中国 トランプ政権の「孔子学院」の管理強化に強く反発
2020年8月14日 19時48分
アメリカのトランプ政権が、中国語などの教育機関、「孔子学院」の管理強化を決めたことについて、中国外務省は、「両国の協力事業を意図的に傷つけるものだ」と強く反発し、対抗措置も辞さない姿勢を示しました。
アメリカのポンペイオ国務長官は13日、声明を出し、中国政府が、中国語や中国文化を教えるため、アメリカをはじめとする各国の大学などと協力して設置している「孔子学院」について、「中国の政治的な宣伝などを行い教育に悪影響を及ぼしている」として、外国の大使館などと同じ、外国政府の機関に指定すると発表しました。
これによって、「孔子学院」は、今後、運営資金などをアメリカ政府に届け出ることが義務づけられ、管理が強化されます。
これについて、中国外務省の趙立堅報道官は14日の記者会見で、ポンペイオ長官の声明は事実にもとづかない報告や報道を根拠にしているなどと指摘し、「両国の協力事業を意図的に傷つけるもので、強烈な不満と断固たる反対を表明する」と述べ、強く反発しました。
そのうえで、「アメリカは直ちに間違いをただし、両国間の正常な文化的交流への干渉をやめるべきだ。われわれはこの件で、さらに進んだ措置をとる権利がある」と述べ、対抗措置も辞さない姿勢を示しました。
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