロナウイルスの感染拡大前に福井県に移住した人からも、改めて気付くメリットを指摘する声が上がっています。

人口およそ2500人の池田町に5年前、東京から移住した笠原辰徳さん(32)理紗さん(31)夫妻の家は、無償で譲り受けた古民家で、子どもの遊び部屋だけで24畳の広さです。

就学前の娘たちは「3密」を気にせずのびのびと遊び回ります。

東京の中心 丸の内の会社で働いていた頃は、満員電車で毎日1時間半以上通勤に費やしていましたが、今は同じ町内の農業や観光に関わる施設の職場まで車で10分余りです。

インターネットがあれば情報面でも格差を感じることはないといいます。

笠原理紗さんは「東京だと知らない人に囲まれて誰に何人会ったかも分からない状況ですが、ここでは自分で把握できるのでそこの安心感は大きいです。コロナがあって、変わらざるをえない状況があったからこそ見えてきたものもあるのかなと思います。私にも子どもたちにも大正解だったと思ってます」と話していました。
テレワーク実施率の採用など「幸福度」指標の見直しも検討
ランキングを作成した民間のシンクタンク、日本総合研究所では新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、幸せの感じ方も変化しつつあるとして、今後、住環境や通勤時間、テレワークの実施率など、これまでになかった新たな指標を取り入れて「幸福度」の評価の方法を見直すことも検討しています。

日本総合研究所の安丸尚登研究員は「新型コロナの感染拡大で3密をはじめとする感染対策が必要になったことで住宅や職場の広さ、通勤で満員電車に乗る時間などへの関心が高まっている」と話しています。

そのうえで「『新型コロナインパクト』で社会のパラダイムが変わる中で、地域の幸福の価値観、幸せの感じ方も大きく変わっていくと思うので、新しい指標を取り入れるなどして「幸福度」の分析を続けていきたい」と話していました。

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