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2016年2月26日金曜日

平川和之@紅楼夢

立派なご挨拶です。

おっしゃる通りです。同意します。同感します。

同じ釜の飯を食ったものには理解できる!


平川部長は63年、東京工業大学卒業です。

部長も、リストラ部屋へ押し込まれたが、学会の人脈、福岡県出身などが幸いして、職にありついたのだと思います。


シャープも大リストラです。

とにかく、中高年の生き残りは厳しい・・・

日経ビジネス
鴻海といえば、過去に失敗・とん挫した事業も数知れないが、今回の大型買収はどう出るか? http://fb.me/2dRtRtNKQ


平成24年度
イノベーションコーディネータ表彰

功労者賞 平川和之氏

企画・設計企業の創出とコーディネータの役割


●受賞理由
福岡が推進している「シリコンシーベルト福岡プロジェクト」の舵取り役となる初代システムLSI推進プロデューサーとして活躍するとともに、「福岡システムLSIカレッジ」の副校長、人材育成コーディネータとして、延べ8,800人を超える技術者を養成した功績が高く評価できる。


私は半導体企業の技術者として半導体産業の興隆期を経験し、コーディネータに就任してからは外からその成熟期を見てきた。半導体産業は常に量産化が話題になるが、設計面では長年マンパワー不足に悩まされた。しかし革新的なCADの出現が大規模LSI の設計を可能にした。その結果、電気系以外の技術者でもデジタル機器が設計でき、今や先端LSI そのものの携帯電話や液晶テレビでさえコモディティ化し、電子機器産業は成熟期を迎えている。特に海外企業では企画以外の業務を他企業に依頼し、製品を出荷するのが実態だ。つまり付加価値が製造から上流の企画、設計へ移り、小資本でも事業が可能になった。

ベンチャー企業は医療、農業等、市場規模が比較的小さくても今後電子化が期待できる市場を狙うべきである。一般にものづくりには計測、分析、試作、評価など、製品製造を支援する部門が必要だが、これらの部門は自社にない高度な技術が必要なことや、部門自体が脇役と見なされるなどの特徴があり、企業内でも事業意識が薄いように思える。事業環境の変化は、ベンチャーや小グループが大学や他企業の技術をLSI 技術と結合させることにより、脇役から応用分野へと事業を展開する契機となるだろう。

若いコーディネータに伝えたいこと
事業を成功させるには異分野の技術者、企業経営者、投資家など多くのパートナーと強い信頼関係を築くことが重要である。異分野の企業には事業方針や企業文化の違いがある。産業によっては、事業化まで10 年以上要するため、技術の優位性だけが連携の条件ではなく、連携先の企業文化を理解し、その上で事業計画を策定することが必要だ。経営者や資本家に事業計画を説明する際には、技術の説明より、開発工程の節目、例えばプロトタイプ完了時の目標値(性能、コスト等)を普通の言葉で語り、開発リスクや見通しなどを率直に、かつ誠実に話し合うことである。事業は当初の計画通りに進むことはまずない。途中で目的や目標が変わるのは普通のことで、パートナーとは日ごろ、率直に会話し、信頼関係を築くことがプロジェクトの危機を救うことにつながる。


平川 和之
(ひらかわ かずゆき)

元(財)福岡県産業・科学技術振興財団


略歴 / Career
1963年に大学の理工学部を卒業し、電気メーカーで技術者として働いた。退職後、(財)福岡県産業科学技術振興財団に移り、半導体設計産業の振興に携った。

その他 / Others
今振り返ると、どんな革新的技術であっても、約20年も経てば興隆期を過ぎ成熟する。成熟期の製品は差別化が難しく、陳腐化し価格競争が繰り広げられる。
外部機関から日本の大企業の技術者を見ると、多くは自分の狭い専門領域に閉じこもり、専門以外の知識や他の職種の経験に乏しく、産業の変化に追随できていない。技術者は在職中に一度や二度、自分の技術が陳腐化することを意識し、早い時期から職域を広げて、新しい産業を起こしてほしい。繰り返される大企業のリストラを他人事と見ないためにも。



コメント)

僕は翻訳業に転身した。

頭脳の大変革が必要でした。


翻訳家の仕事は大変です。日英、英日

英語の本、日本語の本の両方の多読と精読が必要です。

さらには出来る限り広範な知識が必要です。

そして、稼ぐのは難しい。好きじゃないと、できません。


翻訳業じゃ、生き残れないと判断して、クリエイター業に転業しました。

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