シンガポール GDP 四半期では最大の落ち込み コロナ影響など
2020年7月14日 14時59分
シンガポールのことし4月から先月までのGDP=国内総生産は、去年の同じ時期と比べマイナス12.6%となりました。これは新型コロナウイルスの対策として経済活動を制限した影響などによるもので、四半期として、データを確認できる1976年以降、最も大きな落ち込みとなりました。
シンガポール貿易産業省が14日発表したことし4月から先月までの第2四半期のGDPの伸び率の速報値は、去年の同じ時期と比べマイナス12.6%となりました。
マイナス成長となったのは2期連続で、マイナス幅はリーマンショックの影響が広がった2009年の第1四半期のマイナス7.7%を上回り、四半期として、データを確認できる1976年以降、最も大きな落ち込みとなりました。
これは、政府が感染拡大を抑え込むために行った経済活動や外出の制限による影響や、世界的な需要の落ち込みなどによるものです。
GDPを業種別にみますと、建設業がマイナス54.7%、観光業や飲食業などのサービス業がマイナス13.6%となっています。
シンガポール政府は、ことし1年間のGDPについて、前の年と比べマイナス4%からマイナス7%になるという予測を示しており、1965年の建国以来、最も大きな落ち込みになる可能性があります。
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