政府 都道府県と連携し急速な感染増加防止 新型コロナウイルス
2020年8月1日 6時37分
新型コロナウイルスの新たな感染者が31日、全国で1500人を超えるなど感染が拡大する中、政府は、すでに医療機関などの対応に影響が生じているとして、各都道府県との連携で徹底的なクラスター対策に取り組み、感染の急速な増加を防ぎたい考えです。
新型コロナウイルスの新たな感染者は31日、東京都で463人、大阪府で216人、愛知県で193人と全国で1500人を超えて、これまでで最も多くなりました。
現在の感染状況について政府の分科会は、一部地域で感染拡大のスピードが増しており憂慮すべき状況だとしたうえで、新規感染者の継続的な発生や増加で、すでに保健所や医療機関などの対応に影響が生じていると指摘しました。
そして分科会の尾身会長は、想定される4つの感染状況のうち、東京や大阪などは医療提供体制への負荷が蓄積しつつある2段階目の「感染漸増段階」に当たるという認識を示しました。
政府は3段階目の「感染急増段階」や4段階目の「感染爆発段階」へと状況が悪化しないか、新規感染者や高齢の患者、重症者の数などの推移を注視し、状況の変化の予兆を見極めることにしています。
そして、各都道府県と連携し、感染防止のガイドラインを守っていない飲食店を利用しないよう呼びかけるとともに、こうした店舗に対する休業要請なども後押しするなど、徹底的なクラスター対策などに取り組み、感染の急速な増加を防ぎたい考えです。
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