世界のコロナ感染者1500万人を超える 増加ペースさらに加速
2020年7月23日 4時58分
世界の新型コロナウイルスの感染者が累計で1500万人を超えました。感染者の増加のペースはさらに速まっています。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の累計は、日本時間の23日午前3時の時点で、1501万6440人と、1500万人を超えました。また、亡くなった人は61万人に上っています。
ことし1月14日、WHO=世界保健機関が、原因不明の肺炎の患者から新型のコロナウイルスが検出されたと発表して以降、感染者は最初に報告のあった中国以外でも増え続けました。
感染者が500万人に達したのは5月21日で、WHOによる最初の発表から4か月余り後でした。
そして、1000万人に達したのは6月28日で、1か月余りで500万人増加しました。その後、増加のペースはさらに加速し、1か月足らずで1500万人を超えました。
特に今月は、新たに報告される1日当たりの感染者数が過去最多を更新する日が相次ぎ、16日には25万人を超えました。
世界で、とりわけ感染者が多いアメリカやブラジルなどでは、経済活動を再開させたあと、感染が拡大していて、WHOのテドロス事務局長は13日、「多くの国が誤った方向に向かっている。指導者たちが出す一貫性のないメッセージは、あらゆる対策の最も重要な要素である、信頼を損なっている」と述べ、対策を徹底しなければ事態はさらに悪化すると強く警告しました。
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